極貧半妖美少女の華麗とはいいがたい泥棒稼業。奥瀬サキ『ドロねこ９（ニャイン）』第１巻

奥瀬サキ『ドロねこ９（ニャイン）』第１巻
「公立高校に入学したばかりの白波まやあは、成績優秀な美少女だったが飢えていた。妖異の血を受け継ぐ『蠱り者（まじりもの）』ゆえに今は黒戸彪子の下で働いていたが、与えられる現金が極度に少ないため昼食も用意できないありさまだった。そんな時、空腹に耐えかね屋上に来たまやあは、柴多浪玖（しばたろうく）から弁当を恵んでもらう。実は彼もまやあと同じ『蠱り者』でこれ以後昼食を分けてもらうことになるのだが・・・」
幻冬舎コミックス--------バーズコミックス---------2009年-------590円

『低俗霊狩り』シリーズの奥瀬サキ氏が描く、『蠱り者』と呼ばれる半妖の少年少女たちの物語。連載は『コミックバーズ』。
前の『低俗霊DAYDREAM』では目黒三吉氏と、『夜刀神つかい』では志水アキ氏と組んで原作担当でしたが、これでは久々に漫画描いてます。一時なんでか描いてなかったんじゃなかったでしたっけ？　復活してホントよかったよかった。私、奥瀬サキ氏の漫画大好きなんですよ〜
この『ドロねこ9』は、『コックリさんが通る　Planset3』と共通世界みたいですが、前のキャラとか出してくれますかね〜

主人公の蠱り者の少女・白波まやあは、同じく蠱り者の実力者らしい黒戸彪子の下で、泥棒として働いているようです。蠱り者としての能力を活かし、非合法な物品を盗み出し、報酬を得ています。しかし、その額はかなり少ないようで、昼食も食べれない極貧生活。さらには家にも住んでないで、公園でテント生活までしちゃってます。
彪子の部下の大上という蠱り者の指示でいろいろな物を盗むわけですが、仕事の時は獣人みたいな姿に変身して、人間にはできない能力を発揮して仕事します。
彼女の他にも何人もの蠱り者が出て来て、そうしたキャラたちがメインの話とかが絡んでいくようです。

まだまだはじまったばかりですが、今後が楽しみです。

そうそう、「火閻魔人」復刻しましたね。よかった。

　　
「火閻魔人」「低俗霊DAYDREAM」「コックリさんが通る　Planset3」

　　
あ、「低俗霊狩り」の文庫版、小学館だったのか。白泉社どうしたんだ。
どうしたといえば、「Flowers」も２巻でないのかな。
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2009.03.20【森島はるか＠アマガミ】（きしだ式アートワークス）


「低俗霊DAYDREAM」と「支配者の黄昏」はアニメ化しましたね。どっちもOVAですが。まさか「支配者〜」もなるとは。驚きました。そういや、前に「ギルガメッシュ」っていうTVアニメにも関わってたりしてましたね。

　　
「星の夜月の空―奥瀬サキ短篇集」「支配者の黄昏 TWILIGHT OF THE DARK MASTER」
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関連サイト
MOZMOG
http://oarfishsea.blog33.fc2.com/
月刊コミックバーズ
http://www.gentosha-comics.net/birz/

この記事もどうぞ。
ユオに導かれた集団自殺の儀式「大直の鑽火」を止められるのか？　目黒三吉＆奥瀬サキ『低俗霊DAYDREAM』第10巻（完結）
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/597/
奥瀬サキ氏の新連載「ドロネコ９」も登場。『BIRZ（バーズ）』2008年３月号
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/99/
『コミックバーズ』2007年６月号。新連載『なまコイ』開始。あとついでに他の記事も合わせてみる
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1118/