運命に導かれ、ついに最後の戦いがはじまる。南房秀久『9 TAILS ナイン・テイルズ』シリーズ。２巻と３巻

南房秀久『9 TAILS II　ナイン・テイルズ　聖巫女の預言』
「王都を守る守備隊の精鋭・九尾の猫の隊員・サキ。闇隊士のイーファがその肉体を使った任務をさせられると知り、自分の気持ちに気づいてそれを止めるのだった。隊長のアランも国内での立場から、隣国ヒベルニアの女王オルウェンを捕えるため、九尾の猫の隊員たちを連れ任務を実行に移すのだが・・・」
富士見書房------富士見ファンタジア文庫-----2005年-----580円-----イラスト/シンゴ



南房秀久『9 TAILS III　ナイン・テイルズ　刻の終わりに』
「アラン隊長と袂を分かち、ヒベルニア女王のもとに身を寄せた九尾の猫のメンバーたち。しかし、トロンヘイム本国では国王とその甥であるアランとの対立が決定的となり、アランはついに決起する。合流したサキや九尾の猫たちとともに、アランの軍勢はトロンヘイムの首都まで進軍し・・・」
富士見書房------富士見ファンタジア文庫-----2005年-----580円----イラスト/シンゴ

『トリシア先生』シリーズで知られる南房秀久氏の作品。これも１巻だけ読んでいてずっと放置してた話。３巻で終わりです。
富士見ファンタジア文庫にしてはエロエロな描写とかありまして、主人公側の仲間が娼婦だったり、えええ？　14歳で？　とか吃驚しました。

サキはイーファと、アランはリネットと、それぞれ上手くいきますが、ヨルカとディアンは最後は悲しい結末に。まあ、死にはしなかったんですが。
至高邪妖たちのしたかったことはこれまた結局果たせなかったとみていいのか、どうなのか。
戦闘とかのシーンは面白かったのですが、物語としては、ラノベ的ではありましたが、ファンタジーとしてはちょっと物足りない感じがしました。

なんとなく雰囲気が『鋼殻のレギオス』や『クライムハウンド』に似てるかも。主人公が飛び抜けて強いとこなんかレギオスっぽい。

そういや、この作家さんの作品はじめて読んだのは『氷刃のフレオリック』だったのです。

　　
「ストライクウィッチーズ 乙女ノ巻」「氷刃のフレオリック—月蝕紀列伝〈1〉」「9TAILS —ナイン・テイルズ 疾風のサキ— 」
『ストライクウィッチーズ』のノベライズもやってたのですね。
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小学館や集英社、人気漫画を韓国でネット配信
韓国は日本文化の広がりに厳しいらしい。

講談社、日本の漫画を米国で出版　人気作を９月から

戦闘スーツ？（エクレアスタジオ）
うわ、カッコイイ〜！
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関連サイト
富士見ファンタジ文庫
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/series_21.html

この記事もどうぞ。
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