講談社ラノベ文庫創刊。まずはこれを読んでみた。パンツを手に性欲を取り戻せ！ 築地俊彦『セクシャル・ハンター・ライオット』第１巻

築地俊彦『セクシャル・ハンター・ライオット』第１巻
「夢の世界からやってくる人類の敵・虚夢キリオーニラ。かつて、そのキリオーニラを統べる『祖王』を倒した優秀なハンター・陸曜一（りくよういち）は、平穏な日常に戻り、転校した高校で新しい生活を始めるつもりだった。しかし、そこで再会した幼なじみの南波緑里（なんばみどり）を復活したキリオーニラたちが狙っていて・・・」
講談社-----------講談社ラノベ文庫-------------2011年--------------620円----------イラスト/はましま薫夫

「けんぷファー」の築地俊彦氏の新作が創刊されたばかりの講談社ラノベ文庫から発売されました。性欲をパワーの根源とするハンターたちが、夢の世界から来た存在と戦います。挿絵はエロゲの原画などで活躍されているはましま薫夫氏です。

というわけで、とうとう講談社がラノベレーベルを作ったということで、何か読んでみようと思いまして、まずはこれを買ってみました。いちばんエッチぽかったからな！（え
夢の世界から現実世界へと侵食してきた虚夢キリオーニラと、性欲を力の根源とするハンターたちの戦いを描く作品です。
主人公の高校生・陸曜一は、非常に優秀なハンターであったのですが、少し前にキリオーニラの王である「祖王」との戦いに勝利したばかり。世界を救った彼は、平穏な生活に戻るため、高校を転校して私立英星高校に通うことになります。そこで、初登校のしょっぱなから学校の敷地内でパンツ丸出しでなにやらやってる女の子たちと知り合います。鳥の雛を助けてたその子たちのひとりは、実はかつて幼小中学で同じ学校だった幼なじみの女の子・南波緑里でした。
思わぬ再会でしたが、緑里の方は昔とかなり違う様子の曜一に戸惑います。かつて、「変態魔神」「ポルノ星人」「空飛ぶセクハラ怪人」「キング・オブ・スケベ」「変態性欲大将軍」などの異名で知られていた曜一でしたが、キリオーニラとの戦いで消耗し、すっかり違うキャラになってしまっていたのです。
キリオーニラたちと戦うハンターたちは、「性欲（ちから）」を使ってその異能を発現させて戦うのです。ですからスケベなほど強いし、それを消耗すると枯れた人間、スケベ心の無い人間になってしまうのです。
そんなわけで、力の発現には妄想を掻き立てるアイテムなどが必要になるのですが、曜一はそれに女性のパンツを使い、剣のようなものにして戦っていました。
すでに祖王を倒し、キリオーニラの侵略から守られたと思っていた曜一でしたが、この英星高校に来てすぐに、その復活の兆しがあり、キリオーニラの下っ端たちに襲われることになるのです。
そして、その魔手はどうやら幼なじみの緑里に向けられているようで・・・
こうして、再び戦うことになった曜一は、「性欲（ちから）」を取り戻すため、緑里のパンツを欲するのですが・・・

という感じのちょっとエッチなラブコメ退魔バトルアクションといった感じになっています。性欲が枯れてしまって生真面目な感じで変態的なことを言いまくる主人公と、その言動に振り回されエッチなことになってしまうヒロインたちが、異形の存在であるキリオーニラと戦っていきます。
この話、正直、バトル部分は二の次で、どうしようもない変態的言動を真面目面で言うそのギャップで笑わせ、女の子たちを赤面させるのがメインです。復活した祖王との戦いとなっていくようですが、今回脱ぎたてパンツを提供させられた幼なじみヒロインはもっとエッチなことされちゃうのでしょうかねー。他にエッチなことになっていくキャラとして、友達の女子二人がすでにパンツ程度は平気で見せる子たちなので、新キャラや担任の女教師とかにも期待したいところ。

