記憶喪失の六人の少女がいる島。KOJINO＆金月龍之介『PRIZONA6（ぷりぞなしっくす。ぷりぞな6）』第１巻

KOJINO＆金月龍之介『PRIZONA6（ぷりぞなしっくす。ぷりぞな6）』第１巻
「経度不明、緯度不明の、ただ『島』とだけ呼ばれている絶海の孤島。その島で目が覚めた少女たちは、自分の記憶を失ったままここで暮らしていた。しかし、一番新人のむっちん、こと、ナンバー６は、この異常な状況に抗おうと、島からの脱出を試み、ことごとく失敗していた。ほんの僅かだけ思い出せる先輩の想い出を支えにし、彼女はこの安穏とした島をかき乱すのだが・・・」
小学館-----サンデーGXコミックス------2009年-----533円

またも韓国人漫画家の漫画です。ほんとに韓国人漫画家の実力は日本の漫画と比べてなんの遜色も無いといっていいですね。原作はアニメやゲームの脚本家で小説家の金月龍之介氏が担当、KOJINO（コジノ？）氏は作画を担当という形で作っているようです。連載は『サンデーGX』。

絶海の孤島にたった六人の少女たちがいて、その全員が名前すらわからない記憶喪失状態。彼女たちはそれぞれ、「苺」「二胡」「珊瑚」「ごっちん」「ナナコ」といった自分の番号に合わせた名前を名乗り、どこからか届けられる食料やアイテムを使って生活しています。島には何軒もの家があり（江ノ島がモデルのようです）、電気もあれば水も出るということで、生活には困らないのです。しかし、ナンバー６「むっちん」は、まだ来たばかりで、この異常さに猛烈に反発し、とにかくここから出ることを試みます。しかし、「島」には不思議な力があるのか、どうしても出ることはできません。諦め、受け入れたほかのメンバーたちに噛み付きながらも、彼女は自分のわずかな想い出、告白した（？）先輩とのことを思い出しながら、この状況を打破しようと奮闘します。
閉鎖された環境と自分のことすら解らない謎だらけの状況。その中で、メンバーたちのやりとりの中、むっちんは何が大事なのかを徐々に理解していきます。
明るく軽妙なノリでの南国のほほん系の日常を描く中で、この異常でSFチックな背景を想像させる設定が上手い事活きた面白い作品に仕上がっています。

閉鎖された小空間の何人かの人間のやりとりとかを描いた作品というと、最近だと『まなつラビリンス』とか『自殺島』とか思い出しますね。状況そのものがよくわかないというのも。あと『鬼燈の島』か。

金月龍之介氏は『テイルズ・オブ・シンフォニア』とか『まなびストレート』の脚本とかやってるみたいですね。そのノベライズ作品もやってます。



最新号のサンデーGXでは表紙を飾っていますね。
来月号のサンデーGXに、佐藤まさき氏の「釣りチチ・渚」という、どう考えても『釣りキチ三平』のパロ作品が登場。て、原形は麦わら帽と釣り竿しかねー。

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このアニメすごくね？　ライドバック

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この状況でも笑顔でがんばる亜美ちゃん（イニシャルG）

　

「放課後プレイ」の再版分が出てるらしいんですが、池袋では見たことないですよ。なんで？　また全部はけちゃったのか？
「AKIRA」のブルーレイ。高画質で見てみたいな〜。そういやもう何年も見直してない。

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関連サイト
小学館コミック -サンデーGENE-X-
http://websunday.net/gx/
記憶を失った6人の少女が暮らす謎の島生活 「ぷりぞな6」（アキバOS）
http://www.akibaos.com/?p=4895

この記事もどうぞ。
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