管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
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2月22日発売の『週刊少年マガジン』2006年12号では、水薙竜唳(ミズナギルーレイ)氏の『Kill Wizard(キルウィザード)』がはじまりました。短期集中連載で予定では全6回らしいです。
水薙竜唳(みずなぎるーれい)『KILL WIZARD(キル・ウィザード)』
「各地で続発する魔法犯罪に対処するため、魔法協会の切り札である対魔法使いのスペシャリスト『キルウィザード』。その一人であるファーデンクォートと、その相棒の教会騎士ロードナイトは、ソードウィッチという犯罪者から殺人予告状を届けられた公爵を守るため、その護衛として派遣される。しかし、ソードウィッチは思わぬ手で接近してきて・・・」
講談社------週マガKC------2006年----400円
「ある公爵のもとに一枚の手紙が送り届けられる。それは続発する魔法を使う強盗『ソードウィッチ』からの脅迫状だった。魔法協会は公爵からの依頼により、二人の護衛を送り込む。そうして派遣されたファーデンクォートとロードナイトの二人は危険を避けるため、公爵に彼の妹のパーティーを中止するように要請するのだが・・・。」
マガジンには珍しいファンタジー作品で、魔法を悪しき目的のために使おうとする魔法使いたちを専門的に倒す魔法使い「キルウィザード」の話です。女の子のようにかわいい魔法使いファーデンクォートと、教会騎士のロードナイトのコンビがコミカルなやり取りをしつつ、魔法を使う敵をやっつけていく、という内容。戦闘時に顔の近くに本当にHP・MP・SPなどのパラメーターが出たり、打撃のポイント数が出たりと、ゲーム的表現を組み込みつつ、でも篠房六郎氏の『ナツノクモ』みたいな平行リアル世界の無いタイプの漫画になっています。
水薙竜唳(みずなぎるーれい)『KILL WIZARD(キル・ウィザード)』
「各地で続発する魔法犯罪に対処するため、魔法協会の切り札である対魔法使いのスペシャリスト『キルウィザード』。その一人であるファーデンクォートと、その相棒の教会騎士ロードナイトは、ソードウィッチという犯罪者から殺人予告状を届けられた公爵を守るため、その護衛として派遣される。しかし、ソードウィッチは思わぬ手で接近してきて・・・」
講談社------週マガKC------2006年----400円
「ある公爵のもとに一枚の手紙が送り届けられる。それは続発する魔法を使う強盗『ソードウィッチ』からの脅迫状だった。魔法協会は公爵からの依頼により、二人の護衛を送り込む。そうして派遣されたファーデンクォートとロードナイトの二人は危険を避けるため、公爵に彼の妹のパーティーを中止するように要請するのだが・・・。」
マガジンには珍しいファンタジー作品で、魔法を悪しき目的のために使おうとする魔法使いたちを専門的に倒す魔法使い「キルウィザード」の話です。女の子のようにかわいい魔法使いファーデンクォートと、教会騎士のロードナイトのコンビがコミカルなやり取りをしつつ、魔法を使う敵をやっつけていく、という内容。戦闘時に顔の近くに本当にHP・MP・SPなどのパラメーターが出たり、打撃のポイント数が出たりと、ゲーム的表現を組み込みつつ、でも篠房六郎氏の『ナツノクモ』みたいな平行リアル世界の無いタイプの漫画になっています。
漫画用の公式HPもあります。
キルウィザード公式
http://www.wcworx.com/
作者の水薙氏はもともと「水薙竜涙」の名義でHPも持ってましたが、何故か今回のデビューでは「水薙竜唳」と最後の文字が「涙」から「唳」になっています。「唳」は「なく」の意味で、鶴や雁の鳴き声のこと。
もとからファンタジー系の人だったようで、HPの方もそういった内容です。ごちゃごちゃ描きまくるバサバサ感の絵がファンタジー系のイラストによく合ってますね。韮沢靖氏や弘司氏、そしてokama氏を少し思い出しました。水薙氏の美麗な絵は、トーン張りまくりの立体感がある漫画が多い雑誌の中では、多少毛色が違うのでこういった作品が載るのは意外な感じがします。もしかしたら、空想系漫画が少ない『マガジン』としては、『RAVE』無き後、その後継として押せる作品をマガジン編集部が探しているのかもしれません。
そういえば、先日のコミティアの時、毎日新聞系の無料情報紙「MANTANBROAD」vol.20を貰って読んだのですが、「対談・少年マンガはどこへ向うのか?」というのが載ってました。
