かつての恋人である王子から密かに産んだ娘をたてにして結婚を迫られて・・・。ながさわさとる『千一夜におぼれて ジュダールの王冠』

ながさわさとる＆オリヴィア・ゲイツ『千一夜におぼれて　ジュダールの王冠』
「ニューヨークに住むカルメンは、一年半前、砂漠の国ジュダールのファルーク王子と関係を持っていたが、妊娠したことを秘密にしたまま三ヶ月で別れていた。しかし、突然彼女のアパートメントを訪れたファルークは、怒りを秘めながら自分の娘に会わせろと言い・・・」
ハーレクイン−−−−−−−−−−−−−ハーレクインコミックス-------------2012年--------600円

久々にハーレクインコミックスの記事です。作者がながさわさとる氏なんですが、「マリア様がみてる」の漫画版を描いていた「長沢智」と同一人物かも。どこにも同じ人か書いてないんですよね。でも絵は似てます。
原作はオリヴィア・ゲイツの「The Desert Lord's Baby」。「ジュダールの王冠」シリーズのひとつです。

砂漠の国の王子さまファルークと仕事で出会い、王子から三ヶ月だけ恋人になってくれ、と言われた女性カルメンが、彼の魅力の虜となって付き合うものの、妊娠したことで二人の将来に展望がないことを感じて別れ話を言い出すことに。しかし、それから一年半後。密かに子供を生んでいたカルメンのもとに、自分に娘がいることを知ったファルークがやってきます。
子供のことを秘密にされていたことに怒り、さらに彼女が実はスパイだったのだと助言されていた王子は、それを信じて彼女に辛くあたります。
子供を連れ去ろうとする王子ですが、カルメンの様子を見て考えを変え、ジュダール王国で結婚しようと言い出します。
断れないカルメンは娘とともにジュダールに行き、過去のしこりを残したまま夫婦となるのですが・・・。

いわゆるシークもので、強制結婚ものです。愛してはいるけども状況から自ら身を引いて別れたのに、そういうことになってしまった女性の苦悩と愛を描きます。

　　　
「エメラルドの妖精」「流砂の獅子」「マリア様がみてる 8」「アラビアンズ・ロスト ~The flower on desert~」
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お詫び　講談社ホワイトハートX文庫で表現の重複
「11月刊「愛し姫艶戯　春嵐の王子に攫われて」にティアラ文庫、ゆきの飛鷹／著「韓なる花の恋がたり　暗行御史の花嫁」「マリーナ・ロマンス　巫女と海賊」、さらなる検証の結果「後宮恋夜　皇帝の溺愛」と同じ表現があることが分かり、読者の皆様にはご不快な思いをさせてしまいお詫び申し上げます。」
最近ホワイトハート系は読んでないけど、こんなことがあったのか。けど、これって自分の作品の中のを使いまわしたってこと？　別にいいような気もするけど？　


「愛し姫艶戯　春嵐の王子に攫われて」


　　　
「黒衣の竜王子と光の王女」「白と黒の封魔士」「my little world」「アオハライド 6」
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関連サイト
ハーレクイン オフィシャルサイト/ハーレクインコミックス
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