管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
昨日は春分の日でしたが、朝から仕事。でも遅刻した上に早く帰らされた。何それ。
それはともかく。
忙しくて発売日当日に読めなかったのですが、やっと読めた。
高屋奈月『フルーツバスケット』第23巻
「十二支の呪いから解放された夾や由希たち。慊人(あきと)を交えた草摩本家での会合を経て、彼らはそれぞれの道を歩みはじめる・・・」
白泉社----花とゆめコミックス----2007年---390円
人の心を揺さぶり続けた長い話が、とうとう完結!
十二支の呪いによって異性と抱きつくと動物に変身してしまう人たちと、それを取り巻く人々の悲喜こもごもを描いた作品。連載は『花とゆめ』。花ゆめ系で一番売れた漫画でもあるそうです。アニメ化もされました。
それはともかく。
忙しくて発売日当日に読めなかったのですが、やっと読めた。
高屋奈月『フルーツバスケット』第23巻
「十二支の呪いから解放された夾や由希たち。慊人(あきと)を交えた草摩本家での会合を経て、彼らはそれぞれの道を歩みはじめる・・・」
白泉社----花とゆめコミックス----2007年---390円
人の心を揺さぶり続けた長い話が、とうとう完結!
十二支の呪いによって異性と抱きつくと動物に変身してしまう人たちと、それを取り巻く人々の悲喜こもごもを描いた作品。連載は『花とゆめ』。花ゆめ系で一番売れた漫画でもあるそうです。アニメ化もされました。
「新しい宴会の始まり・・・だろ?」
1998年からだから9年がかりですね。この作品はずっと見てきましたが、傑作と言っていい漫画でしたね~。
すでに前巻で呪いの問題は解決し、この巻は十二支たちみんなの話の結末をまとめたような感じになってます。登場人物が多かったから、語るべきことも多くなるというもの。そんな中で透と夾のラブラブなムードがより高まり最後を迎えてくれます。この土地を離れることを決意する夾と、それについていくと言う透。夾がとうとうここまで出来るようになったかー、と感慨深いです。一番好きなキャラだったし。夾は猫憑きの呪いが解けるだけじゃ、ただ縛っていたものが解けただけでしかない。この結末において、彼は彼を本当の意味で束縛していた自分自身への縛りを、ついに乗り越えることが出来た(もしくは乗り越えようとしている)のだということでしょう。
「ありがとう 君に会えて良かった 君がいてくれて良かった」
さらに最後に由希が透に感謝するシーンも良かったですね。いやー、実は自分、はじめは「由希x透」の組み合わせが当然だと思ってました・・・。途中から出てきた倉伎真知に鳶に油揚げで取られてしまいどうなることかと思ってましたが、結局最後はいい感じに納まりました。しかし、このシーンはほとんど告白みたいなもんですね(この期におよんで・・・)。「母さんみたいな」とか言ってますが、由希自身にとっての心理的なけじめをつけるための発言だったような。そう見えるのは自分だけか?
「『ママ』って呼んだら許してあげる・・・」
ちょっと残念だったのは、この巻で出てきたエピソードだけだと、たくさんいるキャラクター全部をみっちり見せることはしきれてないですね。自分としてはもうちょっと脇キャラの深い部分までやって欲しかった気がします。特に花島咲と魚谷ありさの最強コンビは大好きなので。ただ、逆に、どのキャラクターもきっちり描ききっていると言う点は非常に良かったと思います。こんなにも入り組んだ人の想いをそれぞれ描いてくれたんですから。
「君は今日も倖せだろうか」
高屋奈月氏は、いっつも「しあわせ」を「幸せ」でなく「倖せ」と表記しますが、これはたぶん、その物語の中で表現したいのが「人」の「幸せ」だからなんじゃないかとずっと思っていました。それはこの『フルーツバスケット』の最終巻を読んでさらに強く感じました。
まだ次の連載についての話は聞きませんが、次も何か心揺さぶる作品であってほしいですね。
この最終23巻と同時に、『フルーツバスケット ファンブック[宴]』も発売されましたし、現在、『翼を持つ者』の文庫版が出始めてますね。こっちも面白い。
-----------------------------------------------
参照サイト
フルバ公式
http://www.hakusensha.co.jp/furuba/
フルバアニメ
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/fruits_basket/
関連記事
星を見上げる少女サクヤが、謎の少年チヒロに惹かれて・・・。高屋奈月『星は歌う』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/83/
十二支たちの呪いが解かれる。高屋奈月『フルーツバスケット』第22巻。抱きしめる幸せを手にして
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1021/
シリアスな展開が続く高屋奈月の『フルーツバスケット』19巻と20巻。どうか、おいていかないで・・・
