管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。
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長谷敏司『円環少女(サークリットガール)』第10巻 運命の螺旋
「半壊した魔術師公館は警察と組み、虎視眈々と狙う神聖騎士団と協会に対処すべく、ヨーロッパの魔術師たちの連合を引き込もうと会議を行うことになった。会議の警備を請け負った武原仁と彼の元にいる元鬼火衆たち。そこには、会議で円環大系世界で起きた事件について話すことを求められたメイゼルも呼ばれていて・・・」
角川書店-------スニーカー文庫------2009年------629円-----イラスト/深遊
傍若無人な女の子の本性が全開のサドっ気たっぷりな美少女・鴉木メイゼルと、魔術師殺しを仕事とするヘタレ偽先生・武原仁の、甘々なラブコメマジックバトル伝奇小説の最新巻。
今回はメイゼルちゃんの過去話で、彼女がいかにしてドSの変態美少女として開花したのかが語られることにっ! これは見逃せません!
専任係官・東郷永光が死に、その部下「鬼火衆」を受け入れることになった武原仁。彼の家はきずながいなくなった代わりに変なむさい男たちで賑やかになっていますが、さらにそこに王子護ハウゼンの連れて来た仁の妹・舞花にそっくりな謎の少女がやってきます。舞花が小学生くらいの時(彼女は高校生くらいの年に死去)にそっくりな彼女は、自身も妹の舞花だと言うし、高校生くらいまでの記憶とかも持っているということで、仁も混乱しつつも舞花だと認め、一緒に生活することになります。彼女ともいろいろあったりしますが、この巻では深くは進展しません。正体も解らないし。なんか、このチビ舞花がこの巻のメインかと思ったら、そうじゃなかったです。
弱体化した公館が、警察と共同歩調をとることにはなりましたが、これだけはどうしようもないので、ヨーロッパの魔術師たちの組織「連合」を引き込もうと、東京で会議をやることになります。やってきたのは連合のトップであるアリーセ・バンシュタインが1人でやってきます。混沌体系の大魔術師でもある彼女は、会議前にメイゼルや京香たちと会って、会議で「円環大系」で起きたことを話すように要求します。この「地獄」には伝わっていない、円環世界が紅二位から紅九位に落ちた理由が、メイゼルがこの「地獄」に落とされ、刻印魔術師として極刑的奉仕を強いられることになる原因があったのです。
会議の会場はおなじみ東京国際展示場・ビッグサイトです。東館の4-6を使って会場を作ってやりますが、事態は不穏な感じに進展します。なぜかアリーセは再演大系の魔術師である倉本きずなを責めはじめ、対協会・対九位(ノーヴェ)の話が、違う方向へと行きそうになったり。会議には瑞希、元神聖騎士エレオノールや露出狂(語弊があります)の無双剣セラ、調整官ベルニッチ、逆天ユリアなどがいますが、なぜか浅利ケイツがいたりもしますし、そもそも襲撃されるのは目に見えてました。
メイゼルの語る円環世界の過去の話は凄まじく、彼女の母・イリーズ・アリューシャが起こしたイリーズ戦争は、まさに円環世界を変えるようなものです。ここの話はほんとにスケールの大きなもので、グレンの起こした戦いなど小さく見えるレベルです。超高等魔術師たちの超越的魔術戦闘は、ある意味、「エヴァンゲリオン」の劇場版レベルのスケールじゃないかと。凄いです。
ここらへんは、読んで感じて欲しいのですが、ここで少し前のメイゼルが登場し、そしてこれによって、彼女は今のあの愛するほどいじめいたいサディストというキャラクターを確立することになるのです。その前の戦闘シーンのかっこよさに震えたあとは、このドキドキニヤニヤしたくなるような見せ場を楽しむことができてしまうという素晴らしい展開。
いっつもギリギリな状況でやってますが、次の巻からはさらにヤバいことになっていくようです。今年中にもう一冊でるそうですから、楽しみですね。
「天になき星々の群れ—フリーダの世界」「どきどき魔女神判!2」「劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に」
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マンガから解き明かす「妖怪」なるものの姿!京都にて(コミックナタリー)
フリーとは思えないほど超絶クオリティの2on2対戦格闘ゲーム「ヴァンガードプリンセス」(GIGAZINE)
「戦略拠点32098 楽園」「ペルディード・ストリート・ステーション」「雷の娘シェクティ」
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関連サイト
角川スニーカー文庫
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/series_16.html
