管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
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佐島勤『魔法科高校の劣等生』3 九校戦編 〈上〉
佐島勤『魔法科高校の劣等生』4 九校戦編 〈下〉
「7月中旬。全国の魔法科高校の選手が技を競う『九校戦』を控え、優秀なエンジニアの不足に悩む一校だったが、そのひとりに劣等生であるはずの司波達也が選ばれてしまう。一科生で構成されるのが当たり前のその選出に不満が強かったものの、達也の高校生のレベルを超えた超絶的な技術は、選手たちに認められていくことになる。だが、この大会を妨害しようとする何者かがいることがわかり・・・」
アスキー・メディアワークス----------電撃文庫-----------2011年-----------650/670円------イラスト/石田可奈
1巻2巻を読んだ勢いで、立て続けにすでに出ていた3巻4巻も読んでしまいました。面白かったです〜。
この巻では他の魔法科高校と魔法競技で戦う「九校戦」が描かれてます。上下巻ですが、ページ数が多く、前の「入学編」の5割増し以上あります。
今回の「九校戦」とは、「学校対抗の魔法を使ったスポーツ大会」みたいなもので、「スピード・シューティング」「クラウド・ボール」「バトル・ボード」「アイス・ピラーズ・ブレイク」「ミラージ・バット」「モノリス・コード」の6つの競技を10日かけて戦います。日本全体で魔法科高校が9つしかないので、「九校戦」というわけですが、主人公・司波達也(しばたつや)たちがいる東京の国立魔法大学付属第一高校は、もっとも有力な高校で一昨年・去年と連勝していて、三連覇を狙っています。この大会の選手として、達也の妹、天才的な魔法師である司波深雪も参加することになっています。
そんな気合の入った大会ですが、この一校には優秀な魔法師は多くても、優秀なエンジニアが少ないという問題がありました。魔法を使用するために必要な道具・CADの制作・メンテなんかも生徒の中の魔工師を目指す生徒たちがやるわけですが、それが足りないのです。魔法の使用はこれに依存するため、そうしたエンジニアの存在が大きな影響を及ぼすのです。
生徒会長の七草真由美(さえぐさまゆみ)は人選に悩んだあげく、これまで前例のない、二科生からの参加者として達也を選ぶことになります。達也は魔法の実技はだめだけど、理論面で秀で、エンジニアとしての腕が立つことも知られていたがための人選でした。もちろん、このことは二科生を見下している一科生である選手たちのプライドを刺激してますが、大きな拒否反応も起きず、とりあえず大会に出発することに。
達也は不本意ながらエンジニアとして一部の女子生徒のCADを見ることになるのですが、そのあまりの素晴らしさ、斬新さに、選手はおろか観客たちまでもが驚かされていくことになるのです。
また、ライバル校である三校には、十師族のひとつ、一条家の次期当主・一条将輝(いちじょうまさき)や、天才・吉祥寺真紅郎(きちじょうじしんくろう)といった強敵がいて、彼らが立ちはだかることになります。
しかも、この大会を妨害しようとする犯罪組織があることがわかり、実際に事故に見せかけて手を出してくるのですが・・・
この「九校戦編」は、学校対抗の競技大会という内容ですが、相手校の選手とかはほとんど描写されず、達也が常識を覆すようなスゴ技でみんなの度肝を抜くというのを連発する話でした。敵選手で名前が出てきたのは今後も話に絡んできそうな一条将輝と吉祥寺真紅郎の二人だけ。6種類も競技があるので、バラエティに富んだいろいろな魔法の描写がありましたが、どの試合も結構あっさり書かれています。戦いそのものは達也のおかげといっていいくらいの活躍で、一校が始終優勢で進め、最後の方は優勝にこだわって戦う感じで、敗北の危機はいっさいありません。
後半で問題が起きて、達也がエンジニアとしてではなく、選手として出てよりによって最高クラスの魔法師・一条将輝たちと戦うことになるという展開になります。
今回、とにかく達也の凄さが圧倒的で、各試合ごとに人々を驚嘆させることを繰り返していきます。圧倒的勝利の連続なので、最大の見せ場であるはずの自身が戦うことになった新人戦の最後でも、そうなることはわかってた感じがして、ちょっと盛り上がりに欠けた感じがありましたね。
もうひとつの山場でもある犯罪組織・無頭竜とのことですが、最後に達也があっさり人を殺してくので、ちょっと吃驚しました。
いろいろありますが、この「九校戦編」の中で語られたことで、達也の状況も見えてきました。彼のやっかいな立場は、一条家の次期当主を倒してしまったことで、さらに面倒なことになりそうですね。
ただ、本編読んでる最中ずっと気になってたんですが、達也が秘密を守りたがってるわりに、結構不用意に目立つ行動取ってることですかね。ああも凄いことして勝てば注目されるのも予想できそうなもんだけど。
あと、今回もやはり深雪のブラコンっぷり、達也のシスコンっぷりが酷かった(笑)ですが、さらにそれを皆の前で見せつける場面が多くて、こりゃ見せられてる方にはたまったもんじゃないな、という感じでしたね。なんだこのイチャイチャ兄妹は。
いや、もう、「隣にいてほしい」って言うシーンは、添い寝しだすのかと思いましたよ!?
