森薫の新連載「乙嫁語り」もあります。エンターブレインの新雑誌『フェローズ!（fellows!）』創刊！ 2008年10月号

『fellows!（フェローズ!）』創刊号・2008年10月号
表紙・碧風羽（みどりふう）
巻頭・森薫「乙嫁語り（おとよめがたり）」
カバーストーリー・入江亜季
佐々木一浩「電人ボルタ」
冨明仁「彼女と彼」
鈴木健也「蝋燭姫」
笠井スイ「花の森の魔女さん」
宮田紘次「ラストダンスは踊り場で」
しおやてるこ「たまりば」
佐野絵里子「為朝二十八騎」
八十八良「早春賦」
薮内貴広「In Wonderland」
雁須磨子「まちがいはありません」
まさひこ「グルタ島日記」
貴子潤一郎＆ともぞ「探偵真木」
近藤聡乃「うさぎのヨシオ」
福島久美子「水晶石の森」
久慈光久「ラピッドファイア」
百名哲「敬遠球をフルスイング」
小暮さきこ「Milk and Water」
丸山薫「ストレニュアス・ライフ」
エンターブレイン--------2008年----680円

エンターブレインが新漫画雑誌『fellows!（フェローズ!）』を創刊しました！　発売日は10月14日だったのですが、今日、とらのあなに行ったら売ってました。かなりいい勢いで売れてましたよ。
この雑誌は、看板作家として『エマ』の森薫氏を迎え、『ビーム』系を中心とした物語力が抜群の作家さんたちを集めた雑誌となっています。新人作家さんを多く載せていますが、どの人も新人とは思えないようなものを描く新鋭たちが揃っています。最近流行りの感じの軽い漫画は無しで、漫画の表現力で勝負するビーム編集部の本気が伝わってくるような充実した雑誌になりそうです。

表紙の碧風羽氏はどっかで見たなー、と思ったら『輪環の魔導師』の挿絵描いてる人か。ちなみに、はずしちゃいましたが、雑誌なのになぜか帯がついてました。まあ、表紙がこーいうのですから、いい手かも。
森薫氏の待望の新連載「乙嫁語り（おとよめがたり）」は、19世紀のコーカサス地方の話。騎馬民族の美人・アミルさんが、都市に住むカルルクくんのところへ嫁に来たところから始まります。で、この二人の年齢差がなんと8歳もあって、しかも姐さん女房は20歳、夫はなんと12歳ってんですから、こりゃたまりませんね！　くそう、俺だって12歳で結婚してみたかったぞ！（おい
他にも楽しめるところがいっぱいです。さすが森薫！　この漫画はかなり期待できそうですよ〜
佐々木一浩氏の「電人ボルタ」は、変な形の手の少年ボルタと、一緒にくらす女性・素恵（すえ）さんとの田舎暮らしみたいな・SFみたいな？　どうなるのか楽しみです。
ビームコミック大賞出身の冨明仁氏の「彼女と彼」は、鎌倉が舞台の話。魅惑的な女性と喫茶店でバイトする少年・直木知親が、あることで関わりはじめるのですが。どういう物語か全然まだ見えてこないですが、初回で摑まれました。続きが気になります。
鈴木健也氏の「蝋燭姫」は、聖イルーユ修道院へ追いやられた王女とその侍女の話。これも話に引き込む力がある作品です。神経がチリチリします。
笠井スイ氏の「花の森の魔女さん」は幼い兄妹が集落のはずれにある魔女と呼ばれている老婆のところに行った話。これも上手い。この少年の顔の描き方はどっかで見たような憶えがあるんですが、どこだったかな？
えんため大賞出身の宮田紘次氏の「ラストダンスは踊り場で」は、学園祭で校舎を飾りつけるのをクラスでやろうとする少女たちの奮闘を描きます。
『たまゆら童子』の佐野絵里子氏が描く「為朝二十八騎」は、源為朝を主人公とした歴史作品。この人の画風は独特で魅力的です。
『お乳屋本舗』という18禁漫画の単行本を出してる八十八良氏が描く「早春賦」は、少年少女の（？）恋愛もの。
久慈光久氏の「ラピッドファイア」は、ある「必要」からドロレスという女性が拳銃の扱いをインストラクターから受ける、という話。絵もかっこいいし、最後の引きも好き。新人さんみたいですが、この作家さんは今後もチェックが必要かも。
百名哲氏の「敬遠球をフルスイング」は笑わせてもらいました。話としてもよく出来てます。
小暮さきこ氏の「Milk and Water」はテンポがよかったし、二人のやりとりが素敵でした。

ほんと、この雑誌は頭っから最後の方までまったく質を落とさず魅せてくれました。次号からも楽しみにしています。
次号は、室井大資「狂暴（バイオレンス）」や、長野香子「さよなら、少女の時間。」、そして入江亜季やなかま亜咲の新連載もあるそうです。木村駿介も描くらしいけど、詳細不明。



『フェローズ』って、実は前に出てるのがあったらしい。そういや表紙は見たことあったけど、買えなかったやつだ。まだどっかで手に入らないかな。

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惑星をつぐ者ゲストマンガ｡081011｡（殆ど死んでいる）

濃くて・・・苦いのう・・・（ハ天）
ナギがお口で。

トップ絵　マンタと柊つかさ（６号病棟）

ゲームショウ08：3日目　入場者は7万1000人で前年比7000人増　各社ブースで入場制限続出
コミケやワンフェスも人増えてるけど、ゲーム系もどんどん増えてるのかな？

東京ゲームショウ2008・コンパニオン写真特集
顔が見れます。

『空の境界』４章５章DVD発売は連続。
「伽藍の堂」は12月17日発売予定だそうです。


三浦元社長が自殺＝市警留置施設で首くくる−サイパンから移送当日・疑惑銃撃事件
殺して逃げ切って、でもマヌケなことして捕まって・・・今更裁かれたくなかったんでしょうね。

米、北朝鮮テロ支援国指定の解除発表
結局、日本はアメリカに蔑ろにされ続けるわけですか。政府は何やってんだか。

　　

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関連サイト
エンターブレイン
http://www.enterbrain.co.jp/
フェローズ公式
http://www.enterbrain.co.jp/jp/p_pickup/2008/fellows/index.html
ヘリオトロープ
http://morikaoru.blog62.fc2.com/
新創刊　fellows！（フェローズ）発売　「新！漫画誌誕生」（アキバblog）
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50744530.html
ラストオルケスタ
http://www.geocities.jp/foomidori/
ジゼルとエステル
http://www.tt.rim.or.jp/~aynek_s/top.html
鳩
http://www.susuki.sakura.ne.jp/~cowral/
閑古亭文庫
http://www.kankotei.com/
小紅堂本舗
http://kobenidou.blog50.fc2.com/


この記事もどうぞ。
エマが優秀賞受賞した時の記事
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/336/
歪んだ恵庭家の犠牲となった双子の過去が語られる。桂明日香『花やしきの住人たち』第２巻。あとエンターブレインの『Fellows(フェローズ)』
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/535/
姉の遺品のCDを聴くことで体外離脱する青年が謎に迫る。竹谷州史＆marginal『Astral Project　月の光』全４巻
http://mamiduku.blog.shinobi.jp/Entry/494/