追いつめられながらも、海底での戦いに決着が。葉山透『9S（ナインエス）』第９巻

blogの名前に反して、ライトノベルの感想は久々な気が・・・・



葉山透『9S（ナインエス）』第９巻
「黒川率いる海星のフリーダムによって沈められてしまったスフィアラボ。圧壊の危機の中、十数台のレプトネーターが閉じ込められたADEMのメンバーに襲いかかる。一方、海底のフリーダムの中に閉じ込められてしまった闘真と由宇。しかし、そこには最悪の生存者が残っていて・・・」
アスキー・メディアワークス-----------電撃文庫-----------2008年-------570円-------イラスト/山本ヤマト

あー、なんか凄い久々な気がする『9S』です。この前出た外伝系のやつは読んでないのでほんと久々だ。
海星との戦いのクライマックスとなるこの巻では、海底からの脱出がメインとなります。それは由宇と闘真が閉じ込められた一ヶ月くらい前に沈んだフリーダムの方と、現在黒川が乗る上空のフリーダムによって沈められてしまったスフィアラボの方の両方での展開となります。

フリーダム側の由宇と闘真は狭く暗くふたりきり、という状況の中なんで、ちょっといい場面とかあったりもします。でも、そのフリーダムの中にいき残っていたのが、よりによってベルゼブルとレヴィアタンの２人です。ここまで来てなお繰り広げられる死闘。そして闘真のまわりで起きる謎の現象とは？　どうやらこれは闘真の力、ひいては10年前の事態と関係があるようですが・・・。由宇はなにか気づいたようですが、まだまだ解明という展開にはなってきてません。
スフィアラボの方では伊達司令がギリギリの作戦を決行します。そのスフィアラボ内を逃げ回るのは、盲目の小夜子さんと、偶然出会った星野＆萩原というダメな子たち。でも、小夜子さんは自分が作ったものだからということで、レプトネーターに追いかけ回されながらも、必死に戦おうとするのです。スケベ心ありの２人はそれを助けながらも、牽制しあったりと、いいコンビになりそうです。

ところで、あとがきに「9S」の意味について解説がありました。「The Security System that Seals the Savage Science by its Supreme Sagacity and Strength.（その最高の賢さと強さによって、野蛮な科学を迅速に封印するセキュリティ・システム）」だそうです。１巻のモノクロ扉にもう書いてあったって・・・気づかなかった・・・・

　　

そういや今度『ルーク＆レイリア』が一迅社から復刊されるそうですね。よかった。あー、けど、この前買った『ニライカナイ』の方も読まないと・・・

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これ、なんか凄い期待したい。
「コミックハイ!」でのコミカライズもやるみたいだし、そこらへんからかな。

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関連サイト
葉山透公式
http://www.lafi.net/
電撃文庫
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/
SOYBEAN（山本ヤマト公式）
http://soybean3.s60.xrea.com/

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