あと五日で世界が滅ぶというのに繰り広げられるラブコメ４コマ。ヤス（YASU）『五日性滅亡シンドローム』第１巻

ヤス（YASU）『五日性滅亡シンドローム』第１巻
「あと五日で世界が滅ぶという話が広まり混乱しはじめた世界。ある高校にもそのことで登校をやめた生徒がいたりした。そんな中、登校していた水谷不二（みずたにふじ）は好きな先輩・新高（にいたか）が屋上で自殺しようとするところを見つけ駆けつけるのだが・・・」
芳文社-----------まんがタイムKRコミックス--------2007年--------819円

『わたしたちの田村くん』や『とらドラ！』のイラスト担当で知られるヤス氏による不思議な空気感を持つ四コマ漫画。
たった五日後に滅亡すると噂される中、それを信じる人たちは追いつめられて暴力的になったり刹那的になったりし、信じない人たちはなんとか日常生活を続けようとします。そんな大変な事態になってる中、とある学校を舞台に繰り広げられるほんわか気味のギャグ＆ラブコメの四コマというこのギャップが凄い。

この１巻は第一パートと第二パートに別れてますが、前半は普通の女子高生・水谷不二と新高先輩のラブコメメイン。ふたりとも変な人です！
第二パートはなんとこの世界を滅ぼす死神・新野綾香（なぜか日本人名！）と新高先輩の妹・摩耶ちゃんのドタバタギャグといういきなりファンタジー展開。
どっちの話も非常に楽しめました。このギャップを受け入れられるなら結構いけると思います。

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カラー原画紛失で賠償請求 小学館に人気漫画家
漫画原稿紛失、著者が小学館を提訴
「雷句さんは「金色のガッシュ！！」の連載終了に伴い、小学館側から原稿の返却を受けましたが、カラー原稿数枚がなくなっていたことが分かりました。このため「美術的価値のある原稿を失った」として、小学館に対し、３３０万円の損害賠償を求めています。」
よりによってカラー原稿が・・・・マニアが盗んで秘蔵してたらずーっと出てこないだろうなー。小学館のどっかに眠ってるとか、売りに出されるとかならまだいいんですが・・
（株）小学館を提訴。（雷句誠の今日このごろ。）
ご本人のサイト。陳述書とかいろいろそのまんま掲載されています。泥仕合になったりして・・・

なんといいますか、原稿とかはちゃんと漫画家さんが返してもらうようにするのがいいですよ。印刷終ったらもう使わないんだから、必ずすぐに返却してもらうようキッチリ自分から言わないと、編集部も適当に処理しちゃうわけですから。「預けたんだからしっかり管理しろ」ってのはもっともなことだけど、作家本人にとっては大事でも編集にとってもそうだとは限らないし、作家にとっての価値を他の人に認めてもらえるかどうかは漫画という低くみられがちなものについては微妙じゃないかと。今回、たった330万円しか請求できてないってのはそれくらいが妥当なラインだと思われたからでしょうし。本当ならもっと価値がある原稿なハズ。それを無くされて裁判に勝ってもたったそれだけで我慢しないといけないなんて・・
前にまんだらけに原稿売られたかわぐちかいじも原稿を出版社に預けっぱなしだったな。うかつ過ぎ。原稿返せって言ってもめんどくさがってすぐに返してもらえないなら自分から出版社に行くくらいの気持ちが必要。もしも、出版社を原稿を無料で保管できる場所、とか考えてる人がいたら考え直すべきでしょう。漫画家だったら、一度預けた原稿は使い終わったらすぐに返してもらって、帰ってきたものは確認したほうがいいですよ。いや、もちろん出版社側は預かったんだからちゃんと扱うべきなんですが、編集が全員しっかりしてたり、いい人間だったりはしないから、こういうことも起こりうるわけで。あっちはお金払って解決しちゃうけど、漫画家は原稿を永久に失うんだし、ね？　もう一度言うけど、「預けたんだからしっかり管理しろ」ってのは当然なんだけど、そうしてくれなかった場合に失うものが大きすぎるんですから（漫画家さん側はそうなった時に悪くはないけど）、慎重に原稿を扱ったほうがいいんじゃないかな、と思います。

　　

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関連サイト
Σぎゃあ（本人のサイト
http://yasu895.hp.infoseek.co.jp/top.htm
まんがタイムきららweb
http://www.dokidokivisual.com/
犯人じゃなくて作者がヤス 初コミック「五日性滅亡シンドローム」発売（アキバOS）
http://www.akibaos.com/?p=1639

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