管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
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『アフタヌーン』2006年4月号には2005年冬の四季賞受賞者二人の漫画が載った分冊が付録としてついてました。これに載ってた大賞の『トラベラー』(今井哲也)の方じゃなく、かわぐちかいじ特別賞の『女王の傷』(作画・篠崎司。原作・秋野めぐる)の方がツボにきたのでご紹介を。
『アフタヌーン四季賞PORTABLE 2005年冬のコンテスト』
掲載作
四季大賞『トラベラー』(今井哲也)
かわぐちかいじ特別賞『女王の傷』(作画・篠崎司。原作・秋野めぐる)
『女王の傷』
「若くして女王となったスメルエは、猜疑心によりこの重責を分かち合う人物を見いだせず、独裁的な君主となり苛政によって多くの人々に恨まれていた。そんな彼女のもとに女王に仕えるがために養育された女装の弟ルカナがやってくる。王族でありながら魔法も使えないルカナだが、スメルエのために全てを捧げ、その無垢な心をさらけ出すのだが・・・」
最近は新人でも作画と原作を分けて作る人が多くなりましたが、この『女王の傷』もそういった作品です。高い作画力に練り混んだシナリオが両方とも良く咬みあっていて、新人とは思えないほど上質の漫画となっています。ほんとに近ごろはいきなり上手い人が増えました。
『アフタヌーン四季賞PORTABLE 2005年冬のコンテスト』
掲載作
四季大賞『トラベラー』(今井哲也)
かわぐちかいじ特別賞『女王の傷』(作画・篠崎司。原作・秋野めぐる)
『女王の傷』
「若くして女王となったスメルエは、猜疑心によりこの重責を分かち合う人物を見いだせず、独裁的な君主となり苛政によって多くの人々に恨まれていた。そんな彼女のもとに女王に仕えるがために養育された女装の弟ルカナがやってくる。王族でありながら魔法も使えないルカナだが、スメルエのために全てを捧げ、その無垢な心をさらけ出すのだが・・・」
最近は新人でも作画と原作を分けて作る人が多くなりましたが、この『女王の傷』もそういった作品です。高い作画力に練り混んだシナリオが両方とも良く咬みあっていて、新人とは思えないほど上質の漫画となっています。ほんとに近ごろはいきなり上手い人が増えました。
スメルエの冷徹な態度の裏側にある苦悩やルカナの無邪気なだけではない思い遣りがよく伝わってきてキャラクターへの好感が持てました。また魔法が使える世界というファンタジーを素地にしていながら、それだけに依存せず、人間関係を上手く表現していました。もちろん魔法という重要なネタをちゃんと使い切っているのは高く評価されるべきかと。また戦場での戦闘シーンもなかなか見せてくれました。読ませる漫画でしたし、読後感も良く、とても楽しめました。
ファンタジーとはいっても、作品の傾向としては篠房六郎氏とかよりも、大西巷一先生の『豚王』に似てるかも。そういや『豚王』も四季賞だったか。少し宮崎駿先生の影響がある? 画風は『ダーク』の作画の近藤勝也氏に近い。
なにはともあれ、とても期待できる新人さんのようです。今後も要チェック。もっとも、四季賞関係の人で、賞はとったが全然描かないという人は多いですし、講談社以外のとこで描き始めちゃう人もいるのでチェックは大変なんですけどね。
ちなみに大賞の『トラベラー』は途中で読むのやめてしまいました。あんまり好みじゃないので。でも120ページ以上あるのは凄いな。
月刊 アフタヌーン 2006年 04月号
(講談社。2006年。)
最近のファンタジー漫画は質が高いものが多くて嬉しい限りです。
最近では篠房六郎氏の『ナツノクモ』(ファンタジーというかネトゲか・・・)、大森葵氏の『ソウルガジェット』、塩野干支郎次氏の『ユーベルブラッド』、この前紹介した『キルウィザード』、あと『鋼の錬金術師』(ちょっと違うか?)とかがありますね。すでに完結してる(というか最後は雑誌休刊のせい)『プラネットラダー』も良かった。ちょっと前に復刻された沢田一氏の『マトゥルスの血族』も良かったし、あとやまむらはじめ氏の昔の作品も良いです。ラノベの『ロードス島戦記』を山田章博先生が漫画化したのはとても良かったですね。
自分的ファンタジー根底は『ナウシカ』かな?
