危険と解っていながらバルカン半島に医師を空輸するココたち。高橋慶太郎『ヨルムンガンド』第５巻

高橋慶太郎『ヨルムンガンド』第５巻（通常版）
「バルカン半島の危険地域に武器と一緒にNGOの医師たちを運ぶことになったココたち。空港に到着した彼らは、粗暴な民兵組織バルドラに医師たちを引き渡すよう言われてしまう。医師団長のリビエールは話し合いのために飛行機から外に出るが、理屈の通じないバルドラは彼を撃ち、銃撃戦となってしまう。そしてリビエールは攫われ、ココたちは撃墜の危険にさらされるのだが・・・」
小学館------サンデーGXコミックス-----2008年-----533円

武器商人ココ・ヘクマティアルと、九人の愉快な仲間（私兵）たちの大冒険、の第５巻。
今回の仕事は、空輸で医師と武器を運ぶやつ。バルカン半島の危険なT共和国X自治区（たぶん、コソボ自治州がモデルでしょう）。ここでは「バルカン・ドラゴン（バルドラ）」を名乗る民兵組織が好き勝手やってるので、危険は事前にわかっているものの、本部が金を受け取り済みで、NGO「人権のため発言する医師団（ODH）」の団長リビエール氏もいきたがってるので断れず。

「五つの陸を食らい尽くし　三つの海を飲み干しても　空だけはどうすることもできない。翼も手も足もないこの身では。我は世界蛇。我が名はヨルムンガンド。」

この冒頭の文章の通り、空輸関連はろくなことがないココ一家。
そして、プラニナ空港に到着したココたちのもとには、バルドラのボス、ドラガン・ニコラヴィッチがやってきて、医師の引き渡しを求めることになります。
交渉でなんとかなると思ったリビエールでしたが、ドラガンは彼を撃ってしまいます。しょうがなく戦闘に突入したココたちは、あっさりバルドラの民兵たちを蹴散らします。が、リビエール氏は攫われ、離陸したココたちの飛行機も攻撃を受けてしまうのです。
この話では、今までそれほど目立った活躍もなかったヨナの教育係・マオさんが活躍します。昔は砲兵だったということで、なんと飛行機の中から砲を使って地上を攻撃とか（無茶な！）。マオさん妻子もちだったってのは驚きですが、レームがチェキータさんと結婚離婚の繰り返しってのも驚きです。
あと、最後までにマギーさん死ぬかと思ったけど、死なないでよかった。

ほとんど、空輸の話ですが、最後にエジプトの話の冒頭が入ります。どうやら次は殺し屋にココたちが狙われるのと、バルメさんの過去話が絡みそうです。





今回は、先行で小イラスト集付きの限定版が出てます。通常版と表紙も違うみたいです。

Jormungand
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冬コミ当選（TTT）
新刊は『ハルヒかわいい３』だそうです。

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ブタッ娘！

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ヤマザキマリ氏の『それではさっそくBuonappetito! 』はもう出てたのか。
ムサシマル氏の昔の作品『Replace Girl』がなかなか見つかりません。あー、ネットだと少し高くなっちゃってるなぁ。『ネイキッドプレイ』の中の「ハッピーファミリー」はいい感じでエロいです。

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関連サイト
1CL-M
http://tthtk.ifdef.jp/
サンデーGX
http://websunday.net/gx/

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