管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
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実はこれ、紹介し済みだと思ってましたが、書いてなかったことに気づいたので。
シギサワカヤ『箱舟の行方』
「もれなく同じ会社の田村主任と結婚し、寿退職する予定の倉田咲。自分の使っていたPCの処理をするのだが、彼女にはこのPCを用意したシステム室の笹原に関する心残りがあり・・・」
白泉社------------ジェッツコミックス--------------2007年-------------680円
コミティアやコミケで活躍しているシギサワカヤ氏の初単行本。掲載作品は表題作の「箱舟の行方」、「ウィーク・エンダー」「こい、のようなもの」「つまりは病のような。」「ワールドエンド・サテライト」「空の記憶」。「こい、のようなもの」「つまりは病のような。」が一迅社の『コミックZERO-SUM』で、「ワールドエンド・サテライト」が白泉社の『メロディ』でというように、商業誌で発表されたもの。1ページしかない「ウィーク・エンダー」だけ同人誌で、残り二つは描き下ろし。
コミティアでその同人誌に途中から気づいてチェックしていたのですが、作品の質が同人誌としてはずば抜けていました。その心理描写力とか、雰囲気の出し方とか、もう一発でファンになりましたよ。
シギサワカヤ『箱舟の行方』
「もれなく同じ会社の田村主任と結婚し、寿退職する予定の倉田咲。自分の使っていたPCの処理をするのだが、彼女にはこのPCを用意したシステム室の笹原に関する心残りがあり・・・」
白泉社------------ジェッツコミックス--------------2007年-------------680円
コミティアやコミケで活躍しているシギサワカヤ氏の初単行本。掲載作品は表題作の「箱舟の行方」、「ウィーク・エンダー」「こい、のようなもの」「つまりは病のような。」「ワールドエンド・サテライト」「空の記憶」。「こい、のようなもの」「つまりは病のような。」が一迅社の『コミックZERO-SUM』で、「ワールドエンド・サテライト」が白泉社の『メロディ』でというように、商業誌で発表されたもの。1ページしかない「ウィーク・エンダー」だけ同人誌で、残り二つは描き下ろし。
コミティアでその同人誌に途中から気づいてチェックしていたのですが、作品の質が同人誌としてはずば抜けていました。その心理描写力とか、雰囲気の出し方とか、もう一発でファンになりましたよ。
白泉社の編集の人がコミティア会場ですでに目をつけてたようで、めでたく商業誌デビューということになったようです。これはシギサワ氏とメガネフェチ仲間の日坂水柯氏の『レンズのむこう』と同じパターンかと。最近のコミティアでの各社の新人争奪戦は激しいようですが、白泉社もしっかり手を出してる様子。というか、白泉社といえば新人賞などでの新人発掘力の強さでは抜群だというのに、さらにコミティアからの発掘にも余念が無いとはさすがです。
しかし、シギサワカヤ氏の描く女性というものは、なんともHな感じですね。線がくっきりしてるわけでも肉感的に描かれてるわけでも無いのですが、不思議と凄く色っぽい。肌の色と肌触りまで想像しそうになるくらい。それがまたこのシギサワカヤ作品のストーリーや台詞回しと相まって、とても素敵な淫靡さを出してます。ネチネチしてなく、もっと清々しい淫蕩さというか、陰はあるけど暗くないというか。
キャラクターたちの心理面がまた楽しくて、どんな思考回路で考え、どういう経緯でどうなったのか想像してます。それにどの人もなかなかイイ性格してて、そこがまた面白い。
ともかくこれはオススメの一冊ですよ。
シギサワカヤ氏の最近の仕事内容は、白泉社、一迅社、角川書店、メディアワークスといった感じ。挿絵をやったスニーカー文庫から出てた『憐 ren』は一応一巻だけは読んだ。まあ、これはね、挿絵だから。
ちなみに去年出た『電撃マ王』2007年1月号にて読切り『滅びてやる。』が掲載されたそうです。未チェックだった~。
「九月病 上」「九月病 下」「溺れるようにできている。」「ヴァーチャル・レッド 3」
同人誌で出されたのが単行本化した『九月病』。
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今日はなんか寒い。部屋の中でも電気ストーブつけてるのに寒いので、ジャンパー着ながらパソコンいじってます。
「憐 Ren 錆びゆくココロと月色のナミダ」「ファムファタル 1―運命の女」「レンズのむこう」「白衣のカノジョ 4」
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参照サイト
海底温泉(シギサワカヤ公式)
http://www.kaitei-onsen.com/index.html
シギサワカヤBlog
http://d.hatena.ne.jp/ktos_sb/
この記事もどうぞ。
こんな人を好きになってしまった・・・。『ファムファタル』第1巻と『溺れるようにできている。』。シギサワカヤ作品二冊同時発売
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/555/
兄妹の愛と苦悩と受難とボケ。シギサワカヤ『九月病』上下巻。その鮮烈な感性に酔う。
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/493/
メガネと女の子のくねくねした漫画。素敵センスが光る。日坂水柯『レンズのむこう』発売。
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/854/
美貌の双子を雇ったデザイン事務所で繰り広げられるギスギスした背徳的な恋・・・。シギサワカヤ『お前は俺を殺す気か』第1巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/3111/
切なく悲しい大人の恋を描く短篇集。住屋昭博&石田衣良『1ポンドの悲しみ 〜石田衣良恋愛短篇集〜』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/2629/
この記事へのコメント
公式ホームページで告知されていたのに気付きましたが、なんと『九月病』が白泉社から単行本化!
8月29日に上下巻同時発売だそうです。
この作品は凄い作品ですので、もう、出る前からオススメしときます。
Posted by 管理人マミヅク at 2007年07月16日 23:50
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