双子の姉妹の可愛らしく騒ぐ姿が見てて楽しくてしょうがない。長月みそか『少女素数』第１巻

長月みそか『少女素数（しょうじょそすう）』第１巻
「中学生になったばかりの双子の姉妹・搗栗（かちぐり）あんずと搗栗すみれ。ハーフの彼女たちは、容姿も性格も違うけど、とっても可愛らしく、いつも揃って大騒ぎ。大好きなお兄ちゃんや友達たちと過ごす日常は、ただそれだけでキラキラと輝いて・・・」
芳文社-------------まんがタイムKRコミックス------------2010年--------590円

「HR」の長月みそか氏の新作「少女素数」の第１巻が出ました！　今度も可愛い少女たちの魅力を満載した素晴らしい作品です。

ここまでデレたなら住吉さん一択でいいんじゃねーかと思われ。藤原里『にゃんこい！』第5巻

藤原里『にゃんこい！』第5巻
「クラスの友達や片恋相手の水野楓たちとともに近所の夏祭りに行くことになった高坂潤平。そんな彼が気になる幼馴染みの住吉加奈子は、浴衣姿に気付いてもくれないことにやきもきする。そんな時、腹黒な桐島朱莉（あかり）の策略で、こんなところで猫の願いを叶えるハメになった潤平は、加奈子と一緒に行動することになるのだが・・・」
ソフトバンククリエイティブ---------フレックスコミックス-----------2010年-----560円

猫の願いを聞いてあげなければならない呪いにかかった少年のドタバタラブコメ第５巻。
アニメの方の『にゃんこい！』もかなり好評だったようですね。私はほとんど見てませんが、見た回は楽しめました。今度通しで観てみたいなー。
５巻の方は、夏休みのお話となります。それも、潤平が好きな女の子・水野の方じゃなく、幼馴染みで元ヤマンバギャルのツンデレ少女・加奈子の方がメインです。

芸で身を立てる少年とそのパトロンの話と、２組の貴族の話。二冊同時発売。あき『花祭（はなまつり）』と『A・D 天使の嘘』

あき『花祭（はなまつり）』
「芸を持つ少年たち『花』のパトロンとなる道楽『花選び』の集いである花祭に行くことになった皇財団の跡継ぎ・皇長慶（すめらぎながよし）は、そこで目を奪われるような舞を舞う少年・藤若に会う。藤若を欲した長慶だが、プライドからそれを申し出ることはしなかった。だが、ほどなくして彼の元にその藤若本人が訪れ、自分を買って欲しいと言うのだが・・・・」
リブレ出版--------ゼロコミックス----------2010年-------------600円

繊細かつ印象的な素敵な作画と軽さとシリアスのバランスが絶妙な話で魅了するあき氏の新作単行本が２作品同時に発売になりました。まずは『花祭』から。

発明したアイテムで未来の姿に変身するのは好きな人のためだけど・・・。針玉ヒロキ『クロスチェンジャー』

針玉ヒロキ『クロスチェンジャー』
「中学二年生ながら天才少年の天佑（てんすけ）は、自分で発明したタイムモーターシステムを使って、大人の姿に変身して、自分の会社・総合商社アイアンアームズの社長・零人（レイド）として活躍していた。それもこれも、幼馴染みの女子高生・唯に振り向いて欲しいがためのことだった。だが、大人の魅力を持つ秘書の花憐（カレン）に誘惑され・・・」
講談社------ヤンマガKC-------2010年--------552円

商業誌に同人誌にゲームにアニメに活躍する針玉ヒロキ氏のSFアクションラブコメ。連載は「別冊ヤングマガジン」と「月刊ヤングマガジン」。
前半と後半で作品は「REIDO編」と「RENGE編」に別れています。
タイムマシンを作ろうとして出来てしまった、「未来の姿」を実現化するアイテムを発明し、子供でありながら大人の姿で大会社の社長として働く少年と、お金を得るため年齢を偽って働く少女の話が「REIDO編」。
未来を変えるために現代にやってきた少女・蓮華の話が「RENGE編」。どちらも同じ世界の話というか、同じ家族の話。

搾乳されて母乳浣腸！ 爆乳の人妻音楽教師と娘が快楽に堕ちる。琴義弓介『組曲 蜜乳2』

琴義弓介『組曲　蜜乳2』
「危険な生徒・神宮寺によって母子ともども酷い凌辱を受け続ける音楽教師の牧原こずえとさくら。その場面を見た男子生徒・星野ハジメは、想いをよせるさくらを救うため、学校の裏サイトを利用して神宮寺たちを告発しようとする。しかし、星野の歪んだ想いは生徒たちを暴走させ・・・」
コアマガジン-------ホットミルクコミックスシリーズ318-------2010年----1050円

美人の巨乳音楽教師とその娘が、冷淡で危険な生徒によってやられてしまう琴義弓介氏の「組曲蜜乳」の第２巻。
２巻では、さくらに想いを寄せる生徒・星野ハジメが、さくらを救おうと暴走していきます。

将軍と呼ばれる医師にまさかの癒着の疑惑が・・・。高遠るい＆海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』

