ノットBが活き活きと活躍して、こっちからも盛り上がる。うえお久光『悪魔のミカタ666』第６巻 ノットB

うえお久光『悪魔のミカタ666』第６巻　ノットB
「嘉門ねねの部屋にいる元・葉切洋平ことノットBに接触してきた、政府の機関・内閣調査室/別室。ノットBは自らを『ノビ・コースケ』と名乗り、そのトップから互いに協力（利用）できる状況があることを確認し、さらに意外な見解を言われたものの、冬月日奈を生き返らせることを決然と表明する。そして彼のもとにやってくることになった山本美里を加え、ある重要人物へと接触しようとするのだが・・・」
メディアワークス-------電撃文庫-------2009年------650円----イラスト/藤田香

『悪魔のミカタ』シリーズの最新巻。実は二月には買ってあったんですが、いろいろあってズルズルと読むのを先延ばし先延ばしで、こんな時期になっちゃいました。凄く後悔してます。それくらい面白かった。５巻モンストラムレッドから、一年。さらなる段階へと物語は突き進んでいきそうな感じです。
今回の副題が「ノットB」とあるように、話のほとんどは堂島コウになった葉切洋平、つまりノットBがメインです。ノットBはノビ・コースケと名乗っています。ノビってやっぱり野比のび太から？
和歌丘の嘉門ねねのところにいたノットB=ノビに別室が接触してきていろいろ情報を彼に渡します。もちろん別室にとって都合のいいように展開するようノビに影響するように。フェイトの予知の力で嘉門ねねがノビと関わることが解っていたため、このように接触できたわけですが、ノビの方も意図して接触していきます。彼にとって、まだまだ戦うための自分側の力が足りないと感じているわけで、別室ともども利用し合っていこうという姿勢でいきます。

現在、ノビ側の人間（？）にはジンゴ（左甚五郎）ことライトアームスピーキング、嘉門ねね、ハッカーの宮地（元みークル）、幼女吸血鬼のMLN、そして彼らに合流することになった山本美里。これだけですが、さすがに堂島コウのコピーだけあって、しぶとく抜け目ない。なにやら日奈復活に迷いを見せ、イハナ＆サクラの姉妹とイチャイチャしまくった上に他の女たちにも手を出しているとも言われる本来の堂島コウ（こいつはどこぞのハーレムものの主人公か！　くそー、絶対いろいろ手ぇ出してるぞ）よりも、はるかに確たる決意をもって動き出していきます。現在の日炉理坂の状況の中では、誰と組むか、敵対するか、といろいろ考えることも多いです。そんな中でもどうやら重要なのはアトリらしい、ということで、彼女に接触しようとするのですが・・・・。
しかし、状況は彼が思っていたよりも複雑でダークだったのです・・・

いやはや、ノットBが登場してどうなるかと思ったら、これはほんと目が離せなくなりました。主人公のコピーだけあってノットBが堂島コウを喰うほど魅力的に見えたり。というか、こいつも堂島コウなんだから、一応主人公とも言えるか。状況の逆転がたびたびある作品ですからこのノットBが本当に主役喰ったりしてな。（てか、ねねさんとイイ仲になったり全裸幼女が近くにいたり、ジィとか恕宇とかコマしかけそうな感じだったりと、こいつもどういうつもりだ）
伏線も徐々に回収されてきてるし、マジで続きが気になります。次は早くだして欲しいですね〜。文化祭編ということでまた何話かやるのかな？　大きな話になりそうです。

　　

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劇場版がやるそうですね。4月18日公開。どこらへんを映画に切り取るんでしょうか。

ぱにぽにだっしゅ　レベッカ宮本（ハラキリ天国）

三世代ビーチの風景（別冊兄弟拳blog）

　　
「ラストバレット」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「リア充宣言」
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関連サイト
Fs5（藤田香公式）
http://homepage3.nifty.com/fs5/
電撃文庫＆hp
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/

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