これで改めて認識したのが『マガジン』のリアル主義とモダニズムの重視でした。確かに空想的なものが多い『ジャンプ』に比べ、『マガジン』は『はじめの一歩』『涼風』などのスポーツもの、『ジゴロ次五郎』などのヤンキー(アウトロー)もの、『ゲットバッカーズ』や『SAMURAI DEEPER KYO』とかの超常アクションもの、『ゴッドハンド輝』や『トッキュー!』のような職業もの、というどれも人間たちのドラマが基本になってるものばかりですね。『スクールランブル』などのギャグ系のはともかくとして、『ツバサ』や『魔法先生ネギま!』のような、ファンタジックな作品でさえ、焦点は人間たちにおかれてます。『ジャンプ』だとすぐ人間以外のものが出てくるけれども、こういったことは、それぞれの雑誌の方向性の違いがはっきりと出ている部分でもあるわけです。
この記事の中で、マガジン編集部は「同人作家の取り込みに積極的」と言ってますが、確かにコミケだけじゃなくコミティアにも頻繁に出張編集部を開いていますね。水薙氏がマガジンでの連載をはじめたのは、こうした出張編集部という方法のほかにも、ネット上において活動している作家たちを探す試みなどもされている結果なのかもしれません。(MF文庫の挿し絵は、編集部の人がネットをまわって作品に合う作家を探すこともあるそうです。)
本来なら『キルウィザード』のような作品は、『マガジン』本誌ではなく、『マガジンZ』や『マガジングレート』、『シリウス』や『アフタヌーン』のような同社の、よりマニアックでコアな雑誌へと掲載されるのが普通ですが、そうならなかったのは『週刊少年マガジン』側からの方向性の一部修正があったため、とも考えられるのではないでしょうか。
まあ、どうなるかは今後の展開を見守りましょう。
「ウィッチクラフトワークス(1)」「放課後の魔術師 (5)スパイラル・メッセージ」「魔法先生ネギま! 限定版 32」
-----------------------------------------------
「虐殺魔法少女ベリアル☆ストロベリー 1」「ユグドラシルの果実 3」「ナツノクモ 1」
-----------------------------------------------
キルウィザード公式
http://www.wcworx.com/
「冬月竜騎譚」
http://www.naepon.com/wmd/
-----------------------------------------------
追記
短期集中連載の最終回が終わりましたね。最後のセリフがカッコよかった。
いろいろネタをひっぱったので、続編をやってくれるのではないでしょうか。終わり柱で、「KCなどの続報は」と書いてあり、「KCなど」つまりコミックス以外も出ると読めるので、話の続きをやるつもりかと。まあ、推測ですが。いまのところ公式HPとかでは何も言ってないようです。
公式サイトにあるblogで、「会議をした」とか書いてあります。単行本のことだけじゃなく、ちゃんとした連載としての話?
blogによると、単行本は6月発売の予定のようです。
この記事もどうぞ。
魔法使いを倒す魔法使いが相棒の騎士とともに魔法犯罪者と戦う。水薙竜唳『キル・ウィザード(KILL WIZARD)』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/479/
週刊マガジン連載『Kill Wizard(キルウィザード)』第4回。魔法戦がより面白くなってます。
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/730/
よく作られた内容の濃さと深さを持つ超一級の現代ファンタジー。なるしまゆり『少年魔法士 (THE YOUNG MAGICIAN)』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1720/
「血族」と「鴉」の戦い。繰り広げられる魔術戦と学園ラブコメ。土屋つかさ『放課後の魔術師(メイガス)』第1巻 オーバーライト・ラヴ
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1586/
キルウィザード公式
http://www.wcworx.com/
作者の水薙氏はもともと「水薙竜涙」の名義でHPも持ってましたが、何故か今回のデビューでは「水薙竜唳」と最後の文字が「涙」から「唳」になっています。「唳」は「なく」の意味で、鶴や雁の鳴き声のこと。
もとからファンタジー系の人だったようで、HPの方もそういった内容です。ごちゃごちゃ描きまくるバサバサ感の絵がファンタジー系のイラストによく合ってますね。韮沢靖氏や弘司氏、そしてokama氏を少し思い出しました。水薙氏の美麗な絵は、トーン張りまくりの立体感がある漫画が多い雑誌の中では、多少毛色が違うのでこういった作品が載るのは意外な感じがします。もしかしたら、空想系漫画が少ない『マガジン』としては、『RAVE』無き後、その後継として押せる作品をマガジン編集部が探しているのかもしれません。
