紀子さまご懐妊の時の記事。原のり子『愛人関係』と樋口真里奈『17歳のママ』

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「コンドームなんて飾りですよ。お偉いさんにはそれが分からんのです。」

すみません。最近、下ネタが多いですね。この頃良く見るサイトでは、こーゆーの多いので影響受けてるみたいです。

それはさておき、紀子さまご懐妊おめでとうございます。

しまった。このネタに続けるのはまるでタイトルがネタ振りみたいな。
なにはともあれ、おめでとうございます。
ホントは天皇制どうこうとか、たいして気にもしてないんですが、少し期待してることもあるので色々書いてみます。

女系天皇がどうこうと騒いでますが、有識者があれこれ言う前に、天皇家としてはどうしたいのか聞いた方がいいんじゃないの？　とか思ってます。「伝統が」とか言うのがいますが、どんな伝統も状況次第でいかようにも変化するものでして、絶対に今後変わることはないんだ、とか思ってる人間がいるとしたら、伝統とか言うものに夢を持ちすぎでしょう。現在皇室がフォーマルなカッコとしてヴィクトリア調な感じの服装してるのだって、ほんの百年ちょい前から導入されたものだし、かつての祭礼が全部今も行われてるかというとそうでもない。どんな決まりごともはじまりはあるわけで、皇位継承だけが変えられないとか考えるのは愚かかと。な、平沼！
現代的な感覚から言うと子供が親の財産を相続する権利が守られないのは問題じゃないかと思われますが、どうなんでしょうね。そもそも相撲とかなら女性を排するのは、まあ多少わかりますが、天皇ってのが歌舞伎やらみたいな女性を受け入れない職業と同種のものとして考えていいのかどうか？　そうだとしたら、自分としてはそんな職業の人間が日本の象徴とかいうのはヤダなぁとか思います。

ちなみに自分としては天皇が政治に参加できるような制度になって欲しいな～とか思ってます。選挙に立候補したら（千代田区選出）絶対当選でしょう。で、是非極右政党の党首に。共和党とキリスト教民主同盟とハマスを足して割らないでそのままって感じの政党になってくれるかも～。で、共産党と血で血を洗う闘いを。
期待してるって、それかー！

ふー、なにか不穏当な書き込みになってしまうので違う話題を。
最近、このblogは妊娠妊婦ネタが多くて私の人格が疑われそうで不安ですが、あとひとつふたつほど。

妊婦といえばこの前読んだハーレクインコミックス（宙出版）の『愛人関係』が凄かったです。あの『別冊花とゆめ』の看板のひとりだった原のり子氏がミシェル・リード原作のハーレクインを漫画化したものです。
「PC関連の会社で社長であるマックスの秘書をするクレアはその愛人でもあった。しかしクレハはマックスを愛するあまりこの関係に耐えられず分かれることに。彼女の妊娠を知ったマックスは結婚しようと彼女に迫るのだが、将来的な関係に不安を持つクレアはそれを受けることができずに・・・。」
というのがあらすじなんですが、いや、吃驚しました。徐々にクレアとの関係を回復していくマックスですが、あまりに我慢したためか、もうお腹が大きくなったクレアにハアハアして、いたしてしまいます。もー、まさか原のり子氏の漫画で妊婦プレイが読めるとは思いもしませんでした。この前の夢枕獏の裸エプロンといい、長生きはするもんですね。
てか、我慢しろよマックス。どんな危険も顧みず、だな！

妊娠中のセクース
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hhhp/sex-p/sex-p.htm

ハーレクインといえばアメリカのロマンスジャンキーの婦女子が読むという小説シリーズですが、「コテコテ」な内容でありながらもそれがイイという人にはたまらんものばかりです。
しかし、このハーレクインですが、どうやらかなり狭い種類の人間にしか読まれてないみたいで、偏りぶりが凄いです。
登場人物がかならずといっていいほど金持ちで、しかも重役とかそんなちみっちゃいこと言わずに、経営者クラスの金持ちです。金が無ければ恋するに値しないといった感じです。特に男性側が貧乏ってことがほぼ有り得ないです。それと男性の性的能力が非常に重視されます。すごい、シモがゆるい。出ないよりかは漏れてたほうがいいくらい。読者には、ストイックさとかは男性の魅力たりえないといった感覚があるのかもしれません。
これにほぼ確実なハッピーエンドを加えたとしても、ここらへんは夢みる読者の希望を叶えてるのですからかまあいいんですが、気になったことがちょっと。
このシリーズの中には、よくアメリカ女性がどこぞの外国の王族と恋におちて、という話がありますが、ヨーロッパ系王族の場合はともかくとして、それ以外の場合、ほぼ確実に中東が舞台なんですよね。東洋人の王族ってのは無いんです。まあ、実際にほとんど無いからなのかもしれませんが、それにしても「アラブの王様・王子様」が出まくりです。大概、ヨーロッパやアメリカで教育を受けた「開明的な」人物として描かれ（はじめは強引さが目立つが、またそこがイイらしい）、ヨーロッパ的知性とアラブ的野性が同居したキャラクターとして使われます。宗教面でのつっこみはまったく無いので改宗問題とかそこらへんは無視されてます。だから女性側はほとんどアメリカ的生活や感覚を維持したまま最後は幸せになれるという寸法。都合よすぎ。
こういうのばっかりなのを見て思ったのですが、アメリカのハーレクイン読者の女性にとって、恋愛対象として見れるのは中東・イスラム圏の人間であって、東洋系では無いのか、と。オリエンタリズムに憧れたとしても、異質過ぎるとでも思ってるのか？
それとこのハーレクインの漫画をいくつも見てて、すぐに気付くのは、黒人がほとんど出てこないということでしょう。と、いうかほとんど白人しか出てこないです。ラテン系すら稀です。金持ちが黒人とかはありえない世界。当然登場人物の友人とかでも黒人なんていません。アメリカなんだからもっといろいろいてもいいように思えたんですが、ここらへんどうなんでしょうね。読者・作者にとっての世界観が、白人中心というか偏重な気が凄くします。

白人
↓
中東系＆ラテン系
↓
東洋系
↓
黒人

こんな感じの世界観。ハーレクインといえば日本の少女漫画に該当するものだと思ってましたが、かなり「現実感」あふれるもののようです。


最近読んだ妊娠ものでもうひとつ。



樋口真里奈『17歳のママ』
秋田書店-----2005年----390円

17歳で妊娠しちゃった女の子の話が三っつ入ったオムニバス。「お楽しみのところ申し訳ありませんが、妊娠しちゃってるようです」と妊娠検査薬に示されてあたふたする話が続きますが、どの娘もはじめは「産むーっ！」と言って反対されたりしますが、最後は幸せになっちゃいます。「子供が子供産んでどうすんだ」って何の漫画の台詞でしたっけ？
ともかく、理解ある人ばかりが周りにいて、よかったよかったで終わる漫画です。


なんか今日の書き込みはひっぱりましたが、妊娠おめでとうー、ということで締めくくりたいと思います。
あれ？　記事はもっと考えて書こうとか思ってたんですが、また適当なこと書いてしまった。

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さそうあきら氏の『コドモのコドモ』は若すぎますが。

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関連サイト
ハーレクイン社日本公式
http://www.harlequin.co.jp/index.html

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