今度、「月刊少年シリウス」でコミカライズもされます。作画は折音詩千生（おりおんしちせい）氏。

　　　
「けんぷファー〈1〉」「けんぷファー フュア ディ リーヴェ　blu-ray」「変・ざ・くらする～む」「トカレフの危うい城 1」
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ところで、新設のレーベル、講談社ラノベ文庫ですが、初回ラインナップはこのようになっています。

　　　
竹井10日「彼女がフラグをおられたら　俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ」
杉井光「生徒会探偵キリカ1」
榊一郎「アウトブレイク・カンパニー　萌える侵略者1」
築地俊彦「セクシャル・ハンター・ライオット1」

　　　
澄守彩「魔法使いなら味噌を喰え！」
栗山緑「おジャ魔女どれみ16」
野梨原花南「パラダイスレジデンス1」
涼風涼「進撃の巨人　Before　the　fall 」

8つのうち、3つは講談社系作品のノベライズもの（「おジャ魔女」は東映だけどコミカライズとかは講談社）。一つが新人賞受賞作品「魔法使いなら味噌を喰え！」で、残り4つは有名ラノベ作家陣で固めてます。ノベライズの「パラダイスレジデンス」にも野梨原花南氏を起用して力入れてますし、バランスの良い手堅い初手じゃないかと。内容的にも、いかにもラノベらしい内容のものを揃えています。
星海社が星海社文庫とかやりはじめるから、講談社はそっちにラノベを任せるのかと思ったら、独自にもちゃんとやってく見たいですね。講談社ノベルスがもっとラノベ作品増やすという手もありかとも思ったけど、やはり文庫という形式が必要なんだろうか？

次の刊行予定はすでにamazon登録されています。次の6つが出ますが、毎月2日発売の予定なのが、年末年始なせいで、少し早く年末に出ます。

　　　
「アウトブレイク・カンパニー～萌える侵略者2」「魔法使い、でした1」「アニメ化企画進行中（仮）！？」「コープスパーティー　ブラッドカバー　リピーティッドフィアー（上）」

　
「ちょこプリ！1．巨人になった日」「神童機操DT－O　phase01」

こうした作品の中から、やはりアニメ化なんかも出てくるでしょうが（というか「アニメ化企画進行中（仮）！？」って何だ！）、シリーズもので数冊出るまではやらないでしょうから、一二年は先の話でしょうかね。
なんにせよ、このレーベル、講談社が結構力入れてるような気はするので、今後の動向に注目していきたいです。

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そういや、深夜アニメ番組の間に講談社ラノベ文庫のCM流れてましたね。

2012年冬季(新春)放送開始の新作アニメ一覧（GIGAZINE）
やはり、「輪廻のラグランジェ」「あの夏でまってる」「偽物語」あたりに期待したい。

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まさか尾崎南がSQに！（笑

劇場版『BLOOD-C The Last Dark』予告PV、スタッフ、ポスター公開！　結構期待できそうだな（やらおん！）

『フォトカノ』発売日が2012年2月2日に決定!!（ファミ通.com）

無免許で事故を起こした女性　母親を身代わりにしたことをTwitterにつぶやき炎上（ガジェット通信）

ラノベ短信 ：年間首位は「涼宮ハルヒの驚愕　初回限定版」　オリコンランキング（まんたんウェブ）
当然のことだが、その後大量の古本が売ってるのを見た。

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絢辻詞@アマガミ（きしだ式アートワークス）

小鳩（発光ダイオードplus）

亜美ちゃん（inoworks）

はたてちゃん（虚牢関）

　　　
「最強ジャンプ 2012年 01月号」「妹ホーム」「ログ・ホライズン5 アキバの街の日曜日」「はましま薫夫アートワークス」
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関連サイト
to_tsukiji - Twitter（築地俊彦）
http://twitter.com/#!/to_tsukiji
ラノベ文庫｜TOP｜講談社コミックプラス
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/90008
セクシャル・ハンター・ライオット（１） 生パンツで性欲を高めて戦うバトル＋学園コメディ（アキバblog）
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51308569.html
セクハラバトルエロコメ「セクシャル・ハンター・ライオット」が好評（newAkiba.com）
http://www.new-akiba.com/archives/2011/12/post_26263.html

この記事もどうぞ。
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