漫画まみれラノベづくし次なる相手は十三組を上回る異常性を持つ「マイナス十三組」！！　暁月あきら＆西尾維新『めだかボックス』第7巻

漫画まみれラノベづくし

管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。

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2024/04/20 (Sat)

次なる相手は十三組を上回る異常性を持つ「マイナス十三組」！！　暁月あきら＆西尾維新『めだかボックス』第7巻

暁月あきら＆西尾維新『めだかボックス』第7巻　「これがフラスコ計画だ」
「フラスコ計画の真相を秘める地下施設最深部へと、都城とともに入っていく生徒会メンバーたち。スパコンが立ち並ぶ中『完全な人間』がもたらす幸せを理由にめだかに協力するよう求める都城。しかし、めだかはそんなことはできないと拒否し・・・」
集英社-----------ジャンプコミックス------------2010年----------420円

常識外れの人間揃いの学園バトル漫画『めだかボックス』の最新7巻。原作は西尾維新氏、作画は暁月あきら氏。
この巻で、十三組の十三人編が終了して、新展開になっていきます。それはめだかの中学時代の因縁の相手をはじめとした、より危ない連中です。

極めつけの異常者（アブノーマル）ばかり集めた「十三組の十三人（サーティン・パーティ）」のトップ、都城王土との本格的な決着は、最深部・地下13階に移動してはじまります。はじめは「完全な人間」を作り出すことで平和で幸せな世界が実現することを理由にめだかを説得しようとする都城ですが、めだかは「完全な人間なんか作れっこない」と断ります。
都城の言葉の「圧政」すら使えるようになっためだか相手に、都城は新たな異常性（アブノーマル）、相手の能力を奪い取る「理不尽な重税」を見せることになります。しかも、仲間である古賀いたみから異常駆動を奪ってしまい、それでいて古賀が酷いことになろうとも歯牙にもかけない態度を取って、めだかに襲いかかります。
ですが、「貴様　それでも人間か」と問うめだかは、さらなる真価を見せ、強くなった都城のことですらぶちのめしてしまいます。彼女の異常こそ、他人のあらゆる能力を使いこなしてしまう「完成（ジ　エンド）」という能力だったのです。十三組たちとの戦いが、彼女のその異常性を克明にしたのでした。
こうして十三組との戦いは終わりますが、戦いはこれで終わりではありません。地上に戻っためだかたちは、十三組裏の六人と雲仙たちチーム負け組の面々が、巨大な螺子で串刺しにされているのを目撃します。並みではない能力の持ち主たちをことごとく倒した相手。それこそ、かつて中学生時代のめだかをめちゃめちゃにした先輩、球磨川禊（くまがわみそぎ）でした。転校生としてやってきたという彼は、フラスコ計画のプランB「マイナス十三組」のメンバーとして、この箱庭学園を揺り動かしていきます。
十三組のエリート抹殺を宣言し、何もかもが嘘というわけのわからない力を使う球磨川との因縁は、めだかたちを今まで以上の戦いへと導いていくことになりそうです。なんとも「負」のパワーをまき散らしまくってる強烈なキャラが登場してきましたが、他にも同じくマイナス十三組で触れたものを腐らせてしまう過負荷の持ち主・江迎怒江（えむかえむかえ）というのも出てきます。可愛いけれどヤンデレ少女で、しかも目を付けられた人吉善吉はいきなり独りよがりなLOVEいっぱいの長台詞まで聞かされてもうタジタジ。これはもう先にお母さんと結ばれるしかない、ということなのか（違う）、善吉のお母さん・ロリババアの人吉瞳も登場してます。まあ、この人もただ者じゃないようです。新たなる敵に新たなる味方、そしてあの不知火半袖も動きだし、ますます面白いことになっていきそうです。
次の巻が出るのが12月下旬と、やけに早いような気がしますが、すぐ読めるのは嬉しいですね。

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