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管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。 リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。
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小説家・栗本薫氏といえば和製ファンタジー小説「グイン・サーガ」で日本にファンタジーを広めた1人でもあり、マミヅクの中に大きな影響を与えた作家さんですが、その彼女が2009年5月26日に亡くなりました。癌だったそうです。ご冥福をお祈りいたします。

栗本薫さんがお亡くなりになりました。 (早川書店)

これは、あまりにも大きな喪失であると言わざるえない。もう、あの人の新作は読めないのだということは、そういうことなのでしょう。
私が栗本氏の作品で読んだ中では「グインサーガ」がとにかく一等でした。これも30年書いていたけど、結局完結までいけませんでしたね。本当に残念です。

グインサーガ第1巻豹頭の仮面_栗本薫

栗本薫『グイン・サーガ』第1巻 豹頭の仮面

「首都を突如襲ったモンゴールの軍勢から逃れるため、いにしえの機械によって転送されたパロの王子レムスと双子の妹リンダ。」
早川書店-------ハヤカワ文庫-------1983年---------609円

ああ、今でもあの初めて読んだ時の興奮を思い出します。
豹の頭だなんて! もうそこからしていきなり度肝を抜かれましたよ。私などのような厨房のどんな発想よりも上を行く、まさに空想に飛び上がるような物語! 息をもつかせぬ展開と、魅力的なキャラクターたち。
壮大なスケールで語られるこの小説は、まさに歴史に残るような作品というものでした。いや、ほんと完結しなかったのが惜しいです。

グインサーガ第126巻黒衣の女王_栗本薫

栗本薫『グイン・サーガ』第126巻 黒衣の女王

早川書店-------ハヤカワ文庫-------2009年---------609円

この126巻の黒衣の女王が、最後の「グインサーガ」になるのかと思ったら、「2009年5月26日、栗本がすい臓がんのため死去し、本作は未完の作品となった。早川書房によると栗本は129巻まで原稿執筆を終えており、ここまでは予定通り出版し、途中まで書かれ絶筆となった130巻原稿についても何らかの形で公表したいとしている。」(ウィキペディアより)とのこと。130巻の途中までは読めるわけです。
そこまで行っても完結はしなかったわけですよね? でも、「グインサーガ」という作品があっただけでも良かったと思います。完結しないのであっても、それまでに生まれたこの話のキャラクターたちは私の心に残り続けることでしょう。
この物語を読ませてくれて、ほんとうにありがとうございました。

  
「グイン・サーガ(新装版)」「GUIN SAGA(合本)」「グイン・サーガ(漫画版・沢田一)」
新装版は、二冊を一冊にして徐々に出してくつもりだったようです。これは続けて出るのかな? けど、それにしたって表紙が酷い。あの美麗なイラストはどうしてくれる。
合本のやつは、もう締め切りきちゃいましたが、100巻までを二冊の豪華本にするというやつです。大き過ぎて読めないよ・・・。コレクターズアイテムか。
漫画版は、「マトゥルスの血族」の作家・沢田一氏が担当。表紙だけ加藤直之氏。5巻くらいまで出てます。実は他にも漫画版はあって、柳澤一明氏が作画したやつです。
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私が読んだ栗本薫氏は「グイン」の他だと、実は意外と少なくて、「終わりのないラブソング」と「真夜中の天使」のBL系、「レダ」「さらば銀河」とかSF系といったところ。「伊集院」とか「魔界水滸伝」は未読です。

  
「真夜中の天使」「終わりのないラブソング」「グインサーガ(漫画版・柳澤一明)」

同性愛を扱った「終わりのないラブソング」はほんと衝撃的でしたし、感動しまくりの作品でした。もう涙が出るわ出るわ。たしかそれの後に「真夜中の天使」読んだんだったっけかな? 順番はいまいち記憶が曖昧です。
そういや、「キャバレー」と「真夜中の天使」どっち読もうか、で迷って「真夜中」にしたんだったけかな? 「キャバレー」って映画にもなったような。

  
「グイン・サーガ(アニメ版DVD-BOX)」「キャバレー」「わが心のフラッシュマン」

そういや、栗本薫氏の作品で映像化された作品って意外と少ないですね。グインも今回が初アニメ化だし。でも演劇が結構あって、これは映像がないのが残念。グインの外伝でイシュトヴァーンが活躍する「マグノリアの海賊」も舞台化されていますよ。
ちなみに「わが心のフラッシュマン」は中島梓名義での評論ですが、表紙が出渕裕氏だったんですよね〜。どっかに仕舞ってあるかと思ったけど、見つからず。たぶんもう無くしちゃったのかな。

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関連サイト
ハヤカワ・オンライン|早川書房のミステリ・SF・ノンフィクション
http://www.hayakawa-online.co.jp/
グイン・サーガ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AC
グインサーガ アニメ公式
http://www.guinsaga.net/

この記事もどうぞ。
化け物ヴェルバーに脅かされる人類の戦い。結城信輝『ヴェルバーサーガ(VAELBER SAGA)』3巻まで
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/742/
どうやら2009年春からリマスター版として再開するらしい。出渕裕『機神幻想ルーンマスカー(Rune Masquer)』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/649/
RPGマガジン連載のファンタジー作品。田中久仁彦『秘境探検ファム&イーリー RUIN-EXPLORER』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/630/


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