あんなにきっぱり拒絶してたのに星空観賞同好会に入部して・・・。高屋奈月『星は歌う』第２巻

高屋奈月『星は歌う』第２巻
「サクヤの通う高校へと転校してきたチヒロこと葵千広（あおいちひろ）。学校では人当たりがいい好人物として振る舞うチヒロだが、サクヤは関わるなと言われてしまう。しかし、部活説明会の時にサクヤが『星空観賞同好会』を紹介している時にからかわれたのを見たチヒロは、突然飛び出し公衆の面前で彼女を抱きしめて・・・」
白泉社--------花とゆめコミックス-------2008年-------390円

せーちゃんこと本条聖（ほんじょうひじり）と、ユーリこと村上優里と一緒になって「星空観賞同好会」をやっているサクヤと、まさに「謎の転校生」であるチヒロのお話。まだまだ序章といったところなので、全然話がどうなるかわかりませんが（とういうか、話がどういった方向性のものなのかもわからない）、この巻でチヒロが星空観賞同好会に入部することになります。

上手く生きること・人の中でそつなく振る舞うことが出来ない少女・サクヤのボケボケっぷりは、本田透のアレとはまたひと味ちがった感じ。あっちはボケによる癒しがメインの能力でしたが、こっちは不器用さによる構いたがり感といったようなものかと。男のチヒロの方はまたも夾的なキャラなんでしょうか？　ツンツンしちゃってますが、徐々にサクヤの言動に感じいっていくということになりそうです。
この漫画における花島咲的役割に近いのが外面美人で腹黒のせーちゃんでしょうか。（身内限定だけど）微笑みながら酷いこと言う。そーゆーの私は大好きです。
しかし、この漫画全体に言えることなんですが、精神的にキリキリしそうなキッツい感じが底辺にありますね。前の『フルーツバスケット』は非現実的なネタが結構ふわふわ感を出してて救いになったけど、今度のは（比較的）リアルさがあって怖いですよ。

これ、連載の時のが『花とゆめ』2008年１号のが最後になってるから、半年近く経ってから単行本出したってことか？　連載の方はどうなってるんでしょうね。今年中にもう一・二冊は出して欲しいなぁ。




そういや、『翼を持つ者』の文庫版はもうみんな出たみたいですね。これもイイ話です。

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えーっ！？　サンデー系では一番面白く売れて勢いがある雑誌かと思ってたのに！　オレの目節穴か。

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関連サイト
花とゆめ
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