漫画まみれラノベづくし電撃大王系の新雑誌創刊。本誌と違いオリジナル作品のみ集めた季刊誌です。『電撃大王GENESIS（ジェネシス）』2010年WINTER

漫画まみれラノベづくし

管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。

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2024/04/25 (Thu)

電撃大王系の新雑誌創刊。本誌と違いオリジナル作品のみ集めた季刊誌です。『電撃大王GENESIS（ジェネシス）』2010年WINTER

『電撃大王GENESIS（ジェネシス）』2010年WINTER
表紙・あずまきよひこ
イラスト・redjuice、岸田メル、高河ゆん、MATSUDA98
巻頭カラー・森山大輔『妄想奇行～アドレッセンス・アバター～』
巻中カラー・椎名優『Monochrome Myst』
築地俊彦×鶯神楽『トカレフの危うい城』
茜虎徹『緋色のマリオネッタ』
堤利一郎『ゴッドシーカー』
FLIPFLOPs（フリフロ）『スズログ』
氷樹一世『俺達の第２世界』
流圭×ほた。『夢のクロエ』
松沢まり『動研。～菜ノ花高校動画研究部～』
犬上すくね『あかとき星レジデンス』
いわさきまさかず『あしたの今日子さん』
竹葉久美子『やさしいセカイのつくりかた』
有馬啓太郎『ちぇりパラ-Million Paradox-』
水上カオリ『空想画廊』
稲井稲井『御縁がありますように』
ともぞ『時の消失請負人』
小原トメ太『メゾン・ド・ジェネシス』
付録・『イグナクロス零号駅』小冊子「イグナクロスガイド」、あずまきよひこA2ポスター
アスキー・メディアワークス-------2010年-------500円

アスキー・メディアワークスから新漫画雑誌が創刊されました。雑誌名は「電撃大王ジェネシス」です。去年の頭くらいから何か出ると噂になってましたが、やっと出ました。表紙であずまきよひこ氏が描いていますが、漫画はありません。この絵のおまけポスターがついていました。

連載作家さんは、オタク的になかなか豪華なメンバー。「コミック電撃大王」の方は、今やゲームやライトノベル、アニメなど、他に原作がついてるようなものばかりが目立つようになってしまっていますが、こちらでは、全部がオリジナルな作品となっています。たぶん、本誌の方でそういった傾向があまりにも強いので、独自路線での開拓といった感じなんでしょう。なかなか読み応えのある面白い作品が多いので、この雑誌は買って行こうかと思います。
ジャンル的に、学園異能・霊能、ファンタジー、SF的なものの比率が高いです。
主にイラストレーターとして知られている椎名優氏は「Monochrome Myst」という作品を商業誌で初連載。漫画も上手いですねー。
犬上すくね氏の「あかとき星レジデンス」は、奥さんが自分は宇宙人なんだと言い出す話からはじまりました。団地を舞台にしたオムニバスだそうです。
「けんぷふぁー」の築地俊彦氏による原作の「トカレフの危うい城」は、鶯神楽氏が作画を担当するミステリアスな作品。
ともぞ氏の「時の消失請負人」は、タイムトリップして過去に行き、事件を未然に防ぐなどして、未来を替え、報酬を貰う仕事の人の話。何か特別なアイテムを回収するような展開みたいです。
FLIPFLOPs氏の『スズログ』は、惑星衝突で壊滅した地球に、電脳体だけを放っていろいろするという話。また、氷樹一世氏の『俺達の第２世界』も、ネトゲものの話。どちらも面白いですねー。
松沢まり氏の「動研。～菜ノ花高校動画研究部～」は、「ハックス」みたいな自作動画の話。
「ケメコデラックス」のいわさきまさかず氏の「あしたの今日子さん」は、魔王が世界征服にやってきたら、悪魔のように酷い勇者にボコられる、という話。
「やさしいセカイのつくりかた」という作品は、絵も話も良くて、一番期待値が高いかも。作者は竹葉久美子氏。新人さん？　とは思えない上手さ。話の方は、理系の優秀な研究者の青年が女子高で先生やるハメになります。
堤利一郎氏のファンタジー漫画「ゴッドシーカー」もいいです。
茜虎徹氏の「緋色のマリオネッタ」は、いつもよりシリアス分多め？　童話的展開の幻想物語。
「ワールドエンブリオ」の森山大輔氏の「妄想奇行～アドレッセンス・アバター～」は、妄想が具現化してしまう話。これ、なんとなく「ブロッケンブラッド」のセンスに似てる描写が。流行ってるのか？
一番読ませたのは、稲井稲井氏の『御縁がありますように』。人と人との縁を示す赤い糸とかが見えるメガネと、その糸を切れるハサミを巡って右往左往するお話。これは構成が良く出来てるし、絵も雰囲気がいいので、次の作品とか楽しみですね。

あと、春からはCHOCO氏の「イグナクロス零号駅」が６年振りにこの雑誌で再開するそうで、付録として小冊子がついていました。

電撃大王GENESIS（ジェネシス）2010年WINTER付録_イグナクロスガイド

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