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管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。なるべく毎日更新していきます。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロだとエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでもなんでも扱います。基本的にはなんでも読む、と思ってましたが、現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『コミックメガストアα』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『真激』『バスターコミック』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『コミックスピカ』『BIRZ』という、オタ傾向はあります。最近、ラノベはかなり少なめ、エロ漫画はかなり多め。 リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。
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この記事で700個目の記事となります。せっかくなので、700個目記念として、特に注目すべき作品をご紹介。私に多大な影響を与えた作品『攻殻機動隊』です。

攻殻機動隊01_士郎正宗

士郎正宗『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』

「2029年の日本。新設された治安組織・攻殻機動隊を率いる草薙素子は、数々の犯罪を暴く中、奇妙な天才ハッカー・人形使いと出会うのだが・・・」
講談社----------------ヤングマガジンKCDX------------1991年---------1020円

紹介文が意外と書きづらいですね。士郎正宗氏の傑作SF。アニメ化・小説化されたりもしていますが、原点はこれ。
科学技術が非常に進歩し、ネットが世界を覆い、肉体は機械へと代わるようなった近未来。企業集合体国家となった2029年の日本を舞台に、公安9課「攻殻機動隊」の面々が未来的犯罪に立ち向かうという話。電脳化され、機械の肉体を持つようになっても、人間の欲望はまだ同じような犯罪を犯し続けていて、未来技術の氾濫と古典的な人間らしさが混じり込んだ、猥雑で混沌とした世界観が圧倒的。その中で犯罪と戦う攻殻機動隊の草薙素子は、ある事件で「人形使い」と呼ばれるハッカーと出会うことになります。外務省が作り出した人工知能である「人形使い」は情報を獲得していく内に、「自我」に目覚め、それを知った外務省側が消去しようとしたので逃れてきたのです。草薙素子は人形使いにアクセスし、その巨大なネットの片鱗を垣間見ることになります。そして彼女は「人形使い」から選ばれることになるのですが・・・

「そうしろとささやくのよ 私のゴーストが」

私は、士郎正宗氏の作品は、実は『ブラックマジック』からではなく、『アップルシード』からはじめた人ですが、それ以降はすっかりハマってしまい、今でも文句無しに大好きな作家さんですね。どの作品も甲乙はつけがたいのですが、中でも『攻殻機動隊』は強く影響を受けた心に残る作品です。
表面上は刑事ものですが、人間関係が織り成すネット状の相互作用「縁」について語られます。テーマ的に目立つものとしては「多様性とは」というあたりかな?

草薙素子の部下にバトーとかトグサとかサイトーとかイシカワがいますが、個人的に好きなキャラはイシカワだったりします。髭萌えか? アニメだとバトーとトグサ偏重という感じで作ってありまして、あまり好みではないです。特に「渋めの刑事もの」としての作り方はただ単に押井守氏の趣味であろうかと。中でもバトーの素子に対する恋心については押井守による同人誌的妄想ともとれる。原作だともっと友人的な関係のように見れるので。私的にはこっち関係の方がすんなりしてて好きです。
原作と違うといえば、アニメ版のトグサのキャラがかなり丸くなってるような。漫画だとトグサってもっとチンピラ臭いというか若造というか、粋がってツンツンつっぱった感じがあるキャラですね。
まあ、だからといってアニメ版が嫌いかというとそうじゃなく、あれはあれで味があって好き。押井守監督の映画の言葉遊び要素とか。それに神山監督バージョンの『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は大好き。ある意味衝撃的でした。『2nd GIG』も好きですが、第一期ほどではないかな。ラストがちょっと物足りなかった。しかし、まだ第三期の『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』は見てない。早く見たいんだけどな~

単行本一巻収録の話の中では、第7話「PHANTOM FUND」が一番好きだったりします。旧型の電脳都市となっている択捉でソ連のエージェント・コイルを追うという話。他にはやはりテロリスト相馬亨が出て来る第8話「DOMB BARTER」もいい。あと、映画版でもネタにつかわれてる第6話「ROBOT RONDO」は素晴らしい傑作です。意外と好きなのがゴースト洗脳施設の話の第2話「SUPER SPARTAN」ですね。シニカルな部分が好き。初期攻殻の雰囲気がすごく良く表現されてる感じが。(そういえば、当時リアルタイムで『ヤングマガジン海賊版』での連載を見てましたが、一番はじめの話はたしかこの第二話でしたね)

士郎正宗氏というと、コマ割で横長のコマを使ってかっこいい台詞を言わせるという印象があったんですが、これ読むとそうでもなかったのに気づいたり。

フチコマというAI搭載で多脚型の思考戦車が人間並みのキャラクター性を出してますが、コピー可能なキャラクターの個々の複製体における個々のキャラクター性ってのは、コピー元に従属的なのではなく、互いに独自性を主張する指向を持っているならば、同一存在であった個々が自他を区別するその瞬間というのはどういう時なんだろう?

そうそう。ある漫画家さんが、『攻殻機動隊』の最後の台詞「ネットは広大だわ・・・」は、それを言われちゃうと「ああ、そうですか」となってしまう、と言ってましたが、それはどうだろう。冷め過ぎ? 自分が読んだ時は「おおおおお~」とか思ってましたが。
だいたい誰が言ったんだったけか、思い出せないな~。

あと、「攻殻機動隊」とエキサイトとかの翻訳サイトで入力して英語翻訳すると、「Ghost in the Shell」としっかり翻訳されます。

しかし、『攻殻機動隊』の第1巻の発売は1991年ですよ。もう15年以上前。そんなに経ってることにも驚きですが、それだけ経っても全然最新のものとして読めるという感じなのは凄いですね。

   
「攻殻機動隊2」「攻殻機動隊1.5 HUMAN ERROR PROCESSER」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械 (徳間デュアル文庫)」「PIECES6(ピーシズ6) HELL CAT」
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おまけ。
『攻殻機動隊』の第3話「JUNK JUNGLE」(傑作!)では、草薙素子が友人たちと電脳世界の中でレズるシーンがありますが、それにアクセスして見てしまったバトーが、「ナメクジの交尾か」と言いますが、ナメクジの交尾はこんな感じ。

官能的なナメクジの交尾ムービーの真相(GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070127_slug_movie/

youtube ----slug sex
http://www.youtube.com/watch?v=CKPBCXdR6yo&mode=related&search=

ナメクジは雌雄同体です。なんか凄いデカイのを出し合って絡ませる。「官能的な美しさ」かどうかはともかく凄い。

   
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 Blu-ray BOX」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX DVD-BOX」「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG DVD-BOX」「モナリザ・オーヴァドライヴ (ハヤカワ文庫SF)」
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参照サイト
攻殻機動隊 S.A.C.
http://www.kokaku-s.com/
エキサイト翻訳
http://www.excite.co.jp/world/english/

この記事もどうぞ。
華麗かつ重厚、妖艶かつスタイリッシュなSFチャンバラ。前嶋重機『DRAGON FLY(ドラゴンフライ)』第1巻
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