管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。
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百元籠羊『オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力』
オタ中国人的「名作」
オタ中国人的「古典作品」
オタ中国人増殖の背景
オタ中国人が直面する「日本と中国の違い」
オタ中国人が困惑する「オタク文化」
おわりに 「日本鬼子」オタ中国人へ侵攻開始
武田ランダムハウスジャパン----------2010年---------1365円
中国人のオタクたちが日本のオタク文化についてネット上で語っていることを日本語訳している「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」というblogを書籍化した本です。著者は中学生だった90年代から大学卒業までの十数年を中国で過ごしたという、百元籠羊(ひゃくげんかごひつじ)氏。このblogのことは最近知ったのですが、興味深い話ばかりで非常に面白いblogです。
出版社が特殊だからかなのか、それとも内容的にちょっと違うと思われたのか、とらのあなとか近場のオタ系書店では売ってなかったので、買うのが発売からちょっと間があいてしまいましたが、今日、池袋のジュンク堂で手に入れることができました。
blogの内容を記事にしたので、中国の掲示板でのオタク話についての翻訳を紹介しつつ、それに著者の解説や思ったことなどが書かれています。
もちろんのことながら、ご本人もオタク的要素たっぷりでして、中学生の頃は「ときめきメモリアル」をやり込んだとのこと。そして、オタクであることが、中国人たちとの交流を深めるきっかけとなっていったりしたそうです。著者の長い中国生活での体験談が各所で語られるのですが、それがまた面白い! はじめは高校になってから同級生に「土星機(机)」を知ってるか、と聞かれ、それがセガサターンであることに気付きます。当時の中国ではほとんど情報の無かったことから、そうした知識をもって中国人たちと親しくなっていったそうです。特に「ときめきメモリアル」は当時の中国のPCを持っている少年たちの間で大流行していたおかげで、やり込みまくった知識が活かされます。この、なんで中国なんかで「ときメモ」が流行ってたか、という不思議な状況についても本の中で語られますが、これがまた面白いことになってて納得というか意外な展開に驚きます。
他のアニメや漫画についても中国ならではの事情が絡んでたり、逆に中国人なのに日本人と感じるところが同じだったりで、そのオタ中国人たちの反応が面白いです。中国にだってオタクはいるのですが、ですが、こんなにまでコアな人たちがこんなにもたくさんいるとは思いませんでした。
話題ぼ基本は漫画とアニメで、特にアニメの話が多かった感じでしょうか。「ガンダム」「エヴァ」「コードギアス」「ハルヒ」「けいおん」「ヘタリア」「北斗の拳」「聖闘士星矢」「スラダン」「ときメモ」「ウルトラマン」といったものについてはそれぞれ項目が立てられるくらい、中国人もこれらの作品に触れて、相当がっちりとその心を摑んでいるようですね。
そしてこれらの作品に対する理解の深さと愛情は驚くほどです。そこまで好きか! と。「北斗の拳」は一般人にも広く受け入れられているし、「聖闘士星矢」はオタク層を深みに嵌めることになった作品だそうですし、「コードギアス」のおかげで「11区」はネットスラングで日本を意味するようになったとか、「エヴァ」ではヒロイン論争で不毛な戦いが繰り広げられるとか。
まあ、アニメは違法ダウンロードが一般的という本文中で言うとおり「頭の痛い問題」としてありますが、ネット環境などが整ってきたおかげでまさにリアルタイムに近い感じで日本の情報も手に入れてたり、ファンサブの字幕付きを観たりしているようです。リアルタイムで追っかけることのできるようになってはじめの作品が「涼宮ハルヒの憂鬱」あたりかららしく、「ハルヒ」も凄い人気だそうです。しかも小説の翻訳も出てるとかで、日本で原作の続き「驚愕」が出ないのはあちらでも話題になっているとか。もう、その情報の早さと反応が同じなのに驚きですね。
こうしたオタク中国人の増加についても語られてますが、これがまた面白い。日本製アニメより国産推進などの流れはありますが、今後どうなるんだろう、中国。
あと、後半では中国人として、作品の中で登場した物事についての疑問などについて扱ってまして、「三国志」の知識の受け取り方の違いや、日本の部活動について理解されてなかったり、こんなにもカレーが好まれているのを不思議がったり、などが話題にあがっています。ここらへんも中国人の反応が面白いですね〜
最後は副題にも関わる「日本鬼子」についての話になっています。(そういや百度で検索しても萌え絵の方は出てきませんね。なんでだろ? まだ情報が広まってないのかな)
