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管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。 リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。
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待ちに待った『ラル・グラド』の第一巻が出ました。すべては乳のために!

ラルグラド第1巻_小畑健

小畑健&鷹野常雄『ラルグラド(ラルΩグラド。RalΩGrad)』第1巻 Promise

「人間の住まう光の世界へと出現するようになったカゲと呼ばれる存在たち。その襲来によって滅びようとしていたスフェライト王国の地下には、産まれた時にカゲのブルードラゴン・グラドと共生することになった少年ラルが捕われていた。カゲにその能力を使わせないためにずっと光のある場所に出た事のなかったラルは、無垢な心と純真でひた向きな想いから、彼を育ててくれたミオ先生を筆頭に、この世の、女の乳を揉むため、いや、女を守るために、カゲを率いる闇女王(オプスキュリア)のビラを倒そうと旅に出るのだった・・・」
集英社----編集/ホーム社----ジャンプコミックス---2007年----390円

XBOXのゲーム『ブルードラゴン』(キャラデザは鳥山明氏)の漫画化作品。作画が『DEATH NOTE(デスノート)』の小畑健氏。
何も知らずに闇の中で育った少年ラルと、その教育係であった女性ミオが、人間世界を危機にさらしている二次元的生命体である「カゲ」を倒すために、闇女王ビラを倒そうと旅をします。少年ラルには強力なカゲであるブルードラゴンのグラドが共生していて、ラルに敵を倒す力を与えてくれます。
カゲは人などの影の中に潜む従属的な「寄生型/ファースト」、その生き物と同化した支配的な「侵食型/セカンド」、他のカゲなどと融合し強大な力と高い知能を手に入れた「増殖型/サード」がありますが、ラルとグラドはそのどれでもない「特殊融合/フレンド」という状態にあり、互いに協力しあって戦うことになります。

「俺はカゲをやっつける それができたらミオは俺に女を教える」

地下の牢獄の闇の中で、何かを見ることも人とふれあうこともなかったラルは、まったく産まれたばかりのような無垢さで行動しますが、「女」というものを知らなかったため、教育のためずっと会話をしていた人間であるミオ先生が、自分と違う体をしていることに興味を持ち、ビリリっと服を破いて確認してしまいます。さらには大胆かつ遠慮のない手つきで、こう、もみもみ、としてしまうのです。
ラルのぎこちないながらもその必死な動きにミオ先生もいつしか興奮してきて、思わず甘い声が漏れ出てしまうのだった、はぁはぁ・・・・・みたいな展開が、あの『週刊少年ジャンプ』紙上で繰り広げられてしまう、驚異の新連載。

「ちょっ・・・これ完全にラルの趣味でしょ!!」

しかも、『ヒカルの碁』『DEATH NOTE(デスノート)』という超ヒット作品を生み出し、大作家先生という上位存在となったあの小畑健氏が、惜しげも無くその実力を注ぎ込み、裸体やおっぱいを思う存分描き出している(さらには女はべらしたり、裸エプロンだったり、裸添い寝だったり、乳を掛けた対決だったり、ベッドでならいいとかだったり)という衝撃的な作品。
話の展開や方法論は、今のジャンプ的なものそのもので面白く、原作の予備知識などがなくても冒頭や所々にある解説で理解できて、スムーズに話についていけます。

「胸に極上の蜜を塗って楽しみに待っている」

ラルはミオ先生、そして城に捕われていた寄生型のカゲを持つ少女アリアを連れて旅に出ます。目的地は元カビル国のジャギル城。そこに闇女王ビラがいます。ビラは「美」を好み、それを至上のものとし、さらには他のカゲにまでそれを押し付けます。そのことに不満を持つカゲはいくつかいたのですが、その中のひとりがブルードラゴンのグラドだったようです。グラドの目的はラルとともにビラを殺し、闇の世界を元に戻すことです。そのためビラは次々と刺客を送りますが、ラルたちはそれを倒しながら、ビラのもとへと向かうのでした・・・。
はじめ向かうのはストラ姫のいるストラ城。そこではカフカという寄生型のカゲを持つ男が姫を守っています。そしてその姫は乳を勝った方に揉ませるといってカフカとラルを対決させようとするのですが・・・

『週刊少年ジャンプ』がどんどんHなものを取り入れ、エロ方面での力を増していたのは気づいていましたが、『toLoveる』(矢吹健太朗)とともに、よもやここまでやるとは、と思わせた作品となりました。いや、これらの前にやってた『いちご100%』もかなりらしいけど、実は途中までしか読んでないので、いきなりこんなの来て吃驚はした。(うーむ、やはり『いちご』も読まないとだめだな~)
そもそも、『ジャンプ』がエッチなものをより積極的に使いはじめたのは、『週刊少年マガジン』に対抗してのことのようにも思えます。基本的に『ジャンプ』はファンタジー系、『マガジン』はリアル系、という傾向がありましたが、『マガジン』側がファンタジー路線の導入・「H・スケベ」なものを強化をより進め、売り上げを伸ばしたことで、『ジャンプ』側が対抗策として、Hなものを強めた、という流れなのでは? ホントかどうかわかりませんが。

ともかく、『ラルグラド』は面白いので注目すべきかと。

  

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参照サイト
ブルードラゴン公式
http://www.mistwalker.info/bd.html
ブルードラゴン公式
http://www.bluedragon.tv/
週刊少年ジャンプ公式
http://jump.shueisha.co.jp/home.html

この記事もどうぞ。
なってやるマンガ家に! 少年たちは夢に向かって駆け上る。小畑健&大場つぐみ『BAKUMAN(バクマン。)』第1巻 夢と現実
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/791/
デスノコンビの小畑健&大場つぐみが送る新作「バクマン。」がはじまる。『週刊少年ジャンプ』2008年37・38合併号
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/523/

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