漫画まみれラノベづくしアニメ放映開始が待ち遠しい。センスが冴えるヘンテコ日常コメディ。石黒正数『それでも町は廻っている』第１巻から３巻

漫画まみれラノベづくし

管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。

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2024/11/22 (Fri)

アニメ放映開始が待ち遠しい。センスが冴えるヘンテコ日常コメディ。石黒正数『それでも町は廻っている』第１巻から３巻

石黒正数『それでも町は廻っている』第１巻
「どういうわけかメイド喫茶になっている丸子町商店街にある喫茶店・シーサイド。天然少女・嵐山歩鳥の友人・辰野トシ子は、この店に想いを寄せる真田くんが来ることを知り、彼女もメイドとして働くことになるのだが・・・」
少年画報社----------YKコミックス---------2006年------------533円

今度、アニメ化する通称「それ町」こと「それでも町は廻っている」をまとめて読み始めています。今のところ三巻まで。実は「OURS」は買っているのに、「それ町」はたまにしか読んでなかったという愚か者は私です。なぜか気がのらなかったので。
でも、今回読み直してみてこれが無茶苦茶面白いことを再確認。うーむ、なんだこの面白さ。

東京のとある場所にある町、丸子町の商店街が主な舞台となっているギャグ漫画で、バアサンがやっている喫茶店・シーサイドでバイトする酷い天然な少女・嵐山歩鳥が主人公。流行にまかせてメイド喫茶にしちゃったこの店では、バアサンも歩鳥もメイド服で仕事してます。まあ、客は商店街の店のおっさんたちぐらいで閑古鳥が鳴いてますが。
歩鳥の高校の友達・辰野トシ子は、メイド喫茶で働くことに興味があったということで見に来るのですが、そこに憧れの男の子・真田（商店街にある魚屋の息子）が来ることを知って、彼女もここで働くことになります。しかし、実は真田は歩鳥が好きで、歩鳥は色気もないガキみたいにニブい女の子で全然気付いてません。
そんなラブコメ要素があるものの、この作品はメイド喫茶漫画というよりは、商店街漫画といった感じ。そしてその真骨頂は独特なギャグにあるのです。面白人間ばかりのこの商店街の人たち相手に、歩鳥のはちゃめちゃな言動が冴えまくる、おかしなノリとテンポのコメディが繰り広げられています。
そこで使われる笑いのセンスがなんというか古い。だけど、それは悪い意味でじゃなくて、70年代とか80年代の懐かしさすら感じさせるセンスなのに、それでいて今風にアレンジされてて面白いのです。一話一話が精錬された話として独立し、その完成度も高く、よりいっそうギャグが引き立ってます。これは確かにアニメにしやすい構造ですね。あとはこの独特な空気感をちゃんとやれるのかということだと思います。アニメ化が成功することを祈るばかりです。一番早いので10月7日から放映ですね。

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