まあ、ともかく、感心したり驚いたりと、全体として面白い読み物でした。画像とかは全然無いですが、文章は読み易かったですし、ネタもオタクの話ばかりで楽しめました。あと、著者が現地に長くいて、中国人側の確かな情報を伝えている、という感じがして、そこも良かったです。
ちょうど、こんなニュースもあった
「日本鬼子」「ヘタリア」大人も擬人化萌え~
「ザ・ニッポンレビュー! ~ガイジンが見たヘンタイでクールな日本」「中国が憧れた理想の国 日本―学校では教えない本当の歴史」「世界が絶賛する「メイド・バイ・ジャパン」 」「続 私は日本のここが好き! 外国人43人が深く語る」
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講談社 :電子雑誌「BOX-AiR」を創刊 アニメ化視野に新人選考会も毎月開催
電子雑誌「BOX-AiR」零号に西村ツチカ新作ショート(コミックナタリー)
変ゼミ×パンスト、TAGROコラボがヤングエースで実現(コミックナタリー)
高校教師「君が代を歌えと命じられ、憤りでめまいを起こすほど血圧が上がり、通院が必要になった」(痛いニュース)
こんなやつが高校教師・・・・
戦国武将を女体化したトンデモ戦国女子絵巻「戦国乙女~桃色パラドックス~」4月から放送開始(GIGAZINE)
「四畳半神話大系」が大賞を受賞、全11話一挙上映も行われる第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門展示(GIGAZINE)
アニメ「けいおん!」聖地の人形20体盗2少年を逮捕 和歌山→滋賀行脚の動機は…
「もしドラ」、NHK総合でアニメ化
電子版でも10万部も売れてるのか。
枝野氏「八百長が蔓延なら、相撲協会の公益法人認定は困難」
“マワシ組”に改革は無理…450億円没収でもノー天気
いいよいいよ、公益法人格取り消しで。資格なくなっても、その後はそれなりに継続されるでしょう。
読書感想文:都内で表彰式 上位入賞者ら600人参加
舞台は日本最北の地! 榊先生の描く小説『ガンパレード・マーチ』が新章突入
「無限の住人」よりたんぽぽと目黒(KSTN/奇想天外)
まどマギのさ○か(タングステンの歌/第二番)
「シンカン vol.4」「珠妃デビューアルバム「ヒカリ」」「See visionS 〈初回限定盤〉 TVアニメ「とある魔術の禁書目録Ⅱ」新オープニングテーマ」「スイート スイーツ ショコラ」
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関連サイト
「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む
http://blog.livedoor.jp/kashikou/
武田ランダムハウスジャパン
http://www.tkd-randomhouse.co.jp/
この記事もどうぞ。
外人たちの日本に関するやりとりを翻訳した面白ブログが書籍化。えいち『ザ・ニッポンレビュー!(The Nippon Review!) ガイジンが見たヘンタイでクールな日本』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1767/
イギリス人記者が「勝負パンツ」に感嘆。コリン・ジョイス『「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1741/
外国人生徒たちの鋭い質問が面白い。蛇蔵・海野凪子『日本人の知らない日本語 なるほど〜×爆笑!の日本語再発見コミックエッセイ』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1729/
もちろんのことながら、ご本人もオタク的要素たっぷりでして、中学生の頃は「ときめきメモリアル」をやり込んだとのこと。そして、オタクであることが、中国人たちとの交流を深めるきっかけとなっていったりしたそうです。著者の長い中国生活での体験談が各所で語られるのですが、それがまた面白い! はじめは高校になってから同級生に「土星機(机)」を知ってるか、と聞かれ、それがセガサターンであることに気付きます。当時の中国ではほとんど情報の無かったことから、そうした知識をもって中国人たちと親しくなっていったそうです。特に「ときめきメモリアル」は当時の中国のPCを持っている少年たちの間で大流行していたおかげで、やり込みまくった知識が活かされます。この、なんで中国なんかで「ときメモ」が流行ってたか、という不思議な状況についても本の中で語られますが、これがまた面白いことになってて納得というか意外な展開に驚きます。
他のアニメや漫画についても中国ならではの事情が絡んでたり、逆に中国人なのに日本人と感じるところが同じだったりで、そのオタ中国人たちの反応が面白いです。中国にだってオタクはいるのですが、ですが、こんなにまでコアな人たちがこんなにもたくさんいるとは思いませんでした。
