貞子派ならば読め！むさぼるように読め！東村アキコ『きせかえユカちゃん』第６巻

『きせかえユカちゃん』読んどきました。とりあえず、手持ちの６巻を。



東村アキコ『きせかえユカちゃん』第６巻
「今日も今日とてユカが逝く。あいかわらずのユカちゃんとその仲間は、相変わらずの非常識言動でお楽しみ。今回はヒゲオヤジの洋食屋が雑誌に掲載されてポイントアップしてるというのに、スグルは正社員になるどころかバイトをクビに。ユカちゃんは逃げたスグルを呼び戻すために・・・。超爆ハイテンション大人小学生のドレッドノート級日常生活コメディ。番外編と読み切りの『失恋ナビゲーション』もあります」
集英社-----りぼんマスコットコミックスクッキー-----2004年----390円

なんか説明が少し的確じゃないかもしれませんが、この巻は貞子・ヒゲ・スグルの話がメインな感じです。
もー、この漫画の可愛オカしいキャラクターたちのなんと愛らしいこと！　自分は「貞子派」かつ「真澄派」なんですが、それで「貞×ヒゲ」カップリング推奨中！　ああ、でもヒゲのヘタレ振りが～。タイミング悪いところが同情を誘う。この漫画の中では押しの弱い人は幸せにはなれないというのですか？

「蟲師」の作家が昔描いた短編を集めた初期作品集。漆原友紀『バイオ・ルミネッセンス』

漆原友紀（志摩冬青）『バイオ・ルミネッセンス』
「虫師の少年キクは、ある家の少女・なつめについた疳虫（かんむし）を治療する事になるのだが、なぜか母親はこのことに無関心だった。しかも、なつめは治療に消極的だった。その原因とは・・・」
ラポート--------ラポートコミックス---------1997年-------530円

漆原氏がまだ「志摩冬青（しまそよご）」というペンネームで描いていた頃の作品を集めた短編集。
数ページという短めの作品が多くあります。その中で「虫師」という、まんま「蟲師」の原形となった作品もあります。

俊才！ 高野宮子の描く、恋と愛と能天気。高野宮子『愛の人』。

高野宮子『愛の人』
「角田圭介は運命の女を求めるロマンチストながら、女運があまり無い。それというのも義理の妹・麻子が圭介を好きで、邪魔したり誤解されたりするからなのだが・・・。『運命の人』他６編の恋愛短編集。」
新書館-------ウィングスコミックス。2000年。520円

いまさら高野宮子氏を紹介するのに『愛の人』は古かろうかと思われますが、大好きな一冊なので。
少し嬉しく、少し悲しく、そして少しノーテンキ。そんな心地よい恋愛がつまってます。

「このプラモはいいプラモだ」マスターグレードギャンのプラモが発売。ケロロ効果か？

アキバblogさんで話題になってて知ったのですが、『ケロロ軍曹』でも登場した「マスターグレードギャン」をバンダイがプラモにして発売したみたいです。

ＭＧギャン発売　「気合い入りすぎですよ」
http://www.akibablog.net/archives/2006/05/post_544.html




ケロロ効果というより、吉崎観音氏の予知能力が発揮されたのか。

『げんしけん』（木尾士目）の最終回が掲載されています。『アフタヌーン』2006年７月号

最新号の『月刊アフタヌーン』に、四年にわたって連載されたオタク視点漫画『げんしけん』の最終回が掲載されました。



『アフタヌーン』2006年７月号
講談社---------2006年-------650円
ああ、表紙から真のヒロインたる荻上さんが押しのけられてますよ！

＞『げんしけん』最終回
とうとう最終回です。笹原入学からその卒業までのオタク学生生活をあますところなく楽しませていただきました。いやはや、面白かったです。はじまった当初、漫画の視点がなかなか斬新に思えたのは、オタク生活者としてのリアリズムというか、そういったところじゃないかと。パロディ化されすぎてないというのがよかったですね。
そういや、漫画内での架空漫画である『くじびきアンバランス』が、今度は本格的なアニメ化だそうです。秋から。すでに『げんしけん』のアニメの中で少しだけアニメ化されてたわけですが、しっかりやるみたい。
あれ？　本編たる『げんしけん』のアニメの続きは？

