管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
結城浩&日坂水柯『数学ガール(Mathematical Girls)』上巻
「高校二年生の僕は、入学してすぐに知り合った同級生の才媛ミルカさんと一緒に、大好きな数学について語り合うのが当たり前になっていた。そんな僕に後輩のテトラちゃんが苦手な数学を教えて欲しいと言ってきて・・・」
メディアファクトリー-----MFコミックス フラッパーシリーズ------2008年----590円
結城浩氏の小説『数学ガール』は、前々から気になってはいたのですが、「数学」ということでちょっと手を出せないでいたのですが、あの日坂水柯氏による漫画化ということなので、まずは漫画の方から読ませていただきました。原作者の結城氏はプログラミングとかの本を書いてる人ですが、自分のサイトで発表した短編小説が好評で、続編が書かれるようになり、現在はソフトバンククリエイティブから『数学ガール』と続刊の『数学ガール フェルマーの最終定理』の二冊が出ています。
数学好きな主人公「僕」と、やはり同じく数学好きの美少女・ミルカさん、そして後輩で英語が得意なテトラちゃんの三人が、数学を勉強し、数式をいじりまわしながら、微妙な関係を描いていく青春ドラマとなっています。ちょっとエキセントリックみたいなミルカさんが素敵。ちなみに、メガネ大好き漫画家として知られる日坂氏ですが、ミルカさんはやはり眼鏡っ娘です(原作でも眼鏡着用)。まあ、数学少女なら眼鏡掛けてないわけにはいかないですしね(偏見
しかし、「数学」なんて高校以来だから懐かしいことこの上ないですね。そして何を言っているのかさっぱりわからない(笑 もう、「整数」とか「同類項」とかって基本的な言葉ですら懐かしいぐらいですからね!
数式の説明とか、マジで魔法の呪文みたいな台詞がバンバン出てきます。ミルカさん、下手な魔法少女ものより魔法少女してます。
でも、数学が苦手なテトラちゃんに「僕」が教えるというプロセスがあるので、判り易く数学を教えてくれてるので、ここらへんはなんとかついていけます。そして、もっと高度な数式とか出て来てさっぱりな部分も、物語を追う内に、その数学の説明が何を言いたいのか、何を意味するのかが解ってきて、物語そのものが数学と上手い具合にハマってくれます。うーん、これは見事。
この原作だと漫画化するのが難しいでしょうに、いい感じに仕上がってます。日坂氏は、人と人とのやりとりの微妙な部分を描き出すことに非常に長けた作家さんだと感じていましたが、この「数学ガール」でも三人の距離感を見事に表現して、繊細な関係性の雰囲気を上手く出しています。
思うに、この原作と作画の組み合わせがとてつもなく良い化学反応を起した結果としてのこの漫画版なんでしょう。ですから、そう導いた人、つまり、この「数学ガール」を日坂水柯氏で漫画化しようと考えたフラッパーの編集さんの眼力の凄さには驚きます。
上巻だけですが、非常に面白い作品でしたので、なるべく早いうちに原作の小説の方も読んでみたいと思います。
『数学ガール』のコンセプトは、なんか『女子大生会計士の事件簿』に似てるかも。漫画読んだ限りでは、よりこちらの方が物語として完成度が高く、「事件簿」の方は説明的と言えます。そういえば、『コミックチャージ』で「事件簿」は左菱虚秋氏によってコミカライズされましたね。
数学・プログラミング関係の本はこんなのとか出してます。
追記
記事タイトルに「理系最高の萌え」って書いてしまいましたが、「理系最強の萌え」でした。
-----------------------------------------------
ナ「仁、起きろーっ!」 (ドスッ)(ようかんのハラキリ天国)
こんな重さならいくらだって耐えられる。
姫と刹那のラブメモリ〜♪(44COCKIES)
キャミー(VivacE)
こんなエヴァを見てみたかった!? 初のエヴァ公式デフォルメシリーズ!
