シナ子がひっこんだり大胆だったり。冬目景『イエスタデイをうたって』第５巻

冬目景（とうめけい）氏の長期不定期連載作品『イエスタデイをうたって』の最新刊。これ、限定版ではハルのなかなか良いフィギュアが付いてるという。しかもメイド姿らしい。




冬目景『イエスタデイをうたって』第５巻
「徐々に写真の仕事に重点を移していくリクオ。シナ子との関係もやはり進展せず。むしろ浪はしっかりとした意思を固めていき、ついにシナ子にはっきりと言うことに。そんな中、リクオも、いままでのままでいられないのはわかっているのだが・・・」
集英社----ヤングジャンプコミックス・ビージャン-----編集/ホーム社---2007年---505円

平成17年から18年にかけて連載された部分が掲載。まあ４巻は三年がかりでしたので、まあいいのか。リクオとハルの関係は相変わらずに見えますが、徐々に変化が。そもそもリクオの野郎めがイカン。４巻の時なんか、「いったい何の不満があるってんだよ」と言いたくなるくらいの状況だったじゃねーか。

でも、さすがに話は収束しそうな感じですね。たぶん、リクオ×ハル、いや、ハル×リクオ。そして浪×シナ(木へんに品)子、ということに。次の巻あたりで終わるかな？　まあ、そうだとしても次の巻は２年後とかになりそうですが。
今回、ハルのバイト先の喫茶店のオーナー杏子さんについても少しあり。これはこれでいい。

この漫画、主人公の１人、リクオが、自分からのアクションで物語を展開させたことが無いというのがイライラします。リクオはダメ、ヒロインのハルはかきまぜているものの展開させるわけでもない、結局話を作ってくのは、さらに周囲の人達という構造。これで面白いから不思議だ。

そういや、最新号のビジネスジャンプはでは表紙はハルらしい。

　　
-----------------------------------------------

ライトノベルのweb雑誌『少年アルケミスト』が5月1日から配信されるようです。
ゲーム会社のアルケミストが出すみたい。新ラノベレーベルがまた増えるのか。そういや、ちょっと前になんかカタカナ名の出版社がラノベ作ったし、今度は小学館のガガガ文庫（だれだこんな名前つけたの・・・）もできる。最近は、一度も読んだことないレーベルもあるくらい。飽和状態ですね。ガガガ文庫はせめて『マージナル』か『武林クロスロード』かはチェックしようかな。

-----------------------------------------------
参照サイト
ビジネスジャンプ
http://bj.shueisha.co.jp/
森の宿屋（冬目景ファンサイト）
http://www.interq.or.jp/dragon/moriyado/book/toume.htm
EARL.BOX
http://www.earlbox.com/
忍者☆スター～忍者ハットリくんのサブタイトルを考えるでごさるの巻～
http://hanzou.tyzimmer.com/index.php

この記事もどうぞ
湖畔での合宿はなぜか文芸部と遭遇。柏原麻実『宙のまにまに』第２巻。文化祭ももうすぐ
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1033/
前嶋重機がすげー。村田蓮爾製作のフルカラー漫画本『robot（ロボット）』第３巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/491/
濃密な漫画雑誌といったら『アフタヌーン』のこと。2006年8月号。新連載・都留泰作『ナチュン』を注目
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/874/