青灰色blog(長谷敏司公式)
http://pub.ne.jp/para_shift/
DE BREVITATE VITAE(長谷敏司公式)
http://www7.plala.or.jp/para_shift/
TEA TIME(深遊公式)
http://www.k3.dion.ne.jp/~teezeit/
この記事もどうぞ。
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/124/
ここは地獄なんかじゃない! 追いつめられた者たちの決意。長谷敏司『円環少女(サークリットガール)』第9巻 公館陥落
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/720/
ヘタレ悪鬼のドタバタ逃避行!! 追いつめられて感じちゃう。長谷敏司『円環少女(サークリットガール)』第8巻 裏切りの天秤
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/285/
笑い多めの明るい話の短編を集めた間奏。長谷敏司『円環少女(サークリットガール)』第7巻 夢のように、夜明けのように御
銃を持つ魔術師たちと銃を持つ魔術師殺しの戦い。長谷敏司『円環少女(サークリットガール)』第5巻・魔導師たちの迷宮
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1116/
長谷敏司『円環少女(サークリットガール)4 よるべなき鉄槌』。甘咬みされているような、それでいて傷口をえぐられているような。全編通して感傷主義!
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/966/
地獄に落ちたサドっ気魔法少女メイゼルと愛犬・仁の、切なく愛おしい魔法戦小説。『円環少女』第2巻・煉獄の虚神(上)
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/726/
木山先生から生まれた胎児のような幻想猛獣を粉砕。幻想御手編決着。冬川基&鎌池和馬『とある科学の超電磁砲(レールガン)』第3巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/1155/
弱体化した公館が、警察と共同歩調をとることにはなりましたが、これだけはどうしようもないので、ヨーロッパの魔術師たちの組織「連合」を引き込もうと、東京で会議をやることになります。やってきたのは連合のトップであるアリーセ・バンシュタインが1人でやってきます。混沌体系の大魔術師でもある彼女は、会議前にメイゼルや京香たちと会って、会議で「円環大系」で起きたことを話すように要求します。この「地獄」には伝わっていない、円環世界が紅二位から紅九位に落ちた理由が、メイゼルがこの「地獄」に落とされ、刻印魔術師として極刑的奉仕を強いられることになる原因があったのです。
会議の会場はおなじみ東京国際展示場・ビッグサイトです。東館の4-6を使って会場を作ってやりますが、事態は不穏な感じに進展します。なぜかアリーセは再演大系の魔術師である倉本きずなを責めはじめ、対協会・対九位(ノーヴェ)の話が、違う方向へと行きそうになったり。会議には瑞希、元神聖騎士エレオノールや露出狂(語弊があります)の無双剣セラ、調整官ベルニッチ、逆天ユリアなどがいますが、なぜか浅利ケイツがいたりもしますし、そもそも襲撃されるのは目に見えてました。
メイゼルの語る円環世界の過去の話は凄まじく、彼女の母・イリーズ・アリューシャが起こしたイリーズ戦争は、まさに円環世界を変えるようなものです。ここの話はほんとにスケールの大きなもので、グレンの起こした戦いなど小さく見えるレベルです。超高等魔術師たちの超越的魔術戦闘は、ある意味、「エヴァンゲリオン」の劇場版レベルのスケールじゃないかと。凄いです。
ここらへんは、読んで感じて欲しいのですが、ここで少し前のメイゼルが登場し、そしてこれによって、彼女は今のあの愛するほどいじめいたいサディストというキャラクターを確立することになるのです。その前の戦闘シーンのかっこよさに震えたあとは、このドキドキニヤニヤしたくなるような見せ場を楽しむことができてしまうという素晴らしい展開。
いっつもギリギリな状況でやってますが、次の巻からはさらにヤバいことになっていくようです。今年中にもう一冊でるそうですから、楽しみですね。
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昔から漫画大好きでライトノベルもよく読みました。現在も毎日、何かしら読みまくってます。部屋は六畳間に本棚四つな上に、床が見えないという酷い状態になるくらい漫画まみれでラノベづくしです。
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