高遠るい＆海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』
「東城大学の神経内科の医師として働く田口は、リスクマネジメント委員長としての仕事も担っていたが、彼のもとに院長から一枚の告発文を渡される。それは、『将軍（ジェネラル）』の異名を持つ、東城大学ICU部長・速水晃一（はやみこういち）の、企業との癒着を告発するものだった。速水の性格を知るがゆえに、信じられない思いで動き出す田口だが、それはこの病院の負の構造の罠となり・・・」
宝島社---------Wonder Land COMICS--------2009年---------460円

緊急救命センターを扱った海堂尊氏の小説シリーズの一冊です。「チーム・バチスタの栄光」は知ってましたが、その続きにあたる話らしい。映画になったもので、たぶん、映画公開と合わせて描かれたものだと思います。

話題の「羣青（ぐんじょう）」、ふたつの「ヴァルキュリア」、いまいちな「ハチワン」などなど。最近の少年漫画20100307

最近読んだ少年漫画・青年漫画です。



中村珍『羣青（ぐんじょう）』上巻
「高校からの知人に暴力を振るう夫を殺してもらった女。その代償は、同性愛者の彼女に自分を体を差し出すことだった。２人は車に乗り、ともに逃げ続けるのだが・・・」
小学館--------IKKI COMIX--------2010年---------880円

もとは「モーニングツー」で連載していたレズの殺人犯たちの逃亡劇。キリキリするようなキツい状況の中で、内面をぶつけ合う本気の応酬が熱い。一種のロードムービーです。少し才気走った空回り感がないでもないですが、一歩引く前にのめり込んで一気に読むことをお薦めします。

才能あるがゆえに本気になれなかった少女がより才能ある少女に出会ってしまい・・・。太田モアレ『鉄風（てっぷう）』第１巻と２巻、同時発売

太田モアレ『鉄風（てっぷう）』第１巻
「高校に入学して間もない女子高生・石堂夏央（いしどうなつお）は、身体能力の高さゆえに何事にも退屈していた。しかし、総合格闘技をやる同級生・馬渡ゆず子（まわたりゆずこ）のあまりの天真爛漫さに不快感を憶えた夏央は、ヘコませようと絡むのだが、ゆず子もただ者ではなかった。逆に暗い闘志を沸き立たせた夏央は、彼女と渡り合うため本格的に総合を習いはじめる・・・」
講談社--------アフタヌーンKC--------2010年-----------552円

「good!アフタヌーン」で連載されている女の子たちの格闘技漫画「鉄風」の単行本が発売されました。１巻と２巻の同時発売です。
身長と能力が高くて他人を見下し退屈して生きていた主人公・夏央が、対等どころか、あっさり上回る力を持つ存在を知り、それを倒したいがために総合格闘技の世界に入ってくる、というお話。

刀を使わない流派・虚刀流の剣士のもとにやってきたのは・・・。西尾維新『刀語（カタナガタリ）』第一話 絶刀・鉋

西尾維新『刀語（カタナガタリ）』第一話　絶刀・鉋（ゼツトウ・カンナ）
「かつて大乱の時に活躍した虚刀流の遣い手・鑢六枝（やすりむつえ）。彼は20年前に家族とともに無人島へ島流しとされたが、その不承島へ１人の女が訪ねてくる。奇策士を名乗るその女・とがめは、すでに死んでいる六枝の代わりに、息子の鑢七花（やすりしちか）に対し、天下に名高い刀鍛冶・四季崎記紀の残した12本の刀を集めるため手を貸せと言う。それは虚刀流の者にしかできない仕事なのだと、その理由を語るのだが・・・」
講談社--------講談社BOX--------2007年-------980円-----イラスト/竹（take）-----題字/平田弘史

アニメ放映中の「刀語」の原作小説を読んでみました。とりあえず第一話。
パラレルな時代劇ものといいますか、架空の江戸時代みたいな世界観の中で、刀を使わないという無茶な剣術の流派、虚刀流の剣士が、野心を秘めた謎の多い美女に力を貸して、奪われた最高かつ最凶の異能の剣を取り戻す旅に出る、という話。

紅葉の上司・山吹さんがついに怒って地上にやってくる・・・。助野嘉昭『貧乏神が！』第6巻

助野嘉昭『貧乏神が！』第6巻
「過剰な幸福エナジーを制限する仕事をまかせた貧乏神・紅葉が、ぜんぜん期待通りの仕事をしないため、貧乏神界の長老たちから注意を受けてしまった紅葉の上司・山吹。怒った彼女は、ついに人間界に降り立つのだが、エナジー回収よりも先に説教しはじめてしまう。しかし、桜市子の不用意な発言は、彼女を本気にさせてしまい・・・」
集英社-----ジャンプコミックスSQ-------2010年-----438円

「ジャンプSQ」で連載中のオモシロ貧乏神漫画「貧乏神が！」の第6巻です。
この巻には、プリクラの話、ボビーの浄心、水泳勝負、山吹の降臨、番外編として紅葉の貧乏神仲間の襲撃、といった話が収録されています。
相変わらず面白い漫画ですね。非常にバランスがよく、スマートでかつ王道といいますか。絵もかわいいし、キャラも活き活きとしてます。