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/869/
1998年からだから9年がかりですね。この作品はずっと見てきましたが、傑作と言っていい漫画でしたね~。
すでに前巻で呪いの問題は解決し、この巻は十二支たちみんなの話の結末をまとめたような感じになってます。登場人物が多かったから、語るべきことも多くなるというもの。そんな中で透と夾のラブラブなムードがより高まり最後を迎えてくれます。この土地を離れることを決意する夾と、それについていくと言う透。夾がとうとうここまで出来るようになったかー、と感慨深いです。一番好きなキャラだったし。夾は猫憑きの呪いが解けるだけじゃ、ただ縛っていたものが解けただけでしかない。この結末において、彼は彼を本当の意味で束縛していた自分自身への縛りを、ついに乗り越えることが出来た(もしくは乗り越えようとしている)のだということでしょう。
「ありがとう 君に会えて良かった 君がいてくれて良かった」
さらに最後に由希が透に感謝するシーンも良かったですね。いやー、実は自分、はじめは「由希x透」の組み合わせが当然だと思ってました・・・。途中から出てきた倉伎真知に鳶に油揚げで取られてしまいどうなることかと思ってましたが、結局最後はいい感じに納まりました。しかし、このシーンはほとんど告白みたいなもんですね(この期におよんで・・・)。「母さんみたいな」とか言ってますが、由希自身にとっての心理的なけじめをつけるための発言だったような。そう見えるのは自分だけか?
「『ママ』って呼んだら許してあげる・・・」
ちょっと残念だったのは、この巻で出てきたエピソードだけだと、たくさんいるキャラクター全部をみっちり見せることはしきれてないですね。自分としてはもうちょっと脇キャラの深い部分までやって欲しかった気がします。特に花島咲と魚谷ありさの最強コンビは大好きなので。ただ、逆に、どのキャラクターもきっちり描ききっていると言う点は非常に良かったと思います。こんなにも入り組んだ人の想いをそれぞれ描いてくれたんですから。
「君は今日も倖せだろうか」
高屋奈月氏は、いっつも「しあわせ」を「幸せ」でなく「倖せ」と表記しますが、これはたぶん、その物語の中で表現したいのが「人」の「幸せ」だからなんじゃないかとずっと思っていました。それはこの『フルーツバスケット』の最終巻を読んでさらに強く感じました。
まだ次の連載についての話は聞きませんが、次も何か心揺さぶる作品であってほしいですね。
この最終23巻と同時に、『フルーツバスケット ファンブック[宴]』も発売されましたし、現在、『翼を持つ者』の文庫版が出始めてますね。こっちも面白い。
-----------------------------------------------
参照サイト
フルバ公式
http://www.hakusensha.co.jp/furuba/
フルバアニメ
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/fruits_basket/
関連記事
星を見上げる少女サクヤが、謎の少年チヒロに惹かれて・・・。高屋奈月『星は歌う』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/83/
十二支たちの呪いが解かれる。高屋奈月『フルーツバスケット』第22巻。抱きしめる幸せを手にして
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1021/
シリアスな展開が続く高屋奈月の『フルーツバスケット』19巻と20巻。どうか、おいていかないで・・・
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/869/
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ブログ内検索
カテゴリー
カウンター
Twitter / タイムライン
マミヅク@mamiduku
https://twitter.com/mamiduku
だいたい家からつぶやいています。
自分のつぶやきは少なめ、RTは多め。
最新コメント
[05/07 RobertDom]
[04/25 RobertDom]
[04/24 cnsl840]
[04/23 RobertDom]
[04/19 RobertDom]
アーカイブ
プロフィール
HN:
マミヅク
性別:
男性
自己紹介:
昔から漫画大好きでライトノベルもよく読みました。現在も毎日、何かしら読みまくってます。部屋は六畳間に本棚四つな上に、床が見えないという酷い状態になるくらい漫画まみれでラノベづくしです。
巡回サイト&相互リンク
私がいっつも見て回っているサイトさまにリンク貼らさせていただきました。問題ありましたらご連絡ください。
最新記事
(07/22)
(11/04)
(09/05)
(09/03)
(08/23)
最古記事
(01/01)
(01/30)
(02/01)
(03/01)
(03/02)
アクセス解析
最新トラックバック