ギュっと何かを掴まれた人は多いはず。『キョウハクDOGs』のインパクトは彗星並み。

2006年01月26日
ギュっと何かを掴まれた人は多いはず。『キョウハクDOGs』のインパクトは彗星並み。
「『電撃帝王』の秘蔵っ子」と呼ばれ、とあるイベントでは「ねこバス停」の絵師として有名な、しゃあ氏の漫画『キョウハクDOGs』の第１巻を読みました。買ったの随分前でしたが、やっと読む機会がやってきたのです。




『キョウハクDOGs』第１巻
（しゃあ・メディアワークス）
不良として恐れられる千代啓二は、オタク嫌いの硬派な男して知られていたが、実は隠れオタクとして生きていた。これまではオタクであることを隠しつつ上手くやっていたが、クラスメイトのとんでもないドジっ娘・八咲せつなに、決定的証拠を握られてしまう。彼女は千代に絶対服従のイヌとなるよう言ってくるのだが・・・。

いやいや、前々から「ねこバス停」という凄いところがある、というのは聞いていたのですが、実際にしゃあ氏の漫画を読むのはこれがはじめてでした。なんというか、とんでもなくツボを心得た作家さんですね。同人の方は18禁のようですが、『キョウハク』の方は健全な（？）ハートフル主従系ラブコメの秀作ですよ。この可愛さは見ずには死ねないレベルかも。是非一読を。


あと、『回転銀河』の3-4巻も読みました。

『回転銀河』3-4巻
（海野つなみ・講談社）

三巻でとうとう悪魔のような双子が本格的に登場。えぐるような舌鋒が酷い。この巻には守口と恭子の話も大目に入っていて、全体的にイタイ人ばかりです。守口なんて本当にいたらウザキモイだろうな。でも、この巻が救われているのは和倉がいるからかと。いい人だ。
四巻では嬉しいことに環が再登場。タカと友達になったりして、いい感じの話。他にも双子の片割れが恋した「落ちたお嬢さん」の話が良かった。それに女子高の話や最後の法律上の近親相姦の話もよかったです。どうやらこの四巻で終わりのようですが、実はこの外伝的要素が強いこの巻が一番好きな巻になりそうです。
それにしても海野つなみ氏の描く男性って、みんな独りよがり気味で少々怖いです。

あと、久々に浜田翔子氏の漫画読みました。



『代官山呪い屋st.』第１巻
（浜田翔子・秋田書店）
数十年前から呪いが続いている秋津家の少女・楓子は、呪いを解く為に代官山にある「呪い屋」を探していた。その途中、呪いで苦しんでいた楓子は、美しい青年・陽王に助けられるが、彼がちょうど「呪い屋」こと蜻蛉屋と知り合いで・・・。

実は浜田翔子氏の漫画はほぼ全部読んでます。木戸恵名義の時のもちゃんと読んでますよ。よく考えるとこの人も結構古くから描いてる人だなぁ。
あと読んでないのが『夢の子供』の最終巻だけのはず。でも、読むなら通しで読みたいものです。随分間が空いたからね。

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すでに５巻が出てますね

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この記事へのコメント
『キョウハクDOGs』の話の中で、海に投げ込まれた携帯電話を拾ってくるって部分がありますが、水に濡れた携帯電話ってデータが残った状態で復活することなんてあるのかな？　防水？
Posted by マミヅク at 2006年01月27日 05:31
なんか携帯を洗濯する機械があって、データは、復活出来るみたいですよ!！電話の機能とかなくなるけど…

Posted by フー at 2006年03月10日 13:18
フーさん、はじめまして。なんかかなり前の記事なのにコメントありがとうございます。
しかし、実はこのたび『きょうはくDOGS』を読み直して確認してみたところ、せつなの携帯は「耐水」だと判明しました。３話の最終ページの１ページ前に出る携帯の絵に描かれてます。
すみません。今の今まで気付きませんでした。あわわわ。読み込みが甘かったです・・・。
細かいフォローありがとうございました。
Posted by 管理人・マミヅク at 2006年03月11日 04:10