話題ぼ基本は漫画とアニメで、特にアニメの話が多かった感じでしょうか。「ガンダム」「エヴァ」「コードギアス」「ハルヒ」「けいおん」「ヘタリア」「北斗の拳」「聖闘士星矢」「スラダン」「ときメモ」「ウルトラマン」といったものについてはそれぞれ項目が立てられるくらい、中国人もこれらの作品に触れて、相当がっちりとその心を摑んでいるようですね。
そしてこれらの作品に対する理解の深さと愛情は驚くほどです。そこまで好きか! と。「北斗の拳」は一般人にも広く受け入れられているし、「聖闘士星矢」はオタク層を深みに嵌めることになった作品だそうですし、「コードギアス」のおかげで「11区」はネットスラングで日本を意味するようになったとか、「エヴァ」ではヒロイン論争で不毛な戦いが繰り広げられるとか。
まあ、アニメは違法ダウンロードが一般的という本文中で言うとおり「頭の痛い問題」としてありますが、ネット環境などが整ってきたおかげでまさにリアルタイムに近い感じで日本の情報も手に入れてたり、ファンサブの字幕付きを観たりしているようです。リアルタイムで追っかけることのできるようになってはじめの作品が「涼宮ハルヒの憂鬱」あたりかららしく、「ハルヒ」も凄い人気だそうです。しかも小説の翻訳も出てるとかで、日本で原作の続き「驚愕」が出ないのはあちらでも話題になっているとか。もう、その情報の早さと反応が同じなのに驚きですね。
こうしたオタク中国人の増加についても語られてますが、これがまた面白い。日本製アニメより国産推進などの流れはありますが、今後どうなるんだろう、中国。
あと、後半では中国人として、作品の中で登場した物事についての疑問などについて扱ってまして、「三国志」の知識の受け取り方の違いや、日本の部活動について理解されてなかったり、こんなにもカレーが好まれているのを不思議がったり、などが話題にあがっています。ここらへんも中国人の反応が面白いですね〜
最後は副題にも関わる「日本鬼子」についての話になっています。(そういや百度で検索しても萌え絵の方は出てきませんね。なんでだろ? まだ情報が広まってないのかな)
まあ、ともかく、感心したり驚いたりと、全体として面白い読み物でした。画像とかは全然無いですが、文章は読み易かったですし、ネタもオタクの話ばかりで楽しめました。あと、著者が現地に長くいて、中国人側の確かな情報を伝えている、という感じがして、そこも良かったです。
ちょうど、こんなニュースもあった
「日本鬼子」「ヘタリア」大人も擬人化萌え~
「ザ・ニッポンレビュー! ~ガイジンが見たヘンタイでクールな日本」「中国が憧れた理想の国 日本―学校では教えない本当の歴史」「世界が絶賛する「メイド・バイ・ジャパン」 」「続 私は日本のここが好き! 外国人43人が深く語る」
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電子雑誌「BOX-AiR」零号に西村ツチカ新作ショート(コミックナタリー)
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高校教師「君が代を歌えと命じられ、憤りでめまいを起こすほど血圧が上がり、通院が必要になった」(痛いニュース)
こんなやつが高校教師・・・・
戦国武将を女体化したトンデモ戦国女子絵巻「戦国乙女~桃色パラドックス~」4月から放送開始(GIGAZINE)
「四畳半神話大系」が大賞を受賞、全11話一挙上映も行われる第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門展示(GIGAZINE)
アニメ「けいおん!」聖地の人形20体盗2少年を逮捕 和歌山→滋賀行脚の動機は…
「もしドラ」、NHK総合でアニメ化
電子版でも10万部も売れてるのか。
枝野氏「八百長が蔓延なら、相撲協会の公益法人認定は困難」
“マワシ組”に改革は無理…450億円没収でもノー天気
いいよいいよ、公益法人格取り消しで。資格なくなっても、その後はそれなりに継続されるでしょう。
読書感想文:都内で表彰式 上位入賞者ら600人参加
舞台は日本最北の地! 榊先生の描く小説『ガンパレード・マーチ』が新章突入
「無限の住人」よりたんぽぽと目黒(KSTN/奇想天外)
まどマギのさ○か(タングステンの歌/第二番)
「シンカン vol.4」「珠妃デビューアルバム「ヒカリ」」「See visionS 〈初回限定盤〉 TVアニメ「とある魔術の禁書目録Ⅱ」新オープニングテーマ」「スイート スイーツ ショコラ」
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昔から漫画大好きでライトノベルもよく読みました。現在も毎日、何かしら読みまくってます。部屋は六畳間に本棚四つな上に、床が見えないという酷い状態になるくらい漫画まみれでラノベづくしです。
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