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管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。 リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。
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これ、タイトルが「レジンミルクキャスト」か「レジンキャストミルク」かいつも迷います。あと「レジン」を「レギン」と間違えたり。

レジンキャストミルク第3巻

藤原祐&原案協力・イラスト/椋本夏夜『レジンキャスト・ミルク』3巻

「高校での友人・姫島姫そのものが『無限回廊(エターナル・アイドル)』によって乗っ取られた。虚軸(キャスト)であるはずの硝子は、この衝撃的な事実をマスターである城島晶に言うことができなかった。そんな中、前々回の事件で兄を失った直川君子は、実家での状況がより悪化。それを憂うのは『壊れた万華鏡(ディレイドカレイド)』の持ち主・舞鶴蜜。彼女はイライラしながらも手を出せずにいたが、担任教師が君子が虐待を受けていると見抜きどうにかしようとするのだが・・・」
メディアワークス----電撃文庫------2006年---590円

反則気味のご都合主義が基本設定でありながら、それを納得させるだけの力がある秀逸な作品。
キリキリした心の動きと、それぞれの強い意志の力、そしてそれが向かうところの流れが面白く、読んでいてドキドキしてきます。
この巻と次の4巻は、ひとつながりの話で、蜜と君子が主人公といってもいい。あと晶と硝子の(固定剤と虚軸であることを含め、かつそれ以上の)関係の確認でもある。2巻の最後までほとんど不明だったキャラクター・蜜がどうしてそうなってしまったのか、ということが周辺状況と経緯を含め描かれます。君子との関係も全部語られるのですが、なんとも君子憐れ。

ちなみに、この巻の水泳授業シーンの挿し絵を見て、ロシアのスクール水着ってあるのかな?、とか思いついた。ないか・・・。

こっちが4巻。3巻が出た次の月あたりに続けて出ました。ちなみに自分が『レジンキャストミルク』を読もうと思ったのは、4巻のおもしろそうな書評を読んだからでした。

レジンキャストミルク第4巻_藤原祐

藤原祐&原案協力・イラスト/椋本夏夜『レジンキャスト・ミルク』第4巻

「硝子を違った視点から愛するクラスメイト・上野恭一が、虚軸『悲しき玩具(ラグドール)』を手に入れ、その力で君子を助けに行った蜜を撃退し、さらに硝子は彼の手に。あっさりと敗れた城島晶と、舞鶴蜜。2人は殊子やネアたちの力を借り、再戦に挑む。それは確かな決意を手に入れる戦いでもあったのだった・・・」
メディアワークス---電撃文庫---2006年------590円

ああ、ほんと君子が一番悲惨。破局して、それをムリクリ修復した状態での結末という、元通りだけど一緒じゃない感じになってます。なんというか、「良くない結果だけど、結果的に良かった」という、言っててよく分からなくなりそうな結末。まるでこれで蜜&君子の関係は決着付いた・安定した、という風にとらえることもできるでしょうが、たぶん、この状態そのものが今後の展開にもかかわってくるんだろうなぁ。
この小説、話全体としてはシリアス(それもかなり)なんですが、各所に出てくるオタク的といっていいギャグでの落とし方は非常に楽しいです。よもや、安西先生ネタ使われるとは・・・。しかも、ギャルゲー的な部分を指摘され、羨ましいと同級生につっこまれるシーンも。だいたい、今回の敵のひとりである、同級生の上野くん。ドールをタンスにしまってるというところで、ちょと笑った。いや、話としては展開がスムーズでその由来と結果として納得なんですが、はじめの印象と違うキャラの変態ぶりが少し笑ってしまった。

ともかく、やはり今後も期待大のオススメ作品でした。
特にここらへんは、蜜が凄いです。設定上、ツンデレであることを必然とさせられているわけで、ある意味「ツンデレの極地」ではないかと。

で、今回も椋本夏夜氏の挿し絵が絶品でした。カラー口絵のところも、3巻では世界観説明、4巻ではプリン王国物語の漫画が載ってて楽しかったです。4巻ではプリン王国の救世主・硝子の衝撃的なぶっちゃけがあります!

これの5巻がとらのあなで売ってない。また別のとこで探さないと。

ところで、電撃文庫といえば、2007年4月に「電撃文庫ムービーフェスティバル」というのがやりますね。劇場版として、今年前半のヒットアニメ2作『灼眼のシャナ』『いぬかみっ!』と、堅実な人気がある『キノの旅』という、あまり冒険心の無い展開ですが、それが3本立て。自分の好みとしては、劇場版なのに3本立てとかってのは、はっきりいっていただけない話なんですが、メディアワークス的には使いでがあったらしい。そもそも、3本立てって、東映・ジャンプ系のじゃなくてもイケるのかは不明。

  
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参照サイト
藤原祐公式
http://yu.vis.ne.jp/
椋本夏夜公式
http://home.att.ne.jp/yellow/kuramoto/
レジンキャストミルク特設ページ
http://yu.vis.ne.jp/resin1/
電撃文庫&hp
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/index.php
電撃文庫ムービーフェスティバル
http://www.dengekibunko-movie.com/

この記事もどうぞ。
人外の一族の内紛に巻き込まれ、その少女に求婚されて・・!? 藤原祐&椋本夏夜『アカイロ/ロマンス 少女の鞘、少女の刃』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/594/
緩急の差が強い学園異能もの。藤原祐『レジンキャストミルク』第1巻。心理面が面白いです。
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/881/


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