ロボットや人工生命の技術が発達しはじめている世界で起こる極上のミステリー。石黒正数『外天楼（げてんろう）』

石黒正数『外天楼（げてんろう）』
「刑事の山上は、配属されたばかりの女刑事・桜場冴子と組んで奇妙な状況の遺体を調べることになった。増築と改築を繰り返され迷路のようになった集合住宅群・外天楼。その一室で見つかった面倒くさがりの男の死因とは・・・？」
講談社---------講談社コミックスDX----------------2011年--------700円

「それ町」の石川数正氏が「メフィスト」に掲載したミステリーです。多くの人が傑作と言っていたので気になってましたが、読んでみて納得。これは上手いな〜

全カットの絵コンテが収録。あおきえい監督のインタビューもあり。『劇場版 空の境界 第１章「俯瞰風景」 画コンテ集』

『劇場版　空の境界　第１章「俯瞰風景」　画コンテ集』
講談社--------講談社BOX・アニメスタイル共同編集---------2008年-------1200円

いまさらですが買ってみました。「空の境界」の劇場版アニメの絵コンテ集です。「画（え）コンテ」？
第1幕（CUT001-078）、第2幕（CUT079-268）、第3幕（CUT269-463）、エピローグ（CUT464-474）に、オープニング素材、画コンテの見方、画コンテ用語解説、そしてあおきえい監督インタビューが収録されています。

「空の境界」の外伝が文庫化。未来を視る能力が絡む事件を描く。奈須きのこ＆武内崇『空の境界 未来福音』

奈須きのこ＆武内崇『空の境界 未来福音　（the Garden of sinners　/ recalled out summer』
「厳格な校風で知られる礼園（れいえん）女学院に通う一年生の瀬尾静音（せおしずね）は、東北で酒造を営む実家から呼び出しを受け、夏休みに帰省しなければならなかった。しかし、礼園から街へ出た静音はそこで自分の特異な力・未来視（みらいし）で、通りがかりの男性の死を視てしまう。なんとかその未来を止めようとするのだが、相手にはそれが解ってもらえず、怒らせてしまう・・・。そんな時、そこにお人好しそうな男の人が仲裁に入ってくれたのだった。・・・その頃、両儀式（りょうぎしき）はとある爆弾魔につけ狙われていて・・・」
星海社------------星海社文庫--------------2011年-------------552円--------イラスト/武内崇

昨日は漫画版「空の境界」でしたが、今度は同時発売の外伝小説「未来福音」です。
これはもともと、2008年のコミックマーケットで出された同人誌でしたが、今回講談社からではなく、星海社からという形で文庫化されました。
内容はあまり書くとネタバレになってしまうので細かく書きませんが、「空の境界」本編の中の、1998年夏の各事件の合間に起きた、未来を見通せる能力を持った人が関わる話です。

原作の魅力と雰囲気を鮮烈に描き出している素晴らしいコミカライズ！ 天空すふぃあ＆奈須きのこ＆武内崇『空の境界 the Garden of sinners』漫画版第１巻

天空すふぃあ＆奈須きのこ＆武内崇『空の境界　the Garden of sinners』第１巻
「街の再開発で廃墟となった巫条ビルで、次々と起こる不可思議な連続飛び降り自殺。そして、そのビルの上空に浮かぶ八人の少女たち。それを見た両儀式（りょうぎしき）は、奪われた黒桐幹也（こくとうみきや）を取り戻すため、自殺を引き起こしている存在のいる屋上へと向かうのだった・・・」
星海社--------------星海社コミックス-----------2011年-------------600円

TYPE-MOONの奈須きのこ氏が2001年に発表した傑作小説「空の境界」がコミカライズされ、とうとう単行本が星海社から発売になりました。作画は天空すふぃあ氏。連載は、星海社の公式サイト「最前線」でのweb配信です。

ジェネラル・ジンは実はそれほど悪いやつじゃない・・・？ 皆川亮二『ADAMAS（アダマス）』第4巻と５巻

皆川亮二＆岡エリ『ADAMAS（アダマス）』第4巻
「ルビー使いのヒロミは、幼なじみで同級生の東堂が疲労で倒れた原因を探るため、エスメラルダにお願いして見てもらおうとする。だが、東堂の家に行ってみると、預かっていた弟・純を襲うおうとする父親が。どうやら純は情緒障害となっているようで・・・」
講談社--------イブニングKC--------2010年-----600円

