管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
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志村貴子『敷居の住人』第1巻
「中学生の本田千暁(ほんだちあき)は髪の毛を緑に染めてるヒネた素直じゃない少年だが、ある日、得意のゲームで対戦した女の子キクチナナコにあっさりと負けてしまう。ついてない日々の続くなか、さらにそのカワイイ顔が災いしてか電車の中で痴漢にあってしまうのだが、汚されたズボンを指摘してくれた変な男は、実は自分の中学の担任になる人で・・・」
エンターブレイン------ビームコミックス-------1998年-----620円
志村貴子氏の初単行本はいくつか出てる短編集とかじゃなく、この「敷居の住人(しきいのじゅうにん)」でした。
けど、私はそのころビーム系なんてほぼ読んでない時でして、この作家さん自体を知ったのは、ずっと後。「ラヴ・バズ」で知ったもののあまり興味も無く(しかもこれはいまいちな作品でしたし)、さらにずっと遅れ、やっとこさ「放浪息子」で衝撃を受け、その良さを知ることになったのです。
で、「放浪息子」「青い花」、あと短編の1くらいは読んでたんですが、この「敷居の住人」はどんな漫画なのかよくわからないし、初期のだし、ということで後回しになってました。しかし、先日、「青い花」のアニメ化が告知され、ちょうどスタンプラリーのおかげで「放浪息子」を買い直し、さらについでに「青い花」まで買い直してしまったわけで、こうなったら、ということで「敷居の住人」もついでに買ってしまいました。あんまり本屋にも揃ってないのですが、この前うまいこと全巻揃ってるのをみつけて買ったわけです。
物語の内容は、なんというか、ほんとうに思春期の少年少女たちのママならない想い、状況に流され、事態は自分の知らないところで勝手に進んでることの無力感、ちっさなプライドから素直になれない気持ち、壊れ易い自分の世界・・・・・・そういったものに翻弄される人たちのお話なんですが、これといって大事件が起きたりとか、物語の核になるようなことが何もなく、ただ漫然と、淡々と物語らしい物語もなく話が進んでいきます。そんな中での主人公ちひろ(ミドリ)やら、ナナやら、ユカやらのキャラクターたちの、ちょっとした関係・関わりが描かれるのです。
志村貴子『敷居の住人』第7巻
エンターブレイン------BEAM COMIX--------2002年------620円
うーむ、なんというか、ほんとうにヒネた少年少女、身勝手で未熟で無力な子供たちの、グチとかんしゃくをずっと観察しているような感じなんですが、それでも面白い話になっているのは凄いですね。まあ、確かに本気でガキのたわごとにはムカつくところがあったりしますが(笑。特にちあき)
「青い花」や「放浪息子」に引き継がれた作家特有のあの独特な間といいますか、面白いやりとりがこの段階から各所で見られます。うん、ほんとあの微妙なフォローのないようなやりとりの妙がここでもね。
全部で7巻、高校を卒業するところで終わりですが、なんというかこの終わりも志村貴子らしいと言うのか、淡々と終わります。全然解決してないこととかあるのに、ちゃんと終わってる感じはするのですから不思議だー。
「ルート225」「青い花」「季刊GELATIN2009なつ」
---------------------------------------------------------
百合の世界 青い花 PV
公式サイトの方ではすでにアニメ絵になったメインキャラとかみれますね。
岩原版「DARKER THAN BLACK」連載開始でDVDプレゼント(コミックナタリー)
岩原裕二氏は「フェローズ」でも新作描いてますねー。
ニコ動にホリエモン公式チャンネル 月額1000円
ゆ、有料はどうだろう・・・
日本アニメ展覧会が米アカデミーで開幕(バラエティ・ジャパン)
FF11絵(c.n.net.works.weblog)
トップ絵 クラン・クラン大尉(yasuomi-craft)
「オタク成金」「バガボンド スカルプチャーアーツ 吉岡清十郎」「Landreaall」
---------------------------------------------------------
関連サイト
青息吐息
http://shimuratakako.blog106.fc2.com/
ビームオフィシャルサイト
http://www.enterbrain.co.jp/comic/
空間コミックビーム
http://www.kanshin.jp/comic-beam/
青い花アニメ公式
http://www.aoihana.tv/
この記事もどうぞ。
悩みつつもやっぱり辞められない。堂々と女装宣言です。志村貴子『放浪息子』第8巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/684/
fellows!西東京スタンプラリーを全部廻ってやってみました。全9店巡回・9時間の旅
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1267/
二年生になったふみと忍たち。元気な後輩も登場し・・・。志村貴子『青い花 sweet blue flower』第4巻。アニメ化も決定です!
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1259/
淡々と描かれる性と愛と想いの話たち。志村貴子『どうにかなる日々』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/686/
志村貴子『敷居の住人』第7巻
エンターブレイン------BEAM COMIX--------2002年------620円
うーむ、なんというか、ほんとうにヒネた少年少女、身勝手で未熟で無力な子供たちの、グチとかんしゃくをずっと観察しているような感じなんですが、それでも面白い話になっているのは凄いですね。まあ、確かに本気でガキのたわごとにはムカつくところがあったりしますが(笑。特にちあき)
「青い花」や「放浪息子」に引き継がれた作家特有のあの独特な間といいますか、面白いやりとりがこの段階から各所で見られます。うん、ほんとあの微妙なフォローのないようなやりとりの妙がここでもね。
全部で7巻、高校を卒業するところで終わりですが、なんというかこの終わりも志村貴子らしいと言うのか、淡々と終わります。全然解決してないこととかあるのに、ちゃんと終わってる感じはするのですから不思議だー。
「ルート225」「青い花」「季刊GELATIN2009なつ」
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