独特の雰囲気を漂わせる少女清美が田舎の町に越してきた。大石まさる『みずいろ』全２巻。あと『流れ星はるか+』

大石まさる氏の『みずいろ』。この作品は田舎暮らし純情ラブコメとか言っていいのかな。



大石まさる『みずいろ』第１巻・第２巻
「高校三年生の猛が住む田舎に東京から越してきた同級生・川上清美。美人だけど少し不思議な彼女に恋してしまった猛は、彼女の無防備さにドキドキさせられっぱなしで・・・」
少年画報社。YKコミックス。2000年---495円

『水惑星年代記』の大石まさる氏の傑作中編。私はこの作品で大石まさる作品にはまりました。
これはなんといっても、ヒロインの清美ちゃんの無垢というか大胆というか、気持ちいいほどの自然体がかわいくてかわいくて仕方ないですね。
夜中の川で裸で泳ぎ、明日が試験だというのに海に行き、自然の中でたわむれたり、とか。
お母さんとの確執があったりとかでお父さんの住む田舎に越してきたのですが、都会育ちだというにこうも田舎で自由な姿をしていられるのは、元々の性質がそうであるということなのか。むしろ都会育ちだからこそ？　というよりお好み焼きやの娘というのが重要か？　とにかく田舎生活が楽しそう。

言動の素直さだけでもこの娘の魅力といえますが、女子高生とは思えないようなボデエの持ち主だということも猛を魅惑してやまないのです。エロカワ。お母さんもな。
はじめは単純に猛と相思相愛にでもなるのかと思ったら、途中で出てきた西野かつみの方が猛にはあってる感じですね。猛とひっつくのはなんか違う。流れ的にもそうなりそうな気が。これは、最後に猛が田舎を出るところで終わってますが、そこらへん想像しても楽しいです。（猛はその後放浪生活みたいなことしますが、その大胆さは清美ちゃんの影響じゃないのか）２巻の巻末には猛の旅の１コマを描いた短編が有ります。

　

『みずいろ』は『みずいろパーフェクト』として新装版が出ました。

ところで、この大石まさる氏が別ペンネームで描いてた時の漫画を発見。前から探してましたが、意外とあっさり見つかりました。





夢ノ二『流れ星はるか+（プラス）』
大都社-----Daito comics----2001年----619円

「夢ノ二」は「ゆめのじ」と読むみたいです。短編集なんですが、Hな漫画ばかりです。初期のものから絵柄が最近のに近いものまでいろいろ。初期の絵でもやっぱり大石まさるの絵の作風がありました。全体的にSF的なものが多いですが、ファンタジー的なものもあり、どれも明るいHが基本で、ノリも他の作品に通じるものが。

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昨日は『ソラリス』をレンタルして見ました。レム原作のSF映画。映画化するのは二度目らしいけど、前のは見てない。スティーヴン・ソダーバーグ監督。
いやー、やっぱりジョージ・クルーニーはかっこいいわ。それとレイア役のナターシャ・マケルホーンが凄い美人。
私こういう静かなSFものって好きなんですが、これはほんとよかった。派手だったりするわけじゃないのに目を逸らさせない、瞬きさえ忘れさすほどに引き込む力がありますね。とても面白かったです。一般受けはしないかもしれないけど。

　　
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参照サイト
大石工画店
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/ohishi/
アワーズ
http://www.shonengahosha.jp/ours/
ソラリス
http://www.foxjapan.com/movies/solaris/index2.html

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