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管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。 リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。
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今日もまた呑みすぎた~。手足の痺れが抜けない。
一巻以来ずっと続きを読むのを躊躇ってたのですが、まとめて出てる分読みました。

プルートゥ第2巻_浦沢直樹・手塚治虫

浦沢直樹・原作/手塚治虫『PLUTO(プルートゥ)』第2巻

「ありえないロボットによる殺人と思われる事件を追うロボット刑事ゲジヒト。日本に来てアトムに会うものの手がかりは無く、またもや人が殺されてしまう。今までに殺された人々は第39次中央アジア紛争においてペルシア王国の大量破壊兵器を調査したボラー調査団のメンバーだったことが分かる。かつてゲジヒトを含めたロボットたちが派遣され、さまざまな事を学んだ戦争。その影がふたたび彼らに迫っていた・・・」
小学館。ビッグコミックス------2005年----524円

はー・・・・新年そうそう、こんな面白い漫画読んじゃっていいのかな?
手塚治虫の『鉄腕アトム』のひとつの話、「地上最大のロボット」のリメイク作品であるこの『プルートゥ』は、手塚治虫の元型を持ちながらも、見事に「浦沢直樹」をしてます。少し『モンスター』にも似た切り口なんですが、ロボットたちに対する描写が凄く心打ちます。
殺人・殺ロボットの犯人を追う内に、さまざまなものを巻き込んでいくゲジヒト。彼自身の記憶も改ざんされた後があり、謎はさらに深くなります。それにはかつて最強クラスのロボットたちが国連軍として制圧した中央アジアの独裁国家ペルシア王国での事が絡んできます。竜巻、角、謎の男、天馬博士、そしてボラー調査団。謎なことばかりであり、ブランドは倒され、お茶の水博士も危険にさらされます。そして、とうとうアトムまでが・・・。
こりゃ興奮しますよ~。原作の「地上最大のロボット」を読んでても読んでなくても、面白いので是非読んでください。

ところで、これの一巻の時は一緒に手塚版「地上最大のロボット」が付いてた大きい版のものを買ったのですが、それ以降は大きいのを買う理由が無かったせいで読むのが止まってました。今回なんとか読めてよかった。というか、なんで読んでなかったのか! こんな面白いのに!

しかし、作中で中央アジアの独裁国家としてペルシア王国が登場したのは笑った。イラクがモデルみたいです。国王は「ダリウス14世」! それと「トラキア合衆国のアレキサンダー大統領」とか!

あ、そうそう、2巻の巻末に手塚治虫の息子の記事が載ってたけどちょと痛かった。まるで原作者になりかわったかのような。今の著作権法は問題あるなぁ。

 
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この記事もどうぞ。
あれ? 葉月ちゃんが出てる? 「もやしもん」前の初期短編集。石川雅之『週刊石川雅之』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/646/
少年時代の思い出がこんなことになるなんて・・・。浦沢直樹『20世紀少年』シリーズ全巻読みました。
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/579/


この記事へのコメント

世襲が幅を利かせる美しい国、日本ですお。
Posted by m at 2007年01月04日 03:09

ダリウス14世が出たとき、最近TVに出た絵まんまやな
・・・とか思ってしまいましたが(^^;

あとむの出番てまだあるんですよねえ?
Posted by tangt at 2007年01月04日 12:07

ゲジヒトがいればアトムいなくてもよさそうな感じではありますね(^^)

それにしても手塚治虫の時代ならともかく、浦沢版アトムでの
ロボットの死、というのはどのように定義されるんですかね。

攻殻的に言えばロボットのゴーストなんていくらでも複製可能なわけで。
寿命とか、個体という概念がそもそも成り立たない基盤の上で
感情とか人格的なものがどう育つのか。天馬博士に聞いてみたいところ。
やっぱりネットワークに遍在する知性と端末としての個体、というパラダイムなんでしょうか・・・

それはともかく、天馬博士の言うことは、「それじゃぁアトム世界のロボット達はどうやって初期値としての人格を刷り込まれたのか」という問題を避けては通れなくしてしまっているのではと思う次第。
見た目とは関係なく任意の人格を刷り込めるということと、憎悪によって
さらなる高みに行き着くことができるということの関係がよくわかりません。

OUR'sじゃぁ二式が勝手にパソコンから吸い出していましたが(笑)
Posted by m at 2007年01月04日 14:55

>ダリウス14世
これはフセインのまんまでしたからね〜。

>ロボットの定義
あの当時と現在では技術面での変化がありすぎるので、たぶん当時の定義で上手く話を組んでくのではないかと。ゲジヒトとアトムの間で情報のやりとりがありましたが、それでも同一化とかはしてないし。
Posted by 管理人マミヅク at 2007年01月05日 02:0
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