高品質な一冊！ お気に入りはたるんだお腹で頑張る母親の樽ドルさん。『COMIC失楽天』2012年 vol.09（快楽天2012年3月号増刊）

『コミック失楽天』2012年 vol.09（快楽天2012年3月号増刊）
表紙・巻頭カラー・いーむす・アキ「さきっぽレッスン」
イノウエマキト「ホロウ・ハート」
メメ50「責任シンドローム」
灰司「酔い痴れ者」
終焉「SWEET HOME」
東西「引越しこしこ」
にくたま「むねコン」
奇仙「あお・かん」
ＲＡＩＭＯＮ「スウィートホワイトデート」
まるキ堂「発情センセイ」
まりお「ふたりのシゴト」
コテング「絶頂マウンテン」
巻中カラー・orico「キッチン」
竜太「樽ドルマスター」
MON-MON「スマホDOLL」
戦闘的越中「Play Dirty」
ワニマガジン社------------2012年-------------390円

「失楽天」の3月分です。表紙はいーむす・アキ氏。

この作家さんはほんと昔から人前で恥ずかしいことする話に偏ってますね。どれもが素敵シチュ。すえひろがり『タイムマシン』

すえひろがり『タイムマシン』
「OLの比奈子はある夜、呼び鈴が鳴るので出てみると、そこには裸の女の子がいた。彼女は隣に住む和久石家の兄弟が彼女を誘うため送ってきた少女だった。実は少し前に和久石の兄弟には、マンション内で彼氏とエッチしていたのを見られていて・・・」
コアマガジン----------ホットミルクコミックスno.95--------1999年----------1000円

すえひろがり氏の初期の作品集。露出調教の大家は、はじめっからこういう質の高い作品を作っていたのです。
収録作品は「冬の光」「姫はじめからはじめよう」「子供は未来からの留学生♡」「Strip Me」「含羞の手紙」前後編、「NIGHT SWIMMING」「Qruel to be kind」「彼女の一日」の9本。掲載は「ホットミルク」（古い方のホットミルク）、「パピポ」「ショタキング」など。

失踪した姉の手がかりを求め、少年は弓矢を使って霊と戦う弓導士になった！ あまのあめの『弓導士』第１巻

あまのあめの『弓導士』第１巻
「高校に入学した神道悟（しんどうさとる）は、失踪した姉・幸（みゆき）の手がかりを求めて彼女が所属していた弓道部の弓道場へと向かう。そこで出会った先輩・要弓子（かなめゆみこ）に弓を引いてみないか、と言われ、手ほどきを受けている最中、悟は不思議な空間へと飛ばされてしまう。そこは弓導士と霊弓士が戦う神道界と呼ばれる場所で、悟は弓導士としてこの戦いに巻き込まれていくことになるのだが・・・」
アスキー・メディアワークス------------電撃ジャパンコミックス----------2012年-----------570円

エロ漫画家の天野雨乃氏が、ペンネームをひらがなに変えて一般向け漫画を描いた「弓導士」の第１巻が発売になりました。弓を使って霊と戦う異能系アクション漫画です。連載はweb雑誌の「電撃コミックジャパン」。巻末には、前に「コミックREX」に載った読み切り作品「残心」（掲載時は「ZANSHIN!」）も収録されています。これも弓道ものの短編です。

身近な女の子がこんなエッチな下着着てたら大興奮だよな〜。『快楽天BEAST』2012年3月号

『COMIC　快楽天BEAST（ビースト）』2012年3月号
表紙・Hisasi「生チョコtasty!」
FCT「エロイイコト」
駄菓子「今宵めしませ」
さめだ小判「にゃんにゃん☆しーsee」
魚ウサ王「マフ裸ーの女の子」
ぴょん吉「おしごと♥ひめごと」
悠木しん「ハプニングライブラリー」
みくに瑞貴「リッスン∞レッスン」
八十八良「お見合いオーバーラン！」
飛龍乱「さくらめんと」
じっぷ「放課後ばいぶれーしょん」
まこと大吉「奈々ちゃんどれい宣言」
高津「うらはらチャンス」
ワニマガジン社---------------2012年----------------390円

「快楽天ビースト」の3月号です。バレンタインということで、チョコまみれの女の子が表紙。Hisasi氏の絵です。巻中カラーで漫画もあります。

漫画家生活十年の軌跡。短編・イラスト・おまけ漫画まで全部集めたごっちゃ煮短篇集。森薫『森薫拾遺集』

森薫『森薫拾遺集（もりかおるしゅういしゅう）』
「とある屋敷に注文をとりにきた仕立屋で働く少年ジム。しかし、入った途端天井から飛び降りてきたメイドのゼブラと執事のタチカワは、彼のことを『旦那様』と言い出して・・・」
エンターブレイン------------ビームコミックス-----------2012年----------620円

「エマ」「乙嫁語り」の森薫氏の短篇集です。漫画の他に、今年で10周年となる漫画家生活の中で描かれた細々としたものを集めてあります。メイドにバニー、人妻、女学生、といった作者の趣味全開の内容です。

