講談社から低年齢向け月刊少年誌『月刊少年ライバル』創刊！ ライバルがいるから強くなれる！

『月刊少年ライバル』2008年５月号　創刊号
表紙・真島ヒロ『モンスターハンターオラージュ』
森川ジョージ『はじめの一歩』
綾峰欄人「ホーリートーカー」
小林ゆき「絶対博士コーリッシュ」
松本ひで吉「ほんとにあった！霊媒先生」
岸本聖史「ブレイザードライブ」
高木聡「きつねのよめいり」
作田和哉「クロオビ！隼太」
中邑天「ギャル男THE爆誕！」
川西ノブヒロ「機械少年メカボーイ」
石川雅之「もやしもん　出張編」
兎中信志「弟キャッチャー俺ピッチャーで」
土屋計＆ののやまさき「エンマ」
水兵さき「葵さまがイかせてアゲル♥」
尾前雄一郎「江戸川ジョージ」
斐文士吾朗＆天道グミ「アンカサンドラ」
氷川へきる「るきあ in the Room」
雛祭わいん＆うみたまこ「名探偵パシリくん！」
永吉たける「いますぐクリック！」
三國シン「Spray King」
沢太家「I♥Badminton!!」
講談社------2008年-----500円

新創刊漫画雑誌がまた登場。講談社の『コミックボンボン』が休刊となり、それにかわって作られたのがこれ。いきなりの1000ページオーバーの超分厚い雑誌です。
他の月刊少年誌に対抗する意味なのか、雑誌タイトルは『ライバル』だそうです。

オタク層でもない元気な男の子をターゲットにした、という話ですが、そういうククリそのものがまず間違ってるのではないかとも思えますが、どうでしょう。漫画にオタ的要素が入るのは現在普通の出来事ともいえるので、入ってる入ってないはあんまり関係ないような。それよりも、『月刊少年マガジン』の読者層よりも低年齢の層を狙い、なおかつ『ボンボン』で取り込めなかった層を狙うのなら、もうちょっとパンチラとかおっぱいとか出してHに行くか、ちんちんとかうんちとか下品なネタで攻めた方が受けるような気もしないでもない。（えーーーー。あえて言うなら『マガジンスペシャル』の低年齢版という感じで。
しかし、この雑誌、まさにライバル雑誌であるところの『ジャンプSQ』にというか、その前の『月刊少年ジャンプ』に方向性や質が似てるような気もします。『月ジャン』は『SQ』になったくらいですし・・・、どうしてこういう雑誌にしたのかがよくわかんないですね。いや、そもそも、『SQ』も創刊した時、『月刊少年マガジン』みたいな（勝ち組の）雑誌を目指すのかと思ったら、そうでもないし、どっちの雑誌もどうしたいんだか・・・。

創刊号ということで、いくつか目玉が欲しいところでしたが、『ワンピース』の作者・・ではなく『RAVE』の作者・真島ヒロ氏が自身大好きなゲームである『MONSTER HUNTER』のコミカライズを担当。オリジナルな話で展開してくようです。
『GetBackers』の綾峰欄人氏が久々に登場。これはエクソシストもの。真島ヒロ氏と岸本聖史氏ともに三大看板作家となるのか？
読み切りで『はじめの一歩』とか氷川へきる氏とか入れてますが、『もやしもん』は意外過ぎです。この出張編はいろんな雑誌に出してますが、ライバルに出してどんな層を取り込むつもりだよ、菌漫画・・・。
『スミレ１６歳!!』の永吉たける氏も描いてます。（そういや『スミレ１６歳!!』ってテレビドラマ化するなぁ）

これからもどんどん講談社系の作家が投入されてくるみたいで、次号はしげの秀一氏の『頭文字D』や西山優里子氏が登場。西山氏はなんか久々に読めるというので楽しみ。
ともかく、いい作家をどんどん入れて、充実した雑誌にしていって欲しいですね。かつて、『月刊少年シリウス』が創刊された時、イマイチかと思わせといて、大化けしたこともありますし、この雑誌も今後どうなるかが楽しみです。

水兵さき氏がエロ担当みたいですが、このセレクトはある意味絶妙かもしれない。

雑誌買った時、クリアファイルがついてたり、専用の袋に入れてくれたりしたのですが、何故か小さなルービックキューブがおまけについてた。




----------------------------------------------------
関連サイト
月刊少年ライバル
http://www.shonenrival.com/pc/
少年ライバル創刊　「初っ端から１０００Ｐオーバー！」
http://www.akibablog.net/archives/2008/04/rival-080405.html

この記事もどうぞ。
「無限の住人」のアニメ化が発表されましたよ！　『月刊アフタヌーン』2008年５月号
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/170/
みんな不器用だから、日仏どこでも意に添わないことばかり。石川雅之『もやしもん』第６巻　通常版
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/116/