管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
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ソードワールドノベルの新シリーズ、川人忠明氏の『ダークエルフの口づけ』がはじまりました。
川人忠明氏はグループSNEのメンバー。『ソードワールドRPGツアー』のシリーズを書いてる人でもありますが、『百鬼夜行』のシリーズなどでも知られていますね。
川人忠明『ダークエルフの口づけ』第1巻
「ダークエルフのベラは、ある時村人を惨殺された少年アマデオを救うことになる。そのことがあってからアマデオは彼女を慕ってくれる。彼を助けてから数年が経ったが、混沌の王国ファンドリアで貿易商ギルドの警備主任を任されているベラの下に、まだアマデオの姿があった。しかし、魔法の力で普通のエルフの姿をとっている彼女が、実はダークエルフの里の密偵だとは、アマデオは知らなかった。そんな中、ファンドリアでは組織間の対立を煽るような陰謀がめぐらされ・・・」
富士見書房-----富士見ファンタジア文庫----2006年-----560円
シリアス系のソードワールド・ノベルですよ。ソードワールドは『へっぽこ冒険隊』とかみたいなコメディが多いし、似合いもするのですが、実はこうしたシリアス系もよく馴染むんですよね。久々に新刊を買ってしまいましたよ。
川人忠明氏はグループSNEのメンバー。『ソードワールドRPGツアー』のシリーズを書いてる人でもありますが、『百鬼夜行』のシリーズなどでも知られていますね。
川人忠明『ダークエルフの口づけ』第1巻
「ダークエルフのベラは、ある時村人を惨殺された少年アマデオを救うことになる。そのことがあってからアマデオは彼女を慕ってくれる。彼を助けてから数年が経ったが、混沌の王国ファンドリアで貿易商ギルドの警備主任を任されているベラの下に、まだアマデオの姿があった。しかし、魔法の力で普通のエルフの姿をとっている彼女が、実はダークエルフの里の密偵だとは、アマデオは知らなかった。そんな中、ファンドリアでは組織間の対立を煽るような陰謀がめぐらされ・・・」
富士見書房-----富士見ファンタジア文庫----2006年-----560円
シリアス系のソードワールド・ノベルですよ。ソードワールドは『へっぽこ冒険隊』とかみたいなコメディが多いし、似合いもするのですが、実はこうしたシリアス系もよく馴染むんですよね。久々に新刊を買ってしまいましたよ。
ダークエルフがこうして重要キャラクターとして登場してくる場合は結構いい人として書かれることがままみられるんですが(そういや『ウェイズ事件簿』にもいたな)、この話の主人公ベラは結構非道いですよ。
でも、ベラは魔法のアイテムで普通のエルフに変身しているので、いまいちダークエルフらしくないというか。しかし、椎名優氏の美麗画像のベラは絶品です。
話の舞台はあの「混沌の王国」ファンドリアというのも特殊な設定かと。暗黒神の信仰が認められているほど状況が混乱しているこの王国では、盗賊ギルドや貿易商ギルド、暗殺者同盟、といった組織が勢力争いに明け暮れています。そんな中、ベラはダークエルフの里からの密偵として貿易商ギルドの幹部の部下として侵入し、表の顔と裏を顔を持って活躍します。救ったことで懐かれた人間のアマデオを側に置きながら気にかけて、助けてあげたりします。冷酷な密偵としての活動と、そうした微妙な関係を築いたりする姿の対比がなかなか楽しいです。
続編が楽しみですが、シリーズ名が『ダークエルフの口づけ』なのかそれとも『ダークエルフの~』といったものになるのか、いまのところ分かりません。
(追記・結局タイトルは「ダークエルフの口づけ」で4巻まで出ました。)
ちなみに、ちょっと前にソードワールドの小説が120巻を突破したとか。
期間限定の特設サイトあります。
「アイリちゃんの青い坂道亭」
ところで、「ダークエルフ」って存在は、もとはといえば、神話や民話、童話に登場していない近年の創作物で、どうやらそれは『D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)』あたりにあるらしい。しかし、最近は人種差別的表現として指摘されることもあるとか。
そういや、ル・グインは西欧世界の白人偏重型のファンタジーに対する批判を含め、『ゲド戦記』での登場人物たちを有色人種にしたそうです。だというのに、今度のジブリの『ゲド戦記』は主人公たちが白人ぽいということで批判しています。まあ、『もののけ姫』とかと比べても、そう違わないのですが、さらに他のジブリ作品とかと比べてもそんな違わないので、そこらへんは主観の問題とか? 『指輪物語』にも差別的表現はあるというし。
ただ、「ダークエルフ」っていう存在の独特の魅力は、良いものがその逆の価値観を持ち、それによって生まれる不均衡というか危うい不安定さ・背徳感といったものが、人々を惹きつけるのではないでしょうか。
もっとも、自分的には結城信輝のピロテースイメージがギッチリ染みついておりますが。
「ダークエルフ物語」(R. A. サルバトーレ)、「ロードス島戦記」(水野良)
---------------------------
