人型機械・XADでのレースに出たいがために誘った少女は物騒な娘さんで・・・。カサハラテツロー『ザッドランナー（XAD RUNNER）』第１巻

カサハラテツロー『ザッドランナー（XAD RUNNER）』第１巻
「人型ロボット・XAD（ザッド）によるアクロバティックな走行＆演技をするコンビプレイ競技が流行りだしている時代。都立緑ヶ丘高校のザッド部に所属するポテチこと布袋千明は、次の大会でのデビューに意気込んでいたが、パートナーのマッキーが怪我をしてしまったため出場できなくなってしまった。代わりになってくれる人を捜すが、危険でマイナーな競技のため誰もやろうとはしてくれない。そんな中、屋根の上から隣の建物へと軽々と飛び移る少女を見つけたポテチは彼女との再会の時にいきなりパートナーになってくれと頼み込むのだが・・・」
新潮社-------------バンチコミックス---------------2011年---------------552円

「RIDEBACK（ライドバック）」や「タンデムLOVER」のカサハラテツロー氏による新作です。「RIDEBACK」タイプのロボットが気に入っているのか、今回もそれに近いタイプの人型走行ロボットです。新しくなった「@バンチ」から始まった作品。

「XAD（ザッド）」は、「eXtreme Acrobatic Dash」の略で、ドーム型クリアカバーハッチのついたコクピットの中に乗り込んで操縦する細長い手足を持つロボット兼乗り物です。
これを使っての競技がXADレースで、その走行スピードと各種トリックでの得点で勝敗を決めるようです。
そして、この物語は、高校に入ってXADの魅力にとりつかれた少年・布袋千明が、トラブルから素人の女の子・飴園小梅（あめぞのこうめ）をパートナーとして誘うことで、彼女に勘違いされ彼女のとある事情に巻き込まれつつ、XADレースを目指していく、という話。
主人公・ポテチは、態度も口も目付きも悪く、何やら物騒で暴力的な噂のある少女・飴園小梅が何者かもしらずに、ただ大会に出るための代理のパートナーが欲しいというだけで、彼女を誘ってしまったことになります。
１巻ではまだ触りでよく分かりませんが、どうやら小梅は極道系の娘さんらしく、面倒なことになっていきそうです。

「スコペロ」でもそうでしたが、これもSF的創作スポーツものです。それと極道モノを合わせたようなラブコメといった感じでしょうか。続きが楽しみな新作となりそうです。

　　　
「タンデムLOVER」「スコペロ3」「竜の谷のひみつ」「RIDEBACK 04 Blu-ray」
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「BTOOOM!（ブトゥーム） 5」「エリア51 第1巻」「まねこい 5」「僕と彼女のゲーム戦争」
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関連サイト
カサハラテツローHP
http://www.rideback.jp/
web＠バンチ
http://www.comicbunch.com/

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