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管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。 リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。
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今日はこれから部屋の片付け。
天気もいいし、久々に窓でも開けようかな・・・とりあえず窓の前の積み上がった荷物を片付けてからじゃないと出来ないけどナ!

それはともかく。
ラノベ感想blogなどで注目されているゲーム的要素の強いSF作品。

クジラのソラ01_瀬尾つかさ

瀬尾つかさ『クジラのソラ』第1巻

「10年前に襲来した異星人は、地球を制圧したものの、彼らは支配をするのではなく、ハイテクノロジーによる『ゲーム』を提供するだけだった。そしてゲームの勝利国に与えられるテクノロジーによる利権を求め、各国の思惑が錯綜する。そんな中、兄が異星人たちに連れられて旅立った桟敷原雫(さじきばらしずく)はゲームのワールドグランプリで戦うためのメンバーとして、二度も日本を勝利に導いたメカニック・門倉聖一を招き入れようとするが、彼は自分の従姉妹・冬湖と戦って勝てるのなら参加すると条件をつける・・・」
富士見書房-----富士見ファンタジア文庫----2006年---620円----イラスト/菊池政治

宇宙人のハイパーテクノロジーによって「ゲーム内で小宇宙を作り、宇宙艦隊を実際に作って艦隊戦をやる」という「ゲーム」が普及した地球を舞台に、旅立ち会うことのできなくなった人々を追う少年少女たちの疑似宇宙戦ゲームSF。SF色より対戦ゲーム的な感じが強く押し出されています。
3人がチームを組んで何百という宇宙艦隊を操って戦う世界的に人気なゲームがあって、その世界大会に優勝することを目指す、という話。

主人公・門倉聖一はまだ16歳くらいですが、すでに数年前から早熟の天才として知られていて、二回も自分の参加するチームを優勝に導いています。しかし、あまりにも異星人側からの優勝賞品が凄いため、政府から監視がついてしまうようになっています。また、優勝した同じチームのメンバーたちが、死んだりいなくなったりしてしまって、このゲームというものにかなり懐疑的になっています。そのため、現在はゲームには不参加、という態度をとっていたのですが、そこにやってくるのが、『ジュライ』という自分のチームでゲームでの優勝を目指す桟敷原雫という少女。彼女の兄は聖一が優勝した時のチームの一員で、優勝後、異星人たちについていってしまっています。彼女が聖一に参加を求めるのですが、聖一はそれを断るために、従姉妹でやはり天才的なゲームの才能がある冬湖(とうこ)と戦わせることにします。無名の冬湖を侮って敗れる雫ですが、その後いろいろあって冬湖も聖一も、雫のチームに協力することになります。
そして順調に勝ち進んだ彼らは、日本予選での決勝戦において強敵『オリオン』と戦うことになるのですが・・・・

今風のラノベ的な学園ものとしての要素と、艦隊戦ができる規模のSFの要素、そしてそれらがゲームとして機能するというゲームそのものの要素が合わさった作品です。現在2巻まで出てます。作者の瀬尾つかさ氏は富士見の『琥珀の心臓』でデビュー。イラスト担当は『BALDR FORCE』シリーズなどで知られる菊池政治氏。
一巻はまだまだ序盤で、大体の概要は摑めますが、謎は多くなるばかりです。何故、異星人たちはこのゲームをやらせるのか、雫の兄たちはどこへ行ったのか、異星人たちからのオーバーテクノロジーとは何か、また、名前だけ出てる外国のチームとは、そして何よりアウターシンガーとは、などなど、いろいろ分かってないことばかり。これらは今後徐々に明らかになっていくことでしょう。
この作品の中には「アウターシンガー」と呼ばれる特性を持った人々がいて、ゲームにおいては有利な能力となります。これを持つのが雫や冬湖です。作品のタイトルとなっている『クジラのソラ』もアウターシンガーの能力における感覚からきてるわけです。今後、話の中で彼女たちの能力がどのように開花していくのか楽しみですね。

  

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そうそう。菊地政治といえば『バルドフォース』ですが、あれは結構やった。面白い。なんかエロゲーとは思えぬ別種の面白さだった。

  

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参照サイト
アメリカン拳法(菊池政治)
http://www13.plala.or.jp/tibi2001/
クジラのソラ (web KADOKAWA)
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200605000150
BALDR FORCE WEB-SITE.
http://www.web-giga.com/baldrforce/bf_top.htm

この記事もどうぞ。
受け入れるだけでもなく、拒否するだけでもなく、立ち向かう強さ。うしだゆうじ『原子巨神 禅王(XENO。ゼンオー)』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/924/
相変わらずの福井節の『柳花 ユファの大地』が新連載。『月刊コミックリュウ』2007年1月号
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/977/
由宇がヘコんでる間も、情報戦で化かし化かされの海星対ADEMの戦いは続く。葉山透『9S(ナインエス)』VIII(第8巻)
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/264/
デキがずば抜けてます。来留間慎一『魔神伝』全4巻。あと、『ナツノクモ』1巻などの読み直し
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/947/


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