-----------------------------------------------
関連サイト
コミックフラッパー
http://www.comic-flapper.com/
結城浩 - The Essence of Programming
http://www.hyuki.com/
書籍数学ガール(作者の公式ページ内の書籍紹介)
http://www.hyuki.com/girl/
日坂水柯(ヒサカミカ)日々ヲ記ス
http://blog.goo.ne.jp/mrnsk/
コミック版 数学ガール(上) 「理系男子最強の萌え」(アキバblog)
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50768699.html
この記事もどうぞ。
黒ひもパンでセクシーになったフブキさんのために未来が変わる!? 赤衣丸歩郎『仮面のメイドガイ』第8巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/247/
二人の少女がキスすれば、ひとりの女神が降臨する。松本真&ネツマイカ『カプレカ』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/313/
眼鏡をかける派かけない派にかかわらず眼鏡好きなら読んで欲しい。日坂水柯『めがねのひと』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/123/
数式の説明とか、マジで魔法の呪文みたいな台詞がバンバン出てきます。ミルカさん、下手な魔法少女ものより魔法少女してます。
でも、数学が苦手なテトラちゃんに「僕」が教えるというプロセスがあるので、判り易く数学を教えてくれてるので、ここらへんはなんとかついていけます。そして、もっと高度な数式とか出て来てさっぱりな部分も、物語を追う内に、その数学の説明が何を言いたいのか、何を意味するのかが解ってきて、物語そのものが数学と上手い具合にハマってくれます。うーん、これは見事。
この原作だと漫画化するのが難しいでしょうに、いい感じに仕上がってます。日坂氏は、人と人とのやりとりの微妙な部分を描き出すことに非常に長けた作家さんだと感じていましたが、この「数学ガール」でも三人の距離感を見事に表現して、繊細な関係性の雰囲気を上手く出しています。
思うに、この原作と作画の組み合わせがとてつもなく良い化学反応を起した結果としてのこの漫画版なんでしょう。ですから、そう導いた人、つまり、この「数学ガール」を日坂水柯氏で漫画化しようと考えたフラッパーの編集さんの眼力の凄さには驚きます。
上巻だけですが、非常に面白い作品でしたので、なるべく早いうちに原作の小説の方も読んでみたいと思います。
『数学ガール』のコンセプトは、なんか『女子大生会計士の事件簿』に似てるかも。漫画読んだ限りでは、よりこちらの方が物語として完成度が高く、「事件簿」の方は説明的と言えます。そういえば、『コミックチャージ』で「事件簿」は左菱虚秋氏によってコミカライズされましたね。
数学・プログラミング関係の本はこんなのとか出してます。
追記
記事タイトルに「理系最高の萌え」って書いてしまいましたが、「理系最強の萌え」でした。
-----------------------------------------------
ナ「仁、起きろーっ!」 (ドスッ)(ようかんのハラキリ天国)
こんな重さならいくらだって耐えられる。
姫と刹那のラブメモリ〜♪(44COCKIES)
キャミー(VivacE)
こんなエヴァを見てみたかった!? 初のエヴァ公式デフォルメシリーズ!
-----------------------------------------------
関連サイト
コミックフラッパー
http://www.comic-flapper.com/
結城浩 - The Essence of Programming
http://www.hyuki.com/
書籍数学ガール(作者の公式ページ内の書籍紹介)
http://www.hyuki.com/girl/
日坂水柯(ヒサカミカ)日々ヲ記ス
http://blog.goo.ne.jp/mrnsk/
コミック版 数学ガール(上) 「理系男子最強の萌え」(アキバblog)
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50768699.html
この記事もどうぞ。
黒ひもパンでセクシーになったフブキさんのために未来が変わる!? 赤衣丸歩郎『仮面のメイドガイ』第8巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/247/
二人の少女がキスすれば、ひとりの女神が降臨する。松本真&ネツマイカ『カプレカ』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/313/
眼鏡をかける派かけない派にかかわらず眼鏡好きなら読んで欲しい。日坂水柯『めがねのひと』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/123/
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ブログ内検索
カテゴリー
カウンター
Twitter / タイムライン
マミヅク@mamiduku
https://twitter.com/mamiduku
だいたい家からつぶやいています。
自分のつぶやきは少なめ、RTは多め。
最新コメント
[05/07 RobertDom]
[04/25 RobertDom]
[04/24 cnsl840]
[04/23 RobertDom]
[04/19 RobertDom]
アーカイブ
プロフィール
HN:
マミヅク
性別:
男性
自己紹介:
昔から漫画大好きでライトノベルもよく読みました。現在も毎日、何かしら読みまくってます。部屋は六畳間に本棚四つな上に、床が見えないという酷い状態になるくらい漫画まみれでラノベづくしです。
巡回サイト&相互リンク
私がいっつも見て回っているサイトさまにリンク貼らさせていただきました。問題ありましたらご連絡ください。
最新記事
(07/22)
(11/04)
(09/05)
(09/03)
(08/23)
最古記事
(01/01)
(01/30)
(02/01)
(03/01)
(03/02)
アクセス解析
最新トラックバック