ゲームをやらなければ死んでしまう、という切実な思い。押切蓮介『ピコピコ少年』

押切蓮介『ピコピコ少年』
「人気漫画家・押切蓮介。少年時代の彼はゲームにどっぷり浸かりまくっていた。はじめはゲームウォッチしか持っていなかったが、近所に住む少女・貴音ちゃんが持っていたファミコンは、少年の心に衝撃を与える。その後、彼はゲームの虜になっていき・・・」
太田出版--------2009年---------693円

「ゆうやみ特攻隊」や「でろでろ」の押切蓮介氏が、『CONTINUE（コンテニュー)』で連載していた、ゲームの想い出を綴った作品。
今でもゲーマーの押切蓮介氏ですが、小学生時代から相当筋金入りのゲーム好きだったようで、なんというか、凄いというか可哀想というか、ゲームに人生翻弄されてるというか、道を誤ったというかwwww

ゲームウォッチで「ドンキーコング」をやってた少年が、ファミコンに出会い、それをもたらしてくれた可愛い少女・貴音ちゃんよりも、ゲームに興味が行ってしまったところからして笑えます。彼女はゲームのやり過ぎで頭が悪かったのですが、あまりのことに親がファミコンを押切少年にあげちゃうのですよ。ここが分岐点だったかもしれない。別ルートも選べたはずなのに、ゲーム三昧の道を選んでしまうということに。
こうして彼のゲーム人生は邁進しはじめ、中古ゲームを手に入れるため、自転車で遠くの街まで行ったり（しかも、そこで当て逃げにあう・・・）、ゲーセンに入り浸り、他校の生徒とモメ、先生に怒られ、親にアダプタを隠され（私もやられました・・・）、中２でエロゲに出会い、しっかり「To Heart」にもハマり（笑）、そうこうしているウチにすっかり頭の悪いダメな子になってしまう押切少年。
でも、そんなことは別にいいのです。本人がなんか満足そうなんですから。どんなに茨の道でも、望んで歩けば素晴らしいものなんですよ。たぶん。
この面白おかしいゲーム三昧の少年時代の甘酸っぱいというか酸っぱい想い出のエピソードを、あの独特のノリと絵でみせてくれるこの漫画。この１巻で終わりみたいなのが惜しいくらい楽しかったですよ。「ああ、そういうのあるある」とちょっと思わせてくれたりするのが、私としてはとくに共感できました。

　　
「ミスミソウ　3」「でろでろ　16」「ゆうやみ特攻隊 4」

　　
「PCエンジン シャトル本体」「ゲームギア本体」「夕闇通り探検隊」
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前にオランダかどっかでも殺人あった時に話題になりましたよね。あ、でも、あれは『JoJo』の方か。

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で、公式サイトの方は→『ペルソナ3ポータブル』

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しまった、そういうネタだったのか。読めばよかった。

んくゥ！（イニシャルG）

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牛乳瓶とセルベリアさんを描いたりします（キクタ）

　　
「To Heart リニューアルパッケージ」「キング・オブ・ザ・モンスターズ MD」「セキララ彼女　1」

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関連サイト
太田出版
http://www.ohtabooks.com/
カイキドロップ（押切蓮介公式）
http://www.kinet.or.jp/osikiri/
ゲーム脳
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E8%84%B3

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