非日常のような日常のような。けど可愛いならいいじゃないか！ 村山慶『セントールの悩み』第2巻

村山慶『セントールの悩み』第2巻
「叔母に連れられて家に遊びにきていたまだ小さい従姉妹の紫乃の面倒を見ていた姫乃は、彼女を連れてアイスを買いに行く。その途中、同級生の翼人・真奈美が三つ子の妹たちを連れて歩いてるのに出会う。公園でアイスを食べる彼女たちだが、『ちゅー』をするかしないかが話題になり・・・」
徳間書店-------------リュウコミックス------------2012年-------------590円

3月19日にリニューアルする「コミックリュウ」で連載していた「セントールの悩み」の第２巻が早くも発売。休刊中に出たアンソロジー「けもも」に掲載された話の分が収録されているからなんですね。あと「リュウ」のwebサイトで公開された話も収録されています。
亜人種が普通に現代生活を送っているという世界が舞台で、人馬の姫乃をメインに少女たちの日常を描きます。

日常に非日常がなじんだ世界で語られる身近な感じの人々の営み。九井諒子『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』

九井諒子『竜の学校は山の上　九井諒子作品集』
「魔物の出現に悩まされる小村。そこに数年前に村を出て、魔王を倒した勇者が戻ってきた。だが、こんな僻地の村では魔王が倒されたことの恩恵もなく、村人たちは勇者に対して不満を漏らしたりもするのだった。勇者と村の知り合いだった男は再会して彼と何気ない会話をするのだが、勇者にもまた煩悶があるようで・・・」
イースト・プレス-----------2011年-------1000円

去年、ちょっと話題になった九井諒子氏の単行本「竜の学校は山の上」を読みました。ファンタジーやSFの設定でありながら、従来のような視点ではない物語を描く作品です。積んでたけど、やっと読めた。そして積んでたことを後悔しました。面白いです。
収録作品は、「帰郷」「魔王」「魔王城問題」「支配」「代紺山の嫁探し」「現代神話」「進学天使」「竜の学校は山の上」「くず」「金食い虫くん」の10編。

「ユニコーンの乙女」「暴想処女」「わさびアラモードっ！！」など。最近読んだ少年漫画20120211

最近読んだ少年・青年漫画をまとめて紹介します。



青木邦夫＆水野良『ユニコーンの乙女』
「大陸の西、ラムリアースにあるユニコーンの森には森を守るための森林衛士（ウッドレンジャー）たちがいた。そのひとり女衛士のジュディスは、ある日、森の中の泉でとんでもないことをした魔術師と遭遇する。彼女はユニコーンのアンウェンとともに逃げてしまった魔術師を追うのだが・・・」
富士見書房---------ドラゴンコミックス------------1996年----------880円

「ロードス島戦記」の水野良氏がソード・ワールドRPGの世界観で描く短編「一角獣の乙女」のコミカライズです。作画は十六夜清心名義でエロ漫画も描く青木邦夫氏。
印象的な短編を見事にコミカライズした作品です。そもそも、原作が水野良氏の作品の中でも良い方のものなので原作もオススメできます。富士見ファンタジア文庫の「レプラコーンの涙―ソード・ワールド短編集」の中に入っています。

今度はくるりさんがヒラリさんの体で目覚めてしまい・・・。彩画堂『くるりさんとヒラリさん』第2巻

彩画堂『くるりさんとヒラリさん』第2巻（完結）
「OLの森川ヒラリは飲み会の帰り道、事故にあって近くを歩いていた山田くるりとぶつかってしまう。だが、これによってどういうわけかヒラリの意識はくるりの中へと入ってしまっていた。しかも、おとなしく気弱なくるりは、これまでに性体験も無くオナニー三昧なのに、ヒラリの方は一日一回エッチをしていたほどのエッチ好きの女性で・・・」
双葉社------------アクションコミックス-----------2011年-----------600円

彩画堂氏の「くるりさんとヒラリさん」の２巻目です。エロ水着の二人が表紙。
二心同体から、今度は二人の心が入れ替わってしまいます。いままでと同じく２巻で完結でした。

「佐藤くんと田中さん」「ライトノベル」「平台がおまちかね」など。最近の少女漫画20120209

最近読んだ少女漫画・レディース漫画です。とはいっても、実は少女漫画はあまり読まなくなってきたので、半年前くらいのも。



高河ゆん『佐藤くんと田中さん　-The blood highschool』第１巻
「高校生の田中美咲は祖父から伝わる『吸血鬼に気をつけろ』という家訓を守っていたが、ついに先月転校してきた男子生徒・佐藤くんが、吸血鬼なんだと確信する。問い詰める田中さんに、佐藤くんはバカにした返答をするのだが、家に呼ぶと実は祖母の文子と彼は知り合いだということがわかり・・・」
一迅社------------ZERO-SUM COMICS------2011年----------552円

高河ゆん氏による久々の新作。吸血鬼ものです。もともとは「アルカナ」の吸血鬼ネタのアンソロジーで描いた作品がもとになっているとか。
吸血鬼モノの一般的なイメージとは程遠い、庶民派というかグダグダな吸血鬼・佐藤くんが、彼を目の敵にする少女・田中さんに付きまとわれたりなんなりという話。
ああ、もう、なんだこの人間臭い吸血鬼は！　てか、吸血鬼なのに過去に振られた彼女との間の娘がやってくるとか、吸血鬼ものとしていろいろ間違ってるゾ！？