好奇心からはじまった、たった一週間だけの恋人。橘紅緒＆宝井理人『セブンデイズ（SEVEN DAYS）』全２巻

橘紅緒＆宝井理人『セブンデイズ（SEVEN DAYS）』（第１巻）MONDAY → THURSDAY
「邦華学園に通う篠弓弦（しのゆづる）は、上品な顔立ちとそれに反する性格のため、付き合う女の子にはすぐに振られることを繰返していた。そんな篠の弓道部での後輩だった芹生冬至（せりょうとうじ）は、その顔から女子に人気があったが、どんな女の子とでも付き合うが一週間で別れてしまうという。たまたま話す機会があった篠は、つい彼に付き合わないかと言ってしまい・・・」
大洋図書-------ミリオンコミックスCRAFT SERIES022-----2007年--------600円

BL小説の作家・橘紅緒氏の原作を宝井理人氏が漫画に描いた傑作「セブンデイズ」です。原作といっても、小説が原作というわけではなく、どうやら漫画用に作った話らしいです。連載は「CRAFT」。
昔、これの発売日に表紙を見た時からずっと気になってはいたのですが、内容が解らなかったので、買うのは躊躇してました。けど、この前完結する第２巻が出たので、その時にまとめて買ってみました。記事にするのがだいぶ遅れましたが、積んであった中から発掘したので。

上品で清廉なイメージの少年・篠弓弦は、ほんとうはけっこうズボラな感じの性格で、それを無視してイメージを押し付けてくる女の子たちと付き合いすっかりあきれています。そんなわけで、振られたばかりの彼は、彼とは逆に女の子を月曜に付き合いはじめて、一週間後の日曜には振る弓道部の後輩・芹生冬至のことが、どういうつもりで付き合っているんだろうと、ちょっと気になります。そんな芹生と二人で話すことになり、彼がちょうど女と一緒にいたのを見たところだったので、彼女の話になりますが、今は別れたばかりだと言います。そこで篠は、どんな相手でも付き合うのか？　ということを聞いてみます。タイプについて返答する芹生ですが、「センパイの顔は好きだよ」と思わぬことを言い、それを聞いた篠は好奇心から「俺とつきあってよ」と言うことになります。しかも、芹生はそれを本気にとったらしく、篠に積極的に近づいてきます。こうして二人の「一週間限定」の付き合いがはじまることになるのです。
１巻目は月曜から木曜までの話。



橘紅緒＆宝井理人『セブンデイズ（SEVEN DAYS）』（第2巻）FRIDAY → SUNDAY
大洋図書-------ミリオンコミックスCRAFT SERIES028-----2009年--------600円

２巻目は金曜日から日曜日までの話となります。
芹生には兄の恋人である女性・紫乃（しの）という想い人がいますが、その紫乃も登場します。私は篠の友達で男前な女の子・小池ちゃんが気に入りました。もっと出してほしかったなー。元女子高なんで女子が多いっていうことらしいのですが、そんな中に小池ちゃんいたら、もてるだろうな〜。

付き合いはじめた二人ですが、互いに自分と相手のイメージに振り回されることで、徐々に近しくなっていく様子が描かれていきます。そして近づく「一週間」の別れ。だけど・・・
繊細な心理や二人の雰囲気が出す描写が絶妙で、非常に上手い！　絵もすごく魅力的で、目をひきます。
これは傑作といってもいいのではないでしょうか。

宝井理人氏の絵って、どっかで見たなー、と思ったら、「鳥籠荘の今日も眠たい住人たち」のコミカライズをやった人でした。今更思い出した。

　　
「鳥籠荘の今日も眠たい住人たち」「有明月に、おねがい。」「コーンスープが落ちてきて」
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昨日は会社の上司と仕事終わった後に、食事にいきました。なんかそっちから前に誘ってたくせに、無理矢理的な感じになってしまったのはなんで？　しかも、別の先輩が一緒に来てるし、もしかして私と一緒に行きたくはなかったけど、しょうがなく・・・ということかな？　あー、しかもその先輩は、食べた食事が満足いかなかったらしくて「美味かっただろ？」って上司に聞かれて、ずっと無言だったり。なんか酷い食事になったなぁ・・・

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参照サイト
Licht
http://g-t.main.jp/
B'Sgarden｜大洋図書｜ボーイズラブ BL 耽美
http://www.bs-garden.com/

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