かつてTRPGをしまくったソードワールドはソードワールド2.0ということで新しくなってますがまだ未見。昔、スーパーファミコンで、ソードワールドのゲームありましたが、また作ってくれないかなぁ。
-----------------------------------------------
参照サイト
青い坂道亭
http://www.fujimishobo.co.jp/sw/
グループSNE
http://www.groupsne.co.jp/
高い城の男
http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~say/hall.html
この記事もどうぞ。
人気イラストレーターによる初期作品およびオリジナル作品の画集がとうとう出た。田中久仁彦『龍骨(RYU-KOTSU)』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/699/
へっぽこな冒険者とGMの責任問題『新ソードワールドRPGリプレイ集1 進め!未来の大英雄』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/348/
『ドラゴンエイジPure』vol.5。どの漫画も好調。全体的にラノベ漫画の雑誌という見方でいい感じのラインナップだがそれだけじゃない。
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/411/
でも、ベラは魔法のアイテムで普通のエルフに変身しているので、いまいちダークエルフらしくないというか。しかし、椎名優氏の美麗画像のベラは絶品です。
話の舞台はあの「混沌の王国」ファンドリアというのも特殊な設定かと。暗黒神の信仰が認められているほど状況が混乱しているこの王国では、盗賊ギルドや貿易商ギルド、暗殺者同盟、といった組織が勢力争いに明け暮れています。そんな中、ベラはダークエルフの里からの密偵として貿易商ギルドの幹部の部下として侵入し、表の顔と裏を顔を持って活躍します。救ったことで懐かれた人間のアマデオを側に置きながら気にかけて、助けてあげたりします。冷酷な密偵としての活動と、そうした微妙な関係を築いたりする姿の対比がなかなか楽しいです。
続編が楽しみですが、シリーズ名が『ダークエルフの口づけ』なのかそれとも『ダークエルフの~』といったものになるのか、いまのところ分かりません。
(追記・結局タイトルは「ダークエルフの口づけ」で4巻まで出ました。)
ちなみに、ちょっと前にソードワールドの小説が120巻を突破したとか。
期間限定の特設サイトあります。
「アイリちゃんの青い坂道亭」
ところで、「ダークエルフ」って存在は、もとはといえば、神話や民話、童話に登場していない近年の創作物で、どうやらそれは『D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)』あたりにあるらしい。しかし、最近は人種差別的表現として指摘されることもあるとか。
そういや、ル・グインは西欧世界の白人偏重型のファンタジーに対する批判を含め、『ゲド戦記』での登場人物たちを有色人種にしたそうです。だというのに、今度のジブリの『ゲド戦記』は主人公たちが白人ぽいということで批判しています。まあ、『もののけ姫』とかと比べても、そう違わないのですが、さらに他のジブリ作品とかと比べてもそんな違わないので、そこらへんは主観の問題とか? 『指輪物語』にも差別的表現はあるというし。
ただ、「ダークエルフ」っていう存在の独特の魅力は、良いものがその逆の価値観を持ち、それによって生まれる不均衡というか危うい不安定さ・背徳感といったものが、人々を惹きつけるのではないでしょうか。
もっとも、自分的には結城信輝のピロテースイメージがギッチリ染みついておりますが。
「ダークエルフ物語」(R. A. サルバトーレ)、「ロードス島戦記」(水野良)
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かつてTRPGをしまくったソードワールドはソードワールド2.0ということで新しくなってますがまだ未見。昔、スーパーファミコンで、ソードワールドのゲームありましたが、また作ってくれないかなぁ。
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参照サイト
青い坂道亭
http://www.fujimishobo.co.jp/sw/
グループSNE
http://www.groupsne.co.jp/
高い城の男
http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~say/hall.html
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人気イラストレーターによる初期作品およびオリジナル作品の画集がとうとう出た。田中久仁彦『龍骨(RYU-KOTSU)』
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へっぽこな冒険者とGMの責任問題『新ソードワールドRPGリプレイ集1 進め!未来の大英雄』
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