そういえば、先日のコミティアの時、毎日新聞系の無料情報紙「MANTANBROAD」vol.20を貰って読んだのですが、「対談・少年マンガはどこへ向うのか?」というのが載ってました。
これで改めて認識したのが『マガジン』のリアル主義とモダニズムの重視でした。確かに空想的なものが多い『ジャンプ』に比べ、『マガジン』は『はじめの一歩』『涼風』などのスポーツもの、『ジゴロ次五郎』などのヤンキー(アウトロー)もの、『ゲットバッカーズ』や『SAMURAI DEEPER KYO』とかの超常アクションもの、『ゴッドハンド輝』や『トッキュー!』のような職業もの、というどれも人間たちのドラマが基本になってるものばかりですね。『スクールランブル』などのギャグ系のはともかくとして、『ツバサ』や『魔法先生ネギま!』のような、ファンタジックな作品でさえ、焦点は人間たちにおかれてます。『ジャンプ』だとすぐ人間以外のものが出てくるけれども、こういったことは、それぞれの雑誌の方向性の違いがはっきりと出ている部分でもあるわけです。
この記事の中で、マガジン編集部は「同人作家の取り込みに積極的」と言ってますが、確かにコミケだけじゃなくコミティアにも頻繁に出張編集部を開いていますね。水薙氏がマガジンでの連載をはじめたのは、こうした出張編集部という方法のほかにも、ネット上において活動している作家たちを探す試みなどもされている結果なのかもしれません。(MF文庫の挿し絵は、編集部の人がネットをまわって作品に合う作家を探すこともあるそうです。)
本来なら『キルウィザード』のような作品は、『マガジン』本誌ではなく、『マガジンZ』や『マガジングレート』、『シリウス』や『アフタヌーン』のような同社の、よりマニアックでコアな雑誌へと掲載されるのが普通ですが、そうならなかったのは『週刊少年マガジン』側からの方向性の一部修正があったため、とも考えられるのではないでしょうか。
まあ、どうなるかは今後の展開を見守りましょう。
「ウィッチクラフトワークス(1)」「放課後の魔術師 (5)スパイラル・メッセージ」「魔法先生ネギま! 限定版 32」
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「虐殺魔法少女ベリアル☆ストロベリー 1」「ユグドラシルの果実 3」「ナツノクモ 1」
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キルウィザード公式
http://www.wcworx.com/
「冬月竜騎譚」
http://www.naepon.com/wmd/
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追記
短期集中連載の最終回が終わりましたね。最後のセリフがカッコよかった。
いろいろネタをひっぱったので、続編をやってくれるのではないでしょうか。終わり柱で、「KCなどの続報は」と書いてあり、「KCなど」つまりコミックス以外も出ると読めるので、話の続きをやるつもりかと。まあ、推測ですが。いまのところ公式HPとかでは何も言ってないようです。
公式サイトにあるblogで、「会議をした」とか書いてあります。単行本のことだけじゃなく、ちゃんとした連載としての話?
blogによると、単行本は6月発売の予定のようです。
この記事もどうぞ。
魔法使いを倒す魔法使いが相棒の騎士とともに魔法犯罪者と戦う。水薙竜唳『キル・ウィザード(KILL WIZARD)』
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週刊マガジン連載『Kill Wizard(キルウィザード)』第4回。魔法戦がより面白くなってます。
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/730/
よく作られた内容の濃さと深さを持つ超一級の現代ファンタジー。なるしまゆり『少年魔法士 (THE YOUNG MAGICIAN)』第1巻
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「血族」と「鴉」の戦い。繰り広げられる魔術戦と学園ラブコメ。土屋つかさ『放課後の魔術師(メイガス)』第1巻 オーバーライト・ラヴ
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昔から漫画大好きでライトノベルもよく読みました。現在も毎日、何かしら読みまくってます。部屋は六畳間に本棚四つな上に、床が見えないという酷い状態になるくらい漫画まみれでラノベづくしです。
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