『ドラゴンエイジ』で連載した、ちょっとえっちなうるるんじゅーしーラブコメ。中嶋ちずな『いいなり！あいぶれーしょん』1〜2巻

去年に我々にとんでもない衝撃を与えた『いいなり！あいぶれーしょん』を読み直してみた。



中嶋ちずな『いいなり！あいぶれーしょん』第１巻
「高校一年生の村上香旗（むらかみこうき）は、姉の薫子（かおるこ）とともに話題のメイドロボ展へとやってきていた。そんな香旗の前にいきなり女の子・雫石（しずくいし）が落ちてきた。しかも、どうやら前に会った覚えがあるような。行ってしまった雫石が落としたたくさんのトイレットペーパーをわたそうと引き止めた時、いきなり彼女がおもらしをしてしまう。しょうがなくトイレに一緒に入ることになったのだが、なんと彼女はソレを舐めとることを要求する。そして舐めてしまった香旗は、不思議な力によって自分の右手と彼女のアソコが光の糸で結ばれてしまうのであった・・・！！！」
富士見書房-------角川コミックスドラゴンJr-------2007年--------620円

参りました。いや、もう、なんていっていいのか・・・
『ドラゴンエイジ』って雑誌は、エロ〜い漫画を描いてた方が多くいらっしゃいますが、意外と健全な雑誌でして（失礼な）、とくに『デビル17』が終わってからは過激なものはなかったのですが、いつの間にやらこんな漫画が登場してました。おもらし漫画。しかも、おもらし純愛漫画とか言われてたり。世間におもらし漫画は数あれど、「少年誌」分類されるような雑誌でここまでやったのは、そうそうないんじゃないかと。

2009年が舞台となってますが、近未来ものというより、メイドロボとかが普通にあるパラレルものですね。
雫石は半人半機（はんじんはんき）と呼ばれる存在で、三年前、里見市の中心部に突如現れた巨大な人形の物体・ダイダラボッチの魂の一部が封印されているという。魂は三つに分割されてて、そのひとつが雫石に、もうひとつがこのことを教えてくれる少女・ナムに入っています。最後の１人はまだ登場してません。
彼女たちはダイダラボッチの力を抑え切れないので、魂を共有する契約者のサポートを受け、その封印を守ります。契約者とは光の糸で結ばれることになり、契約者の思うまま半人半機が動かせます。しかし、その光の糸はよりにもよって、契約者の右手と、半人半機の股間（アソコ）に繋がってしまっています（ぉぃ）。
そして、ダイダラボッチは彼女たちの胎内から媚薬を分泌して、封印を破ろうとします。そのため雫石はたびたび香旗を誘惑し、そのお○んちんで封印を破ってしまおうとします。本来なら女性が契約者になるべきだったのですが、なりゆきとはいえ契約者になってしまった香旗は、雫石からの誘惑やそれにまつわる騒動に巻き込まれていくのです。さらには、半人半機のテクノロジーを求め、メイドロボメーカーの梅園寺重工（ばいえんじ）も襲ってきたりするのでした。

「恥ずかしくて赤ちゃんできちゃいそうです・・・」

なにやら不思議な糸で結ばれてしまった香旗と雫石。香旗の手の平についた球体・操作玉を刺激するたびに、雫石がきゅんきゅんなってしまうので、大変大変。漏れ出す甘い汁（媚薬）が止まらず、トイレットペーパーがいくつあっても足りません。
媚薬が彼女を暴走させている時はいざしらず、平常心をまだ保っている時にこんなプレ・・・・じゃなく、仕打ちをされたら、彼女じゃなくてもしんぼう堪・・・じゃなく、耐えられません。
しかし、この力、彼女を強くもすることが出来るのです。手についた操作玉をなでて、強烈な刺激を与えると、彼女は変身して香旗が操る通り戦うこともできるようになるのです。（ちなみにこの操作玉をなでることを「あいぶ」というのです！）

・・・て、なんですか、この設定はっ！
なんか、凄い漫画が登場したな〜。
そういえば、中嶋ちずな氏が同人誌で描いてる『マリみて』本の『マリア様もめくりたい』は、登場人物みんなが、祐巳ちゃんのスカートをめくろうとする漫画だったりするという変な漫画でした（面白かったけど）。
この『いいなり！あいぶれーしょん』も突拍子もない内容なんですが、とても面白いからそういう意味でも凄いかと。

で、第２巻のほうも凄い。



『いいなり！あいぶれーしょん』第２巻
「メイドロボとの戦いを乗り越えたコウ（香旗）と雫石（しずくいし）たち。しかし、雫石のおもらしはとどまることを知らず、家中のトイレットペーパーを使いきってしまう。雫石は自分の換えぱんつを拭くのに使ってくれというが、薫子（かおるこ）はそんなことはできないと拒否。我慢して学校に行くが、メイドロボとの戦闘によってトイレは破壊されてしまっていた。限界に達する少年少女たちはそこかしこでバーンと外でしまうのだが、薫子は耐え続ける。しかし、そんな薫子も臨界点へ近づき決壊寸前となった時、貫一郎（かんいちろう）という少年が現れ・・・」
富士見書房-------角川コミックスドラゴンJr-------2007年--------620円

あれ？　カバーに成年マークないけど、いいの？
そんなレベルに達している内容の健全漫画『いいなり！あいぶれーしょん』。これが少年誌で連載中というのだから『ドラゴンエイジ』も凄いですよね。成年誌であってもこれほどの変態っぷりのモノのは、なかなか無いですよ。

「村上家長女は尿意なんかには屈しません・・・おしっこなんて気合で蒸発させればいいのよ」

前半はトイレが使えなくて皆でおしっこを我慢するものの、耐え切れなくなった人続出という学校での話。せまりくるおしっこの波！　おしっこで学級崩壊。しかし、生徒たちはおしっこで平等とは何かを学ぶのであった（たぶん）。貫一郎という梅園寺重工の関係者らしき人物も登場します。
後半は真依ちゃんの家にプリントを届けに行って、ダイダラボッチの秘密にせまる話。彼女の家は大太羅神社といってもともとダイダラボッチが封印されていた場所でした。彼女の祖父コタローがナムの契約者。

全編に渡ってとんでもない漫画です。名ゼリフ多数。
口絵カラーの突拍子のなさは神レベル。お湯が黄色じゃないのはいいわけにしたいのかもしれないけど、いいわけにならないかと。あと、カバー外しても凄い。

　　
「アリスの100℃C」「ゆるユルにゃー！　2」「相思相愛ノート」

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関連サイト
中嶋ちずな　おんぷの絨毯
http://guranitto.zombie.jp/
ドラゴンエイジ
http://www.fujimishobo.co.jp/comic/

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