「新約 とある魔術の禁書目録」「ログ・ホライズン5 アキバの街の日曜日」「アクセル・ワールド〈10〉Elements」「ランブルフィッシュ〈5〉凶天使襲来編」
---------------------------------------------------------
「白の皇国物語」「のうりん 2」「声優のたまごが、俺の彼女だったようです。~ぱんつの中身は大事です!~」「境界線上のホライゾン 〔Horizon on the Middle of Nowhere〕 2 初回限定版 Blu-ray」
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関連サイト
電撃文庫&電撃文庫MAGAZINE
http://dengekibunko.dengeki.com/
佐島勤さんのページ 小説家になろう
http://mypage.syosetu.com/28800/
魔法科高校の劣等生~初年度の部~ 小説家になろう
http://ncode.syosetu.com/n2569f/
小説家になろうの記事は、2011年12月に削除される、とありますがいまのところ読めるようです。
この記事もどうぞ。
大人気web小説の文庫化。魔法があたりまえの技術として認知された未来が舞台の魔法学校もの。佐島勤『魔法科高校の劣等生』1巻と2巻(入学編 上・下)
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/2751/
学園の危機の中、SR競技の激闘に決着! これはロボット系ライトノベルの傑作でしたね。『ランブルフィッシュ』第10巻・学園炎上終幕編
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/2460/
姫不在の中、謎の多いバーストリンカー・能美の罠がハルユキたちを追いつめ・・・。川原礫『アクセルワールド』第3巻-夕闇の略奪者-と4巻-蒼空への飛翔-
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/2206/
逃げてばかりじゃいられないクラスマッチ。叶恭弘『Mx0(エムゼロ)』第5巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/505/
魔法研修のために東京に出た少女は・・・・。よしづきくみち&山田典枝『魔法遣いに大切なこと 夏のソラ』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1663/
そんな気合の入った大会ですが、この一校には優秀な魔法師は多くても、優秀なエンジニアが少ないという問題がありました。魔法を使用するために必要な道具・CADの制作・メンテなんかも生徒の中の魔工師を目指す生徒たちがやるわけですが、それが足りないのです。魔法の使用はこれに依存するため、そうしたエンジニアの存在が大きな影響を及ぼすのです。
生徒会長の七草真由美(さえぐさまゆみ)は人選に悩んだあげく、これまで前例のない、二科生からの参加者として達也を選ぶことになります。達也は魔法の実技はだめだけど、理論面で秀で、エンジニアとしての腕が立つことも知られていたがための人選でした。もちろん、このことは二科生を見下している一科生である選手たちのプライドを刺激してますが、大きな拒否反応も起きず、とりあえず大会に出発することに。
達也は不本意ながらエンジニアとして一部の女子生徒のCADを見ることになるのですが、そのあまりの素晴らしさ、斬新さに、選手はおろか観客たちまでもが驚かされていくことになるのです。
また、ライバル校である三校には、十師族のひとつ、一条家の次期当主・一条将輝(いちじょうまさき)や、天才・吉祥寺真紅郎(きちじょうじしんくろう)といった強敵がいて、彼らが立ちはだかることになります。
しかも、この大会を妨害しようとする犯罪組織があることがわかり、実際に事故に見せかけて手を出してくるのですが・・・
この「九校戦編」は、学校対抗の競技大会という内容ですが、相手校の選手とかはほとんど描写されず、達也が常識を覆すようなスゴ技でみんなの度肝を抜くというのを連発する話でした。敵選手で名前が出てきたのは今後も話に絡んできそうな一条将輝と吉祥寺真紅郎の二人だけ。6種類も競技があるので、バラエティに富んだいろいろな魔法の描写がありましたが、どの試合も結構あっさり書かれています。戦いそのものは達也のおかげといっていいくらいの活躍で、一校が始終優勢で進め、最後の方は優勝にこだわって戦う感じで、敗北の危機はいっさいありません。
後半で問題が起きて、達也がエンジニアとしてではなく、選手として出てよりによって最高クラスの魔法師・一条将輝たちと戦うことになるという展開になります。
今回、とにかく達也の凄さが圧倒的で、各試合ごとに人々を驚嘆させることを繰り返していきます。圧倒的勝利の連続なので、最大の見せ場であるはずの自身が戦うことになった新人戦の最後でも、そうなることはわかってた感じがして、ちょっと盛り上がりに欠けた感じがありましたね。
もうひとつの山場でもある犯罪組織・無頭竜とのことですが、最後に達也があっさり人を殺してくので、ちょっと吃驚しました。
いろいろありますが、この「九校戦編」の中で語られたことで、達也の状況も見えてきました。彼のやっかいな立場は、一条家の次期当主を倒してしまったことで、さらに面倒なことになりそうですね。
ただ、本編読んでる最中ずっと気になってたんですが、達也が秘密を守りたがってるわりに、結構不用意に目立つ行動取ってることですかね。ああも凄いことして勝てば注目されるのも予想できそうなもんだけど。
あと、今回もやはり深雪のブラコンっぷり、達也のシスコンっぷりが酷かった(笑)ですが、さらにそれを皆の前で見せつける場面が多くて、こりゃ見せられてる方にはたまったもんじゃないな、という感じでしたね。なんだこのイチャイチャ兄妹は。
いや、もう、「隣にいてほしい」って言うシーンは、添い寝しだすのかと思いましたよ!?
「新約 とある魔術の禁書目録」「ログ・ホライズン5 アキバの街の日曜日」「アクセル・ワールド〈10〉Elements」「ランブルフィッシュ〈5〉凶天使襲来編」
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「白の皇国物語」「のうりん 2」「声優のたまごが、俺の彼女だったようです。~ぱんつの中身は大事です!~」「境界線上のホライゾン 〔Horizon on the Middle of Nowhere〕 2 初回限定版 Blu-ray」
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昔から漫画大好きでライトノベルもよく読みました。現在も毎日、何かしら読みまくってます。部屋は六畳間に本棚四つな上に、床が見えないという酷い状態になるくらい漫画まみれでラノベづくしです。
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