宝石の力を引き出すことができる「宝石使い（ジュエルマスター）」たちの活躍を描くシリーズの４巻と５巻です。作者は「スプリガン」の皆川亮二氏。連載は「イブニング」。

危険な時ほどワクワクするアブナイ女の子が飛行機を自在に操る！ 高田裕三『CAPTAINアリス』第１巻から５巻

高田裕三『CAPTAINアリス』第１巻
「日本空船で副操縦士をしている長谷川ありすは、飛行機を愛してやまないのはいいのだが、危急の時こそ楽しくてしょうがない特殊な性癖の持ち主だった。そんな彼女がスカウトされたのは、日本空船の緊急チーム・チームガーディアン。しかし、そこはアクシデントが起こるのが予知できるという少年・宇崎慧の予知に対処するため結成された部署で・・・」
講談社---------イブニング　KC---------------2009年-------552円

危険な操縦の時に凄い喜びと技術を見せる26歳の新人コパイロット・長谷川ありすの活躍を描く飛行機もの漫画。作家は「３☓３EYES」の高田裕三氏。企画協力は里見蘭氏。

ネット端末遺伝子を求めて探索者・霧亥が超構造体の上を目指すハードSF。弐瓶勉『BLAME!（ブラム！）』第１巻と２巻

弐瓶勉『BLAME!（ブラム！）』第１巻
「地表を隈なく覆う構造物メガストラクチャー。その中を感染されていない遺伝情報を求めて移動する霧亥は、襲いかかる人間や珪素生物を相手に、強力な銃で戦いながら上へ上へと目指していくのだが・・・」
講談社----------------アフタヌーンKC-----------1998年-----------505円

弐瓶勉氏が「アフタヌーン」で連載していた衝撃のハードSF「BLAME!」です。なんか久々に読みました。

表紙は卜部のビキニ姿！ 「スマグラー」の読み切り短編も収録。『月刊アフタヌーン』2011年10月号

「月刊アフタヌーン」2011年10月号
表紙・植芝理一「謎の彼女X」
瀧波ユカリ「臨死！！江古田ちゃん」
幸村誠「ヴィンランド・サガ」
藤島康介「ああっ女神さまっ」
落合ニッキ「おかわりっ！！めがみさまっ！！」
真鍋昌平「スマグラー殺し屋　背骨と内蔵」
市川春子「月の葬式」
カラスヤサトシ「アフタ寺問答2011　超拡大版」
朝基まさし＆山田隆道「雑草女」
木尾士目「げんしけん　二代目」
熊倉隆敏「尸彔（ネクログ）」
ヤマシタトモコ「BUTTER!!!」
冬目景「いつも、ふたりで　」前篇
松本勇祐「幼軍隊」
沙村広明「無限の住人」
北道正幸「プ～ねこ」
園田健一「ブレット・ザ・ウィザード」
今井哲也「ぼくらのよあけ」
駒井悠「駒っ旅」
赤井吟行「じゃりテン」
髙橋ツトム「爆音列島」
弐瓶勉「シドニアの騎士」
田丸浩史「ラブやん」
篠房六郎「百舌谷さん逆上する」
錦ソクラ「侍父」
垣野内成美＆田中芳樹「薬師寺涼子の怪奇事件簿　白銀の女王様」前編
芦奈野ひとし「カブのイサキ」
田中一行「イコン」
ハグキ「ハトのおよめさん」
宮川輝「SLDK」
講談社------------2011年------------680円

今号は表紙が「謎の彼女X」の卜部さんの水着姿！
そういや本編では水着はスク水が何回かあったような気がするけど、ビキニはあの海の海くらいか？　いまいち思い出せないな。今度読み返してみよう。

モグリの葬儀屋として各地を巡るマテリアとコジの二人は・・・。椋本夏夜＆高殿円『銃姫 Phantom Pain』第１巻

椋本夏夜＆高殿円『銃姫　Phantom Pain』第１巻
「星教会に輪葬（ブレイジング）してもらえない時に代わりに行なうモグリの葬儀屋（ブレイザー）のマテリアとコジ。町に着いた二人はそこで教会の黒紙部隊が女性の遺体を運んでいた。それに抗議する少年ウィルは貧しさから彼ら一家が教会にお布施を払えていなかったと言う。そのためウィルはモグリの葬儀屋を探していたのだが・・・」
講談社---------シリウスコミックス---------2011年---------600円

高殿円氏の人気ライトノベル「銃姫」のコミカライズ作品です。一度、一文字蛍氏によって漫画化されてはいるのですが、今回「シリウス」で再度漫画化です。作画はなんと椋本夏夜氏です。
多忙な次期に発売されたので、記事にするのが遅れました。

将棋に夢中になった息子とそれを見守る母の日常を描く。南Q太『ひらけ駒！』第１巻

南Q太『ひらけ駒！』第１巻
「小学四年生の菊地宝（きくちたから）は、将棋の道場に通うなどするほど将棋にはハマっていた。そんな息子を見守る宝の母は、将棋に夢中な息子の様子を見ながら、自分もまたその世界へと触れていき・・・」
講談社------------モーニングKC----------2011年---------543円

「モーニング」でやってる将棋漫画です。作者は南Q太氏。