漫画まみれラノベづくし遺伝子治療で難病は快復したけど、副作用で女の子になってしまい・・・。肉便器と化す元男の子を描くTS物。新堂エル『TSF物語』

漫画まみれラノベづくし

管理人・マミヅクによる漫画とライトノベルの感想ブログ。昔は毎日更新してましたが最近は月に数回になってしまいました。書評・論評・批評・レビューというより感想・お勧め、という感じになっていきそう。自分の読んだ漫画・ラノベを紹介してくので、ネタが新刊ばかりというわけではありません。むしろ古いものも進んで扱っていきます。前のアメブロでのブログだと記事がエクスポートできないのでこちらへ移転。少年漫画でも少女漫画でも18禁でもBLでもアクションでも恋愛でもSFでも、なんでも扱います。現在買ってる漫画雑誌は『週刊少年マガジン』『アフタヌーン』『X-EROS』『ホットミルク』『ヤングキングOURS』『夢幻転生』『月刊少年エース』『エンジェル倶楽部』『月刊モーニング・ツー』『MCあくしず』『ホットミルク濃いめ』『メガストアα』『快楽天』『ExE』という感じでエロマンガ雑誌が多め。最近、ラノベはかなり少なめ。リンクフリー。連絡は基本的に不要。ただ、連絡していただけるのであれば嬉しいです。

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2024/11/22 (Fri)

遺伝子治療で難病は快復したけど、副作用で女の子になってしまい・・・。肉便器と化す元男の子を描くTS物。新堂エル『TSF物語』

TSF物語（ティエスエフモノガタリ。タクミが性転換してファックされまくる物語）_新堂エル

新堂エル『TSF物語（ティエスエフモノガタリ。タクミが性転換してファックされまくる物語）』
「どこにでもいる男子高校生だった武蔵野タクミは、大病を患い、死を覚悟するまでになってしまう。しかし、そんな彼のもとにやってきた製薬会社の開発した新しい遺伝子治療によって奇跡的に完治するのだが、その副作用で体が女性のものへと変化してしまう。その体のまま学校へと復帰するタクミだが、魅力的な女学生となった彼（彼女）に、友人の男子生徒たちはその体を触らせてくれと言い出して・・・」
ティーアイネット---------MUJIN COMICS---------2011年--------1000円

去年、「晒し愛」で衝撃的な商業デビューを果たした新堂エル氏の二冊目の単行本です。
収録作品は、「TSF物語」が6話分と、短編が二つ「エロは文学！」と「一人ナベ×二人ナベ」です。

今回は性転換モノで、不治の病と思われた男の子が、遺伝子治療で治るものの女体化してしまいます。可愛い女の子となったことに戸惑いつつも学校に復帰するタクミくん。しかし、モテない童貞揃いの友達たちは女の子になったタクミに興味津々。おっぱいを触らせろとか言われてしまいます。断れずに触らせてしまうタクミですが、どうも女の子になったことで体が敏感になっているらしく、まるで女の子のように感じはじめていろいろ許してしまうことに。町中で友達に囲まれて股間をくちゅくちゅされるだけに留まらず、フェラまでしてしまうタクミは、幼馴染みの遼に助けられるのですが、その遼に家で迫られ、こうして女の子として処女を散らしてしまうことになるのです。
こうして順調に女の子としての道を歩み始めたタクミですが、学園のアイドル・曽我原杏里と一緒に電車に乗ったときには痴漢されてしまい、アナルを弄られ混雑にまぎれて感じまくり、しっかり挿入までされてしまいます。
さらに学校では男子生徒たちのお触りやちょっかいが過激になり、男子トイレで連れションした時にとうとうセックスまでしてしまうことになります。おしっこ用の便器にガニ股で立ちションさせられ、複数の男子に前後と口を同時にハメまくられてしまいます。これによって学校でのセックスに歯止めがなくなり、やりまくりの女子高生生活がはじまります。
そして、電車での痴漢との関係から中年のおっさん連中らと温泉旅行に行って、鼻フックしての裸踊り、ブタ真似、女体盛りと、三日三晩+1の乱交までしてしまいます。
学校で肉便器と化したタクミですが、妊娠したことを知り、学校へは行かずに女子高生妊婦売春婦として活動しはじめ、ますます堕ちていくことになります。そして、そんなタクミの前に、入院していた学園のアイドル・曽我原杏里が再び現れるのですが・・・・。

TS（トランスセクシャル）モノですが、「チェンジH」とかの精神的なきゃっきゃウフフと雰囲気重視のエロティシズムの両面をカバーしたようなものとは違い、堕ち系のハードエロな内容で攻めてる一冊。男の子が女の子になっちゃった、ということで起こるドタバタラブコメ系の展開は、全身性感帯と化した体には縁遠く、クラスメイトたちのお触りに感じまくり、精神的にも怖い怖いといいつつも男たちを受け入れてすっかりセックス大好きなビッチな女の子になっていく過程を描いていきます。特に学校でみんなの肉便器と化してしまうところや、ボテ腹なのにいいわけしつつ売春していく姿にはかなり興奮させていただきました。前作同様、アヘ顔さらして求める淫乱っぷりがたっぷり見れるセックスシーンは見応えがありました。最後もこれだけ卑猥に攻めて落としておきながら、ラブラブセックスのハッピーエンドというのも良かったです。ストーリー的・キャラクター的にちょっと消化しきれてない部分とかありましたが、タクミ中心の展開でみればそれほど問題ないかと。あ、でもあの製薬会社の美人さんで担任にもなった田中さんにはもっと関わって欲しかったですね。エッチにも参加しなかったし。

短編二つのうち、「エロは文学！」の方は、「晒し愛」の話で出て来た映画研究会の女の子の話です。彼女は「TSF物語」の方でもちらっと登場しています。「一人ナベ×二人ナベ」は、家出少女が家にやってくる話で、これはハートフルな話でしたね。これらは単行本の中で、「TSF物語」の途中に挟んであるんですが、個人的には巻末にして欲しかったです。シリーズの間に挟まれると流れが寸断された感じがするので。

どれも「comic MUJIN」に掲載された作品で、しかも大幅に加筆修正されています。さらに、全部で30ページもの描き下ろしもありボリュームたっぷりです。あと、カバー下にはあとがき漫画があります。前回の問題もあったからか、今度は電子書籍化についてネタにした話とかもしてます。ここらへんの問題は簡単な解決策がないので悩ましいですね。

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