現在、篠崎先生は電撃コミックスで『新三国志雷霆の如く』というの出してますね。
「SOUL GADGET RADIANT (9)」「ルーンの子供たち 冬の剣7」「ロードス島戦記―ファリスの聖女 2」「KILL WIZARD(1)」
---------------------------------------------------------
「新ロードス島戦記 序章―炎を継ぐ者」「新版 シルマリルの物語」「妖精物語について―ファンタジーの世界」「魔法昔話の研究 口承文芸学とは何か」
---------------------------------------------------------
関連サイト
講談社
http://www.kodansha.co.jp/
アフタヌーン
http://www.afternoon.co.jp/
SF・ファンタジー #漫画
この記事もどうぞ。
妖精たちがこの現実世界に作り出され・・・。安堂維子里『妖精消失』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/2395/
ジュゴンに育てられた少年たちと少女・琉花の出会いが海にまつわる不可思議な物語へと巻き込んでいく。五十嵐大介『海獣の子供』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/188/
誰もが誰かを救いたがっているのに。篠房六郎『ナツノクモ spinning web』第8巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/104/
王家に連なる少年の成長を描く。おがきちか『Landreaall(ランドリオール)』シリーズ
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1204/
ファンタジーとはいっても、作品の傾向としては篠房六郎氏とかよりも、大西巷一先生の『豚王』に似てるかも。そういや『豚王』も四季賞だったか。少し宮崎駿先生の影響がある? 画風は『ダーク』の作画の近藤勝也氏に近い。
なにはともあれ、とても期待できる新人さんのようです。今後も要チェック。もっとも、四季賞関係の人で、賞はとったが全然描かないという人は多いですし、講談社以外のとこで描き始めちゃう人もいるのでチェックは大変なんですけどね。
ちなみに大賞の『トラベラー』は途中で読むのやめてしまいました。あんまり好みじゃないので。でも120ページ以上あるのは凄いな。
月刊 アフタヌーン 2006年 04月号
(講談社。2006年。)
最近のファンタジー漫画は質が高いものが多くて嬉しい限りです。
最近では篠房六郎氏の『ナツノクモ』(ファンタジーというかネトゲか・・・)、大森葵氏の『ソウルガジェット』、塩野干支郎次氏の『ユーベルブラッド』、この前紹介した『キルウィザード』、あと『鋼の錬金術師』(ちょっと違うか?)とかがありますね。すでに完結してる(というか最後は雑誌休刊のせい)『プラネットラダー』も良かった。ちょっと前に復刻された沢田一氏の『マトゥルスの血族』も良かったし、あとやまむらはじめ氏の昔の作品も良いです。ラノベの『ロードス島戦記』を山田章博先生が漫画化したのはとても良かったですね。
自分的ファンタジー根底は『ナウシカ』かな?
現在、篠崎先生は電撃コミックスで『新三国志雷霆の如く』というの出してますね。
「SOUL GADGET RADIANT (9)」「ルーンの子供たち 冬の剣7」「ロードス島戦記―ファリスの聖女 2」「KILL WIZARD(1)」
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「新ロードス島戦記 序章―炎を継ぐ者」「新版 シルマリルの物語」「妖精物語について―ファンタジーの世界」「魔法昔話の研究 口承文芸学とは何か」
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http://www.kodansha.co.jp/
アフタヌーン
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妖精たちがこの現実世界に作り出され・・・。安堂維子里『妖精消失』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/2395/
ジュゴンに育てられた少年たちと少女・琉花の出会いが海にまつわる不可思議な物語へと巻き込んでいく。五十嵐大介『海獣の子供』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/188/
誰もが誰かを救いたがっているのに。篠房六郎『ナツノクモ spinning web』第8巻
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王家に連なる少年の成長を描く。おがきちか『Landreaall(ランドリオール)』シリーズ
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