よし、次は本屋さんになろう、とか思ったり思わなかったり。久世番子『暴れん坊本屋さん』最終巻3巻

部屋の中にあまりにも本がありすぎて、平積みがそこかしこにしてあるわけですが、このＰＣのある机から、敷いてある布団のところのある所まで行くには、平積みした本で出来た「壁」（高さ70センチくらい）を、またぎ越えないといけません。
・・・なんだこの部屋。

それはともかく。
たぶん、ウンポコの中で１番名の通った作品がこれ。



久世番子『暴れん坊本屋さん』第３巻
新書館---------2006年----640円

本屋で働く漫画家・久世番子のドタバタ本屋エッセイ。
今度は配本・パブリシティ・イベント・スリップ・分冊百科・帯・乱丁落丁・増刷・ランキング・営業といったネタ。相変わらず笑わしてくれます。
帯の話は非常に笑えました。自分も、帯取ったらえらい驚いたもの見たことありますし。『鉄車帝国』もそうだった・・・。やはり隠すのは尻か。

パブリシティの話でテレビの力は凄いな、とか思いますが、配本はなかなか厳しそう。よく、ラノベの感想ブログとかで、書店員さんが書いてる場合があるのですが、そういった人たちも配本されなくて辛い、みたいな話書いてます。本の流通の問題で、売れるべき時に売れず、売れない時に余るとは。

これ読んで意外に思ったんですが、本屋のバイトって集まらないみたいですね。なんか本屋のバイトって時給が安いから、それは時給下げても本好きの人がいくらでも来るから、ということかと思ってました。大型店だとまた状況は違うのかもしれませんが。
でも、これ読んでるととても本屋で働くのが楽しそうに見えますが、ホントは本屋って大変なんだろうなぁ。基本的に肉体労働っぽいし。腰とか傷めそう。
ビル本屋クラスの歴史本コーナー・漫画本コーナーだったら担当したいなぁ。今の仕事、ゴミのようにして捨てられてクビになる可能性もあるので、次は本屋という手も考えてみましょうか。

今回、スリップネタがありましたが、それにちなんでなのかスリップにも漫画が！
なんか好き放題遊んでますよ。しかも、注文カードとしてちゃんと実用できるみたい。さすが本屋。

あと、公式ＨＰみてみたらのってましたが、11月4日に丸の内の丸善でサイン会があるそうです。11月1日にも大阪であるとか。


　
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参照サイト
大西電電
http://www.geocities.jp/kuzebanko/
丸善
http://www.maruzen.co.jp/home/tenpo/

この記事もどうぞ。
15の夏に幽霊の双子の弟が（田舎から）やってきて・・・。久世番子『ふたりめの事情』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/177/