最新刊出る前にと思って久々に読みましたがやっぱり面白いですね。藤田貴美『EXIT（エグジット）』第１巻。

来月に幻冬舎コミックスから花田祐実氏の『甘い週末』と船戸明里氏の『Under the Rose』五巻が出る。要チェック。

ウマウママキジ（HITMANS WEB SITE）
ウマウマ！
てか、すげえ！

帯刀女子高生（北見サイクル本八幡支店）

うっかり健全（偽MIDI泥の会）
なんという健全！
---------------------------




藤田貴美『EXIT（エグジット）』第１巻
「友達と『蛮嘉（ばんか）』というバンドをやりはじめた沢口たくみ。しかし、彼熱意にメンバーたちがついてこない。そんな中、やけに背の高く、非常にギターの上手い別のバンドの男・凡河内（おおしこうち）が気になりはじめ・・・」
ソニーマガジンズ-----ソニーマガジンコミックス-------きみとぼくコレクション------1998年-----530円

久々に『EXIT』！　今度、第11巻が出るので、その前に読み直そうと思って読んでます。

これはじめて読んだ時、自分がほんとに幼かったことを思い出し、これが想いもよらない長期に渡る作品となっていることに気づきました。
はじめは『花とゆめ』で1989年に出たんだったかな？　えらい昔の話ですが、いろいろ想い出深いですよ。この『EXIT』読みたさというのが『花とゆめ』とかチェックしはじめた要因のひとつですから。その後、『花ゆめ』で描かなくなって残念がってたら、『きみとぼく』に移って喜んだのもつかの間、『きみぼく』も長くなくて、結局ソニマガ系が移行した幻冬舎という形で、ほんといろいろあったなぁ。
１巻から読み始めてますが、始めの方の展開とか結構覚えてるもんですね。それに今読んでも楽しいには楽しいですし。ちょっとアレなのは、時代の方がこの漫画が描かれ始めた時代からずいぶんと斜め前の状況に変化したことで、この成功譚が「昔の話」になってしまったことか。ネットとかの展開とかに対して追いついてない感じが多少します。あと『BECK』でもそうですが、この手の音楽で夢を掴む的な展開そのものが多少時代遅れになってるので、漫画描く速度よりも時代が進む速度の方がこれに関しては速かったなぁとか。まあ、だからといってその漫画そのものの面白さはいっさい減じられるものではありませんが！　ほんとうに今読んでもまったく遜色なく楽しめる作品です。
それに、今でも普通に連載続いてるというのも凄いですし、それが最初のラインからまったくぶれてない作品性やテーマがあるというのもいいです。
さーて、早く11巻でないかな。３月3日発売らしい。

　
「リベット」「Toy Box」「サムライ音楽論」

---------------------------------------------------
関連サイト
幻冬舎コミックス
http://www.gentosha-comics.net/

この記事もどうぞ。
本気じゃなかったはずなのに、いつの間にか好きになる。鈴木有布子『お振るいあそばせ！』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/112/
奥瀬サキ氏の新連載「ドロネコ９」も登場。『BIRZ（バーズ）』2008年３月号
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/99/
いちごを上回るラブコメっぷりの初恋まみれの群像劇。河下水希『初恋限定。（ハツコイリミテッド）』第１巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/103/
斑類と呼ばれる獣の末裔たちの恋愛事情。寿たらこ『SEX PISTOLS』第１巻」
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/85/