管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
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高橋しん『雪にツバサ』第１巻
「雪降る北の地の寂れた温泉街。そこに暮らす内向的な中学生・ツバサは、実は手を使った方が早いようなわずかな超能力を持っていた。本人もまったく有難味のないと感じていた力だったが、ある日、不良たちが喋ることのできない女の先輩を無理やり連れ込んだことで、超能力を使ってしまうのだが・・・」
講談社----------ヤンマガKC-----------2011年------------552円
高橋しん氏の新作です！ 今度のは講談社ですよ。確か初講談社？ 連載は「ヤングマガジン」です。七年振りの週刊連載とのこと。
北国の寂れた温泉街で、半端者の不良兼みみっちい超能力者として暮らす中学生・ツバサが、麓の街から転校してきた、口のきけない女子高生「先輩」と出会ったことではじまる物語です。
ツバサは幼なじみのコーちゃんとつるんでいた流れで不良グループの中にいますが、まったくなじめず、そこでも、学校でもイジメられています。そんなツバサは、実は小さな超能力を持っていて、物を動かしたりできるのですが、それはあまりにも微弱すぎて、手を使った方が早いようなレベルの超能力です。そんなわけで、エスパーであることに何か誇れるようなものもなく、ハンパでみみっちくしょーもない人生に半ば諦めのような思いを抱いている少年なわけです。
そんなツバサが出会ってしまったのが、転校してこのしょぼい街にやってきた少女「先輩」。彼女は、口がきけないけどショートカットの美少女で、街中ではじめて見かけた時に、ツバサは彼女の心の声を聞いてしまいます。そんな「先輩」が、ツバサの知り合いの不良たちに無理やり連れ込まれて犯されそうになっているのを知って、喧嘩が強いわけでもないのに無謀にもその場にやってきます。そして、その時ツバサは自分で戦うのではなく、得意の格闘ゲームみたいな感覚で「先輩」の体を操り、不良たちを次々とぶちのめすことになるのです。思わず自分まで倒してしまうツバサですが、そんな不思議なことが起こったことで「先輩」は、よりにもよって自分が超能力者であると勘違いします。しかも、目撃者であるツバサにこのことを言わないように脅迫するのでした。
このとんでもない勘違いが、その後も解かれることなく続き、ツバサは先輩を何度も助けながら、逆に助けてもらったことにされてしまいます。そして、先輩がこの超能力で人を助けたりしたいと言うことに協力させられてしまうハメになるのですが・・・・
しょぼい超能力を持つ男の子と喋れない女の子が繰り広げる、ドタバタ青春グラフィティという感じなんですが、高橋しん氏の描く軽妙でいながら哀切の支配するストーリーに、またも心をがっちり掴まれました。いつもながら、いいお話描きますね〜
来月2012年の１月23日に続けて第２巻が発売されるそうなんで、それを楽しみに待ちたいと思います。
「SEASONS～なつのひかりの～」「トムソーヤ」「LOVE SONG〈2002〉」「きみのカケラ 6」
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関連サイト
高橋しん公式
http://www.sinpre.com/
ヤングマガジン｜TOP｜講談社コミックプラス
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/02888
雪にツバサ
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000005742
高橋しんの久々の週刊連載作「雪にツバサ」第1巻レビュー（newAkiba.com）
http://www.new-akiba.com/archives/2011/12/1_624.html
高橋しん7年ぶりの週刊連載！そして超待望の単行本化!!「雪にツバサ」1巻（オタロードblog）
http://www.senakablog.com/archives/2011/12/71_4.html
この記事もどうぞ。
子供たちの弱々しくもあり強くもある生きる力。高橋しん『きみのカケラ』第６巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/73/
旦那さまのために奥たんは美味しい料理を作ります。たとえ世界が滅びそうでも。高橋しん『花と奥たん』第１巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1274/
戦族の暴挙が開く、カベの中の新たなる世界は・・・。高橋しん『きみのカケラ』第7巻 ２年振りの新刊
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1606/
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雪にツバサ
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000005742
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昔から漫画大好きでライトノベルもよく読みました。現在も毎日、何かしら読みまくってます。部屋は六畳間に本棚四つな上に、床が見えないという酷い状態になるくらい漫画まみれでラノベづくしです。
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