今日からはじまる橋の下生活。美少女ニノとその恋人となった元エリートの河川敷ラブコメディ？ 中村光『荒川アンダーザブリッジ』第１巻

市丿宮家の家訓は「他人に借りを作るべからず」。それがすべてを規定する・・・いや、してた。



中村光『荒川アンダーザブリッジ』第１巻
「市丿宮カンパニーの御曹司で、家訓により人に借りを作ってはいけないと教え込まれてきた市丿宮行（いちのみやこう）は、ある日荒川の河原に住む少女ニノによって助けられる。命の恩人に恩を返そうとするが彼女は物は何もいらないという。ただ、『恋をさせてくれないか』と言う彼女のため、行はその日から橋の下で生活することになるのだった・・・」
スクウェアエニックス----ガンガンコミックス----2005年-----505円

独特のテンポで畳みかけるギャグが痛烈に冴え渡る、荒川河川敷ギャグ漫画。『ヤングガンガン』の代表漫画のひとつ。
この漫画には何度、腹をよじ切られそうになったことか。

行（こう）が金星人を名乗る謎の美少女ニノと恋人になって住み始めた荒川の河川敷には、痛い痛い奇人変人ばかりが住むワンダーランド。河童の村長、男のシスター、星になった男、奇妙な双子、白線踏みをやめられない男・・・。治外法権とでもいっていいようなこの土地で、新生活がはじまります。ありがたくもないことに、ここでの新しい名前「リクルート」を貰って迷惑千万な行。ニノを含め、ここの住人たちの奇矯な行動に振り回される毎日です。

一瞬、「これって、ハートフル？」とか思わせといて、そんな展開には容易にさせようとはしません。次々に出てくる住人たちの暴挙・妄言に突っ込みまくりの連続です。リクルート自身もどんどん壊れていく・・・。いや、ホントに『ガンガン』は作家が揃ってるなぁ～。『Working!!』とはまた違った笑いで楽しむことが出来る逸品です。オススメ。

　
「聖☆おにいさん」「今日、ホームレスになった―15人のサラリーマン転落人生」（増田明利）
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また物が増えると困るので、最近は漫画買うのをなるべく控えるようにしてます。ほんとうに重要なものだけ買う。三日も連続で漫画買わなかったなんて久々です。

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参照サイト
中村工房
http://www.nakamurahikaru.com/index.htm
世界旅行ナビ
http://www.ijournal.org/index.html

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