女子中学生ケータイ小説家と仮面優等生の注文の多い恋愛ごっこ。遠山えま『わたしに××しなさい！』第１巻

追記・・・
さきほど、アキバBlogさんの記事を見たら、「女子高生」じゃなく「女子中学生」となってて吃驚しました。完全に高校生だと思い込んでました。見直してみたら、作中にはどっちかは描いてないみたいです。ということは中学三年生みたいです。えーと、こういうの、なんて言うんだっけ？　ああ、「嬉しい間違い」ってやつか！（JK＜JC
（この記事での表記は直してあります）



遠山えま『わたしに××しなさい！』第１巻
「目つきの悪さと冷え性から『雪女』と渾名され誤解されている女子中学生・氷室雪菜（ひむろゆきな）。彼女は幼馴染みの晶（あきら）以外には秘密にしているが、ケータイ小説で大人気の作家ユピナだったのだ。そんな彼女が気にしてるのは、自分の作品にラブが必要だということ。なんとかしようと思った矢先に、クラスの優等生で人気者・北見時雨（きたみしぐれ）の秘密を知ってしまう。雪菜は自分には欠けている恋を体験するため、恋愛ごっこを強要することになるのだが・・・」
講談社--------講談社コミックスなかよし--------2009年-------419円

今日、本屋でこの新刊を見かけて、カバーの絵に凄く魅かれて買ってみました。遠山えま氏は、「ココにいるよ！」などをなかよし系で描いている作家さんです。でも少女漫画雑誌だけじゃなく、少年誌にも描いてて、「電撃マ王」で描いた「イチ・らぶ・キュウ」というのも単行本になってます。

物語の方は、人気のあるケータイ小説をこっそり書いている眼鏡っ娘女子中学生・雪菜が主人公。小説書く時のペンネームは、ユピナ。彼女は、末端がひどく冷たくなる冷え性なのと目つきが酷い悪いため、周囲も「絶対零度の雪女」と呼んでビビっています。実はジッと睨んでくるのは、目が悪いのと人間観察のためなんです。とても純真で悪い娘じゃないのですが、悪評が先行してしまっています。それをわかっているのは、幼馴染みの晶のみ。
そんな彼女が悩んでいるのは、読者たちの噂で言われている通り、小説の方の内容で、恋愛要素が無いこと。人を観察し続けてきた彼女だけど、ラブに関しては、体験しないとダメだ！　ということで、困っています。
そんな時に、先生やクラスメイトの人気を集めている優等生・北見時雨というかっこいい男の子の秘密を握ってしまいます。雪菜はもともとこの北見が、魅力的とは見えないのですが、彼の優等生としての仮面がわかってしまう彼の生徒手帳を拾ったのです。クラスで唯一彼に惚れてないのが雪菜だとも知ります。雪菜はここで彼を相手に恋愛ごっこをして、恋愛を体験してしまおうと画策するのです。
はじめは彼女の意図がわからなかった北見は、彼女に何が目的なんだ、と聞きます。すると
「わたしのこと、好きになりなさい」「わたしを好きになって　手をつないだり　だきしめたり　キスしたり　　愛の告白をしなさい！！」
と、偉そうに返すんです。ここが二重の意味で逆になってて面白いなー。
その後、手をつないでみたり、抱きしめてみたりするのですが、北見はやらされてるのを嫌がって反撃とかしますが・・・
この漫画、いろいろ楽し過ぎますね。絵とか上手いですし、話はよくできてます。展開ややりとりも楽しく、ノリが凄くいい。なにより、設定や台詞なんかもしっかり少女漫画してるんですが・・・・なんて言うんでしょうか、萌えがいっぱいあるというか？（笑
とにかく、この漫画は面白いですよ。今後も要チェックです。この作家さんの漫画はじめて読んだと思うけど、他のも読んでみようかな。

　　
「イチ・らぶ・キュウ 2」「ココにいるよ! 1」「ママコレ 4」

　　
「お茶にごす。　11」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない　3」「涼宮ハルヒの憂鬱 5.285714」
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京極作品はアニメ化進んでくのかな？　まあ、実写よりかはいいですね。でも、このルーガルーってそんな面白かったかな？

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関連サイト
ピヨピヨ屋
http://emaema.sakura.ne.jp/
なかよし
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/01033
遠山えま／わたしに××しなさい！　「ラブ小説のために、脅迫は必要なんだ！」（アキバblog）
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50905101.html

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