罪と悪と罰と許しと・・・。フレデリカたちの旅の終わり。おがきちか『エビアンワンダーREACT（リアクト）』第２巻。エビアン最終巻。

頭頂部の髪の毛を抜くのがまだ流行ってます。私の中で。
なんでこんなにクニクニなんだろう。整髪料は嫌いだし、みっともないけど放置状態。もっと短くしてみようかな。抜き過ぎてハゲになる前に。

それはともかく。
『エビアン』今頃読んだ。ちょ、凄いなコレ。



おがきちか『エビアンワンダーREACT（リアクト）』第２巻
「銀符のフレデリカは、弟のハウリィを置いて行こうとする。しかし、ハウリィは新しく家族となれる人たちを置いて、フレデリカを選ぶのだった。そんな２人についていくフェイ・イ。彼らはついに僻地の岬までやってきたのだが、そこでの仕事はフレデリカにとって・・・」
一迅社------------ゼロサムコミックス-----------2007年---------------552円

この余韻を楽しませて欲しい。
この極上のファンタジーを読めた喜びは、ひたるに足るほどのものだったのです。

『エビアンワンダー』の最終巻読了いたしました。これは素晴らしい作品でしたよ。
悪人を与えられた力で倒していくフレデリカ。そのはじまりは、子供のころ、両親に雪山で捨てられ、ハウリィを蘇らせてからでした。それから何年も経ち、多くの悪人を倒し、意味嫌われる銀符でありながらも生き続けた２人。しかし、フレデリカとハウリィとの関係に終わりが来る時が来ます。この悪魔との契約ではじまった不確かで危うい関係がついに終わりを迎え、すべての「辻褄が合う」ようになるのです。

そこに至るまでの話の上手さ、台詞の良さ、情理の素晴らしさ、事象の組み立ての絶妙さ、そしてなによりも個々の出来事と全体の流れの統一感。美しく精妙に織られたタペストリーを見ているような完成度。これはまさに一級どころか超一級のファンタジーです。
最近、質の良いファンタジーを立て続けに読めて幸せだなぁ。

実は、『エビアンワンダー』を読み始めたのは、『エビアン・ワンダーREACT』の第１巻が出た後で、しかも、『REACT』１巻から読み始めました。読んでみて、凄い面白いな～、と思いましてさらに読むことに。『REACT』１巻の後は、何もつかない『エビアンワンダー』があると知って、そっちの１・２巻を読む、という変則的な感じで読みました（それまでおがきちか氏を知らなかった）。けど、その段階でなぜかテンションが下がって読むのやめちゃったんですが、少し前に最終巻を思い立って買って読みました。・・・・いやはや、勿体ないことをしていましたよ。

今は、またおがきちか熱が上がってきたので、『Landreaall（ランドリオール）』を読み始めてます。これも凄い！
もう10巻も出てるらしいので、読み終わったらまた記事書きますよ。

　　　
「エビアンワンダー 1」「エビアンワンダー 2」「エビアンワンダーREACT 1」「Landreaall 21巻 限定版」
---------------------------

ついでに。

Ｃ・ディアスが謝罪、マチュピチュ訪問で持ったバッグで
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1147218.html
いろいろ考えさせる話だ。笑ったけどね。

【東スポ】 二岡反論「俺じゃない、モナが誘惑した」
おれも誘惑されてー

---------------------------
参照サイト
おがきちかSWS
http://sws.gogo.tc/

関連記事
アカデミーを襲う謎のモンスターたちを前に生徒たちは結束し・・・。おがきちか『Landreaall（ランドリオール）』第12巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/361/
さくらの記憶を求めて少年は次元を越える。CLAMP（クランプ）『ツバサ　RESERCoir CHRoNiCLE』第１巻　守ってみせる。愛するキミを。
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/394/
なぜかあまり評価されていない那州雪絵の傑作ファンタジー。那州雪絵『月光』第１巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/316/
『精霊の守り人』にはじまる壮大なハイファンタジー全10巻。上橋菜穂子「守り人シリーズ」
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/2973/