チンチン見たいってなら思う存分見せてやるぅ！！ 東鉄神『ふたりでできるもん』

東鉄神『ふたりでできるもん』
「大学の後輩に、飲み会での勢いからオナニーを見せてやる、と言い放った一人暮らしの学生・よしのりだが、よもやそれを真に受けて美人の後輩・柏木さんがやってくるとは思わず、戸惑ってしまう。しかし、彼女が傷つき帰ろうとしたのを思わず引き止めて、結局見せることになったのだが・・・」
ワニマガジン社--------ワニマガジンコミックススペシャル------------2008年----------940円

そのエロさはどこへ出しても恥ずかしくないレベルはある東鉄神（あずまてっしん）氏の描く、ラブラブでHな18禁漫画です。
収録作品は、「ふたりでできるもん」が５本、「ご奉仕メイド真理子さん」「チェリー♥パイ」「個室の花園」「資料室での秘密」「ボクの家庭教師」「またお越し下さいませェ♥」の11本です。

知的な美人大学生が積極的に性交をする意味とは？ 砂『FEMINISM SEX MACHINE（フェミニズムセックスマシーン）』

砂『FEMINISM SEX MACHINE（フェミニズムセックスマシーン）』
「バイトでキャンギャルをするT大法学部の学生・廣瀬涼子。彼女は独自の哲学から、女は売春婦と色情狂に二分されるとし、『趣味』でセックスをする色情狂としての生き方を自ら選ぶのだった・・・」
太田出版-----------太田コミックス--------2000年---------1000円

砂（すな）氏の描く哲学的ともいえるテーマと卑猥さの極地を行くようなドギツク鮮烈なハードエロスの漫画です。
収録作品は「キャンペーンガール涼子」「キャンペーンガール」「セクスパレイト」「ハーモニープレイ」「BOXES」「まわりみち」「ピアシング」「探偵」の八本。

オタクのサラリーマンが挫けたりへこんだり頑張ったり酷い扱い受けたり。よしたに『ぼく、オタリーマン。』１巻と２巻

よしたに『ぼく、オタリーマン。』（第１巻）
「オタクだけどSEとして頑張ってる作者。そのオタクでサラリーマン=オタリーマンとしての社会人生活を描く！」
中経出版---------2007年-------952円

もともとHPで公開していた漫画が、単行本になったもの。累計1500万ヒットという大人気のサイトさんで、全部フルカラーの漫画です。
主人公は作者よしたに氏。作者さんはオタクだけど、会社ではSEとして頑張ってるのですが、やはりオタクなので、それなりの言動にそれなりの扱いを受けるという話。

弐瓶勉の新連載とワダアルコの読み切り。『ウルトラジャンプ』2006年6月号

『ウルトラジャンプ』の2006年６月号で、弐瓶勉氏の新連載『バイオメガ』がはじまりました。「メガストラクチャーSF」ともいうべき独自の世界観を作り上げた弐瓶氏ですが、今度の『バイオメガ』は、あの東亜重工がまだあった時代の話です。世界観がずっと繋がってるわけですが、いっつも重要なものとして東亜重工がでてきますね。「東亜重工年代記」とでもいえばいいのか。



『ウルトラジャンプ』2006年６月号
集英社-----2006年------560円

弐瓶漫画は説明し辛いので説明しませんが、『バイオメガ』では『ブラム』でも出たあの凄い銃が出ますよ。銃で武装し、とんでもないバイクに乗った凄腕工作員が暴れ回ります。

細くしなやかな肉体が快楽を味わう姿を描く。寄生虫（よりうむし）『魅せられた狩人』

寄生虫『魅せられた狩人（みせられたかりゅうど）』
「母を亡くし、父と暮らしていた中学生の唯は、父が事故で入院したため、叔父のところでお世話になることになった。しかし、ある時食事に薬を盛られ、眠ってしまった彼女が目覚めると、自分が縛られ服を脱がされていることに気付く。叔父はそんな彼女を絵筆でじわじわと責め始めるのだが・・・」
モエールパブリッシング-------MMコミックス--------2008年---------952円

幼くスレンダーな美少女たちが、快楽に飲み込まれていく姿を描く作風で知られる寄生虫（よりうむし）氏の単行本です。寄生虫氏の寄生虫名義の新刊は20年振り近いそうです